
内装や操作性の面で7よりも評判の悪い8ですが、下回りのフラット化では7よりも進化しています。

フロントコントロールアームにアンダーカバーが付きました。
リア回りでは、

リアコントロールアームにもカバーが付きました。
リア周りではもう一点追加になっています。それはタンクの前にもカバーが付きました。
 
これがそれです。左右タンクの外側についています。これによりフロアーパンパネルがタンクまでずっと覆うようになっています。
フロントとリアのコントロールアームアンダーカバーは7.5Rでも装着できました(フロントは要結束バンド)。このタンク横のカバーについては難しいかもしれません。それはフロアーパンカバーのリア側端の形状が8になって変わっていているからです。もしかしたら両面テープを使えば固定できるかも。
パーツ番号は5WA825101E(右)と5WA825102(左)になります。機会があれば(お金があれば)取り寄せて人柱になってみようかと思います。意外に高そう。
これだけフラット化をしているのに肝心のフロントアンダーカバーは変わらずこのまま。
 
オイルパン等の部分は剥き出しのまま。
私が装着したアンダーカバーだとサブフレームの手前までフラット化します。
 
ハイパフォーマンスモデルではフロント周りは変化していませんが、8の通常モデルのアンダーカバーが驚くほど進化していました。
 
これが8の通常モデルのフロントアンダーカバーです。
7のアンダーカバーよりもさらにリア方向に伸びてエンジンサブフレームまで覆い隠しています。つまりフロアーパンカバーまでフラット化しています。さらにマフラー部分も40センチほど覆うカバーが付いています。8の通常モデルでは、フロントとリアの中間部分までフラット化されていることになります。
7.5Rにサブフレームの手前まで覆うアンダーカバー装着して感じたのは、フラット化する事で空気の流れがスムーズになってそれがハンドリングに影響するという事です。私の場合はフラット化だけではなく、ボルテックスジェネレーターで流れを整えられたのも効果が強まった気がします(装着した段階でボルテックスジェネレーターがついていたので、アンダーカバーだけでどれくらい影響が出たのかは、不明ではあります)。
これだけメリットがありながら、VWがハイパフォーマンスモデルでのフロント下回りのフラット化に積極的でないのはどうしてなのでしょう。
大きなアンダーカバーを装着してみて思ったのは、やっぱり熱の問題かな。油温が5℃くらい上がっている気がします。それでもオーバーヒートまでは行かない温度。ただ夏場どうなるのかは気になります。またサーキットの場合は状況が変わってくるのかも。
ただルノーメガーヌRSはハイパフォーマンスモデルですが、フラット化がゴルフに比較して格段に進んでいます。フロントはもちろんのことリアのフラット化はレーシングカー並みではないでしょうか。
下回りをフラット化して、ボルテックスジェネレーターやシェブロンフィン、士別フィンなどで流れをよくすることはハンドリングや加速にかなりの影響を与えるのではないかと感じています。いくらウィングをつけても、下回りの空気の流れがスムーズでなければ、結局は上から押さえ込んでいるだけ。それだったら下回りの空気をスムーズに流して、リアからもスムーズに外に出してやることが大事ではないかなと感じました。
フロント周りはこれくらい。リア周りはデコボコだらけで、バンパーによるパラシュート効果もあるのでまだまだ改善の余地はありそう。それと前輪と後輪の間の下回りの空気の流れを整えることでどんな影響があるのかが気になるところです。
  Posted at 2025/03/30 22:13:55 |  | 
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