エアクリーナーボックス純正化

JAF規定のN車両化を進めてきましたが、唯一規定から外れていたエアクリーナー。
長らくお手頃価格の純正エアクリーナーボックスとパイプを探していましたが、ようやく入手できました。

不足していた周辺部品も入荷したので、綺麗に掃除して取り付けます。

掃除中にグラグラしていた蓋がありました。
なにかと思って開けてみたら、ブローバイのオイルキャッチタンク的な部分でした。
隔壁で油煙を捕まえるようになっていて、よく出来ています。

でも、これがこんなに簡単に外れてはイカンのでは？？

何か接着剤のような物でくっついていたような痕跡がありましたが、蓋に穴あけして、ネジで固定してみました。
これで勝手に外れるような事は無いでしょう。

「純正エアクリーナーは、ラジエーターの直後にあるので吸気温度が高くなる」という記事を見かけ、走行後の純正エアクリーナーボックス取り付け位置周辺の温度を体感してみると、確かに熱いです。
ラジエーター直後だから熱いというより、熱くなったクーラントが通るパイプが純正エアクリーナーボックスの真下に来ます。
どちらかというとこっちが吸気温度への影響が大きそうな感じです。

エンジン直上を通るパイプも熱の影響を受けそうです。

聞いてしまうと気になってしまうので、断熱シートを巻いてみました。
気持ちの問題です。(笑)

ステー類が全て撤去されていたので、新品を取り寄せました。
取り付け位置を確認。

１つはここ。
なんでこんなとこで共締めにするかなぁ。(苦)
サーモスタットが収まるこの部分。
ネジを緩めるとクーラントが出てきちゃうじゃないか...

以前にサーモスタット交換した時、ガスケットからクーラント漏れが治らず、難儀しました。
ナット2箇所とボルト1箇所。
今回、このステーの存在を知り、クーラント漏れが止まらなかった理由が、ボルト箇所のネジ長がこのステーの厚さを勘案してあり、ステー無しではネジが長過ぎて締結力が働かなかったと分かりました。
あの時、このステーの存在を知っていればワッシャーでも挟んだのに...

クーラントが出てこないように気を遣いながらネジを外し、なんとかステーを取り付けました。
クーラントの漏れも無し。

もう1箇所はここ。
穴位置は合ってるけど、奥側に吸気を拾っている何かのセンサーが付いたステーがあります。
これのせいで↓

取り付け面が段になっています。
今回取り付けのステーの上に既存ステーを乗せるのかな？と思ったけど、そんな切り欠きはありません。

パーツカタログで調べたら、こんなステーは無い。(笑)
前オーナーさんの自作と分かり、即撤去。
先っちょに付いてたセンサーは、エアクリーナーボックスの本来の位置に取り付けて解決。

無事に取り付けが完了しました。
良かった良かった。

締め忘れ点検をして、エンジン始動。
吸気漏れが無いことを確認してから、試乗してみました。

数値で出せないのが残念ですが、確実に低速トルクが増しました。
登坂時の回転の落ちが格段に改善されています。
ボックスが付いたからでしょうか？？
今までより一段上のギアが使えるほどです。
しかも静か。(笑)
タービンの回る音がヒュンヒュン聞こえるようになりました。

これでN車両化も完了。
静かになったし、目指した仕様が完成しました。