DUNLOP DIREZZA ZⅡ  

スポーツ走行を想定したハイグリップタイヤです。
納車時から履いていたため、エボに乗る上で基準となるタイヤになりました。
既に廃盤であるため今さらのレビューはナンセンスだと思いますが、後継タイヤの方向性、また、他のタイヤとも比較のため記しておきます。

街乗りオンリーで使い、約11年、約40,000km使用しました。
他のハイグリップタイヤとの比較はできませんが、街乗りで使うには余りあるグリップ力でした。
そのグリップ力のせいか、街乗りでは温まるまでは滑り出しはとても重く感じていました。

しかし、耐久性については良いと感じました。
使用期間は上記のとおりですが、残り溝はまだ3〜4mm。
他のハイグリップタイヤにも当てはまるかは分かりませんが、悪く無いと思います。

また、保管状況によりますが、
・冬季はスタッドレスタイヤに交換
・保管時はガレージ内
・洗浄、タイヤワックス塗布の上保管
で、硬化は当然進むものの、細かなひび割れに留まるなど見た目の劣化は少なかったです。

また、最近になって知りましたが実用的な機構があります。
それは、センターリブ上に摩耗の目安になる3種類の凹みが設けてあることです。
この3種類の凹みはそれぞれ深さが異なり、1番浅いのは1.5mm、2番目は3.0mm、3番目は4.5mmだそう。
新品時の溝深さは約7mmのようですので、最初の１つが見えなくなったら1.5mm減って残りは5.5mm。
２つ見えなくなったら3.0mm減って残りは4.0mm。
３つとも見えなくなったら4.5mm減って残りは2.5mmという目安になるものです。
スポーツ走行では、より便利な目安になるでしょう。
後継の現行モデルにもあるのだろうか？？

今後、スポーツ走行でもしない限りこの手のハイグリップタイヤは履かないと思いますが、燃費を無視すれば良いタイヤでした。