20100319 三度目の滝山城1
投稿日 : 2010年03月22日
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東京都八王子市丹木町にある滝山城に行ってきました。
多摩川の河畔にある加住丘陵に造られた、東西約1㎞,南北約1.5kmにもなる戦国時代の平山城です。
今回でこの城を攻めるのは、三度目です。
この「城攻めコース案内図」は、「よみがえる滝山城」という本に付いていた付録です。
今回はこの図を参考にしました。
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周辺の道路から見るとただの山にしか見えませんが、とても規模の大きい空堀や土塁、虎口の遺構が良好な状態で残されています。
これは、三の丸下の空堀。
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これは、小宮曲輪下の空堀。
滝山城は武蔵国守護代 大石氏の築いた城ですが、築城当時は現在見られるような巨城ではありませんでした。
後北条氏の三代目の氏康の次男 氏照を養子に迎え、完全に後北条氏の支配下に入って以降に関東地方の東部方面司令官に相応しい居城として拡張された結果です。
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小宮曲輪下の空堀。
多摩川の造り出した崖に守られた丘陵東側と違い、西側斜面は緩やかで防御には適していませんが、そこに堀を穿ち、土塁を設け、切岸は10m近い断崖になっています。
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小宮曲輪下の空堀。
小田原城の総構えもこんな感じだったんだろうね。
俗に氏照のことを北条氏照と言いますが、氏照は北条と名乗った記録は無いそうです。
氏照は武蔵国守護代 大石氏に婿入りしていますので、大石氏照と名乗っていたようです。
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昨今の戦国武将ブームのお陰で、城跡を訪れる人も増えているそうです。
石垣や天守のある近世城郭だけでなく、無骨な中世城郭にも興味持たれる方も多いようです。
ここは、小宮曲輪から山の神曲輪への通路ですが、以前来た時は藪の中に細い獣道があるって感じで、好きでなければ遠慮したくなる感じでしたが、ご覧の通り邪魔な木は切られ、笹や下草も綺麗に刈られてます。
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山の神曲輪です。
ここも以前来た時には、木が生えている以外は一面笹藪で、景色なんか葉の隙間からチラチラ見える程度でしたが、藪は刈られて綺麗になっています。
景色はどうか?と思いましたが、この先で今まさに作業中でしたので遠慮しました。
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二の丸南側の空堀。
滝山城の中で二の丸の防備が特に固く、堀底からの切岸の高さは一番高いところで15m近くあります。
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