これは2015年6月20日から7月1日にかけて初夏の北海道を駆け抜けてきた旅の記録です。新たな愛車、壮大な景色、みん友さんとの出会い、全てが詰まった"思い出"と言う名の旅行記になります。そしていつもどおりの長文です。
6月24日水曜(北海道編"移動")
ダイジェストの日記はコチラ。
この日のルートマップはコチラ(巻末の地図が別ウィンドウで開きます)
疲れているか、今までで一番熟睡できた気もします。そんな睡眠から醒めたのは
3時。のそのそと車の外に出てみると、
本日も曇天なり。
車中泊でお世話になった
道の駅 ルート229元和台。
同じ様に泊まっていた車はZ4クーペを入れても3台と、
ここの道の駅は穴場かもしれません。
それにしても、
夜中に雨が降った様でした。
水玉模様の汚れたコーティングが完成ですね(涙)
せっかく雨に打たれないように逃げてきたのに・・・。
気を取り直すために海を眺めます。
奥の島は奥尻島でしょうか?
海岸線を街灯が演出していて良い感じ。
顔を洗い、車内の準備を終えたら道の駅より出発しました。
15年初夏 北海道ドライブ5日目スタート!
今日は天気が良ければ海岸沿いをグルっと走って
道南地方を一周するつもりでした。しかし、今にも降り出しそうなこの天気では道南にいてもあまり面白くもありません。
とりあえず函館方面まで行ってみて、それから考ええてみますか。
道の駅を出て
R229を南へ。そして
函館方面に向かって進み出しました。
出発してスグに雨が降り出します。
乙部町を抜けて
R227にぶつかったら左折、
中山峠を越えて
函館方面へ。
道中にハイドラのチェックポイントにもなっている
鶉ダムがあるので寄ってみます。
道路はウェット、山には低い雲、細かい雨・・・。
ダメですね。
ここで早くも道南に見切りをつけることにしました。観光地も多い道南、いつでも来られるさ。
結局、今ドライブでは道南を再び訪れることはありませんでしたが、やっぱり晴れた時に観光地や海沿いをドライブしたいですよ。
と言うことで、
昨日の来たばかりの道南より脱出です!
まずは
燃料補給を。
中山峠を下りきり道なりに国道を進むと
函館上磯線"産業道路"に接続します。早朝で交通量が少ないので朝から開いているスタンドを探しうろうろ。
なんとか給油を済ませたらいよいよ
脱出開始!R5を北上しました。
道路100選の赤松街道を走る。
信号あり、市街地にあるのでちょっと残念かな(苦笑)
脱出の前に寄り道してみます。R5から外れて適当な道を進むと
それはありました。
新函館北杜駅。そう、
北海道新幹線の駅です!!
来年、
2016年3月に開通予定の北海道新幹線。その
新駅なので、
わくわくしながらたどり着いたら・・・
あれ?駅舎以外まだ何もないですよ?
開業まで後1年もないのに大丈夫なのかしら。要らない心配をしてしまいますね(苦笑)
新駅の確認を終えたらR5に復帰、脱出再開です。
大沼公園横を通りぬけ、
森町にある
道の駅 YOU・遊・森でトイレ休憩を。
国道に隣接しているので、多くの車中泊する車両やトラックがいました。
北上します。
R5は
札幌-函館間を結ぶ大動脈。そのため交通量も多く、ちょうど通勤時間帯に差し掛かっていた事もありピリピリした空気のなかで運転しました。
車列ができていてもお構いなしにブチ抜いてく車も(汗)
のんびり運転していると煽られるので、まわりに合わせてハイペースでドライブ。
R5と平行してJR函館本線が走ってます。時には列車にも追いぬかれたり。
ワンマン列車の方が速いです(笑)
速いペースの車にくっついて快調に進み、
昨日も走った区間まで戻ってきました。
ほぼ脱出したようなもの。
問題はこの後の進路です。殆どの車は
長万部よりR37に流れて室蘭・苫小牧方面に向かいます。
ですが、
そのルートは(逆方向ですが)前日に走ったので、あまり気が進みません。
んー・・・
そうだ!ウニを食べに行こう!!このまま北上を続ければ
積丹半島までいけますし、6月よりウニ漁が解禁されてもいるので、丁度食べごろなのです。
と言うことで
長万部より先もR5を進みました。
一気に交通量が減るので取り締まりにビクビク(爆)
黒松内町市街を通る
道道9へスイッチしたら、
日本海側のR229まで出ました。
積丹半島目指して海沿いドライブ♪
曇ってはいても海沿いを駆けるのは気分がイイですね!
道の駅 シェルプラザ・港でトイレ休憩。
この道の駅は車中泊する車が少ないポイントです。近くにコンビニもないのが原因かも。
岩内市街へ入ると小雨が降り出して来ました。そんな雨にもメゲズに
R229を北上です。
泊村から
神恵内村に入ったところで
道路橋脚と海が見渡せるポイントがあるので足を停めてみます。
ここからの眺めは北海道ドライブ決行予定ブログにも載せましたね。
いい景色です。
道路が険しい崖スレスレに造られているのがよく分かります。
神恵内村まで来ました。
いよいよ積丹半島のメインステージ神威岬へ、と普通は思うところですが
今日は曇天。
当然ですが岬まで行っても景色は望めませんよね。
だったらどうするか。
海から山へ。
道道998 トーマル峠を越える道を選択です!
トーマル峠は
積丹半島を縦断している唯一の道路です。
以前、災害で神恵内村の先でR229が通行止めになった時は、
この道がライフラインになった事もあります。
普通に観光で北海道に来ている場合、まず通ることのない道路ですね(苦笑)
晴れた神威岬は去年行きましたし、今日は曇。こう言う選択が出来るのも天気が悪いからでしょう。
神恵内市街から先は
山道をグングン登ります。
道路も広く快適山道♪交通量も皆無で、楽しくドライブ。
標高が上がると
シェルターと呼ばれる
覆道区間を走るようになります。冬場の雪害対策でしょう。
そんな
覆道区間の途中に交差点と出口用の門があり、
覆道の外へ行ける道につながっています。事前に知っていないと確実にスルーしてしまう所、そこから覆道外へ
その道を登ると
神恵内2000年の森公園があります。。なぜココに来たかというと、その
公園駐車場からは覆道を上から見下ろせるからなんです。
蛇行する覆道。その途中に出口(コンクリの門)があります。
写真に写っている様に、
フェンスで整備された歩道があるので歩いてみました。
覆道の上を歩く。
写真だとわかりづらく、伝えきれていませんが
履道そのものの上を歩くことができる珍しい場所なのですよ。
この歩道は両古美山の登山道につながっています。
履道(シェルター)を外から眺めます。
かなり
マイナーなスポットだと思うので、他には誰もいません。携帯の電波も怪しい感じで、ひっそりと楽しむには良い場所でした。
この公園からは他に
当丸沼や
当丸山への登山道もあります。夏山シーズンでは多少人気があるのかもしれませんね。
観光ガイドにも乗らない神恵内2000年の森公園から覆道を眺めて満足です。
覆道に戻る道は
傾斜と
カーブがかなりキツく、登りは問題なかったのですが
下りではフロントリップを軽くコスってしまいました(涙)
気を取り直して
履道へ。
トーマル峠を越えて古平町側へダウンヒル!
楽しいぞ♪
シェルター内の閉鎖された空間は、視界から得られる速度感を高めて、
ガンガン下りを攻めている気分にさせられます(笑)
トーマル峠を走り終えると古平町より
R229へ合流。右折したら隣町の
余市町に
ウニを食べに行きます。
余市町の
道の駅 スペース・アップルよいち駐車場にZ4クーペを駐めたら、駅近くの
柿崎商店2階 海鮮工房さんへGo!!
時刻は10:30。数組の先客がいるだけでした。
ウニがあることを確認したら神速で注文しました(笑)
待つことしばし、
約一年ぶりのウニ様とご対面ですよ!!
ウニぃぃぃい!!!!
赤カップうに丼(基本は時価・この時は2460円)
いただきます♪
ウニを一口・・・
濃厚でとろけるお味に感激。美味しい。
赤ウニとは
エゾバフンウニの事。濃ゆい味が楽しめるそうです。そして
カップは
塩水ウニの事を指します。なので今回いただいたのは
塩水エゾバフンウニとなります。
大・満・足!
道南を脱出してここまで来て正解でした。
今日はもうこれで終わってもいいや、
なんて思えるくらいに満足してますね(笑)
ごちそうさまでした。
海鮮工房さんを後にしたら
道の駅に戻るのでした。
駐車場に戻ると満車状態。
ここで
今夜は宿を取ることにしました。そろそろ
足を伸ばして眠りたいです(笑)
ところがアプリで近場の宿泊施設を検索するもなかなか空きがありません。
札幌圏内なら有ることは有りますが・・・
都会は田舎モンには不釣り合いなので避けたい所(
運転しにくいのが本音w)
んー・・・なんとか1部屋だけ空きがあった
旭川の宿を予約しました。
と言うことで今居る
余市町から北海道の真ん中当たりにある
旭川市街地まで進むことになりました。
道の駅を出発。
R5を東へ。
小樽市街手前で後方から
真っ赤な車が迫ってきて、片側2車線になった瞬間に追いぬかれます。
現行
Z4(E89)だ!派手な
GTウィングに
4本出しマフラー、19か20インチ・・・お金かけてますねぇ。
派手派手なZ4は快音を響かせながら飛ばして行きました。ちょこっとだけ追いかけますが、
追いつけない(汗)
うーんE89もカッコイイなぁ。myZ4クーペ(E85)よりシャープな目つきで厳ついですよね。横からのフォルムはE85の方がエキゾチックと言うか芸術的な気もしますけど。
E89を追いかけて
小樽市街へ入り、途中で小樽運河裏の道へスイッチ。
北海道上陸時に記念撮影した小樽運河レンガ倉庫前を通過すると、
1日目と同じルートで札幌近郊を迂回するルートを走りました。
ただ、このまま1日目と同じルートを走り続けるのも面白く無いので
石狩市でR231へ。
日本海側を少し走ってから旭川を目指す事にします!
徐々に雲が晴れてくるなかドライブを続けると、
海岸線を見晴らせる景観ポイントがありますので、車を停めて。
好天してきた事もあっていい眺めです!
海岸線と風車、相性いいですよね。
石狩市厚田区より
道道11に右折。海沿いを離れて山の中を進みながら
旭川を目指しますよ。
北海道県民の森の間を抜けるルート。行き交う車はほぼ皆無なので、元気に山道を駆け抜けました。
爽快です!
Z4クーペで駆ける北海道の高速ワインディングは本当に気持ちが良い。多少荒くハンドルを操舵しても追従してくれるこの車は、
ウデのないドライバーでも速く走れていると錯覚させてくれますね。
R451まで出たら更に内陸側へ。荒れた路面を走り抜けて山道が終わりを告げようとした頃、
空は晴れて来ているのでした。
青空、気持いいー!!!
んっと、
ひょっとしてこの地方は朝から晴れていたのかな?そんな疑問を抱きながら走り、
新十津川町でR275へ。
1日目ではスルーした
雨竜町の
道の駅 田園の里うりゅうでトイレ休憩をしました。
どうもこの地方は朝から晴れていた様な感じです。天気予報は当てになりませんね(苦笑)
旭川を目指します。
休憩した
道の駅から
深川市街を抜ける
道道47へ。せっかく晴れているので宿に行く前に景色を眺めに行ってみましょう。
深川市街で
R233へ右折。
道の駅 ライスランドふかがわ横を通過して
道道79へ。丘を駆け上がると
戸外炉峠に到着します。
まずは
トトロ峠にある"
ネコバス"と
記念撮影(笑)
今年も会いに来ましたよ♪
お次は
トトロ峠駐車公園から
景色を堪能です!
開放感抜群。
深川市街とその周辺の農村風景。
道東のように地平線まで見えなくとも、素晴らしい景色には違いありません。
トトロ峠から下山したら交通量の多い
R12へ。そのまま
旭川市街まで進み予約した宿に
チェックイン。本日終了です。
チェックイン開始の
15時に到着。今夜お世話になるのは
天然温泉 神威の湯 ドーミーイン旭川さんです。
用意していただいたお部屋。
やっほう!ベッドだ!!
ばふっ♪
思わずベッドに飛び込んでゴロゴロしちゃいました(笑)
少しまったりしたら、
温泉につかって一息です。チェックイン時間が早かったので、
当日の一番風呂をいただけました。
温泉から上がると部屋に戻り夕食のお店を検索検索。早い時間から営業している居酒屋は・・・っと。
17時前に旭川の街中へ繰り出しました。
まずは腹ごしらえです。宿から目と鼻の先にあるコチラのお店に入ってみます。
北の酔い処さん。
16時からお店を開いているので、気兼ねなく入ることが出来ますね。
サッポロクラシックで独り乾杯(笑)
他にお客さんが居ないので、
独り宴会状態です。
メニューを見ながら適当にオーダー。
羽幌産の甘エビ(左)が、あま~い♪
ビール片手に、料理をつまみながら
当日の日記を書きました。
ごちそうさまでした。最後まで他のお客さんが来ることがなく、のんびり夕食を満喫出来ましたよ。
お店を出たら、そのまま
旭川駅前散策へGO!カメラを持ちながら街歩き、
コレも旅行の楽しみです。
国道の信号機、へんな"
カバー"が付いて
イヤラシイw
駅前の歩行者通り、夕方で賑わっていました。
そして
旭川駅に到着です。
駅舎が立派で広いですね。そして綺麗。
駅舎内をウロついたあとは
南口から外へ出てみると、駅前広場に花壇、そしてお散歩できるようになっていました。
傾いた太陽の光を浴びる花々。
旭川駅南側に夕日を添えて。
散策が楽しくて気が付くと
18:30を過ぎていました。そろそろ宿に戻りましょうか。
帰る道すがら、
国道の案内看板を眺めます。
網走まで217kmかぁ・・・。遠いのか近いのか。
宿に戻ったら2度目の温泉でリラックス。撮った写真を見たり、電話をしたり、みんカラチェックをしながら旭川で迎える夜は更けていくのでした。
明日の予定は
道北へ行こうと考えていますが、天気予報ではこの晴れは今日までだそう。天気予報を信じるべきか否か、朝起きたら考えよう。
今夜は足を伸ばして、広いベッドで横になって、グッスリ眠れるぞ(笑)
本日の走行ルートと旭川散策マップ。
詳細なルート。
走行距離 533.6km(747Pro)
活動時間 11時間18分(747Pro)
※移動時間・停止時間を含む
6日目につづく