これは2015年6月20日から7月1日にかけて初夏の北海道を駆け抜けてきた旅の記録です。新たな愛車、壮大な景色、みん友さんとの出会い、全てが詰まった"思い出"と言う名の旅行記になります。そしていつもどおりの長文です。
6月29日月曜(北海道編"小樽へ")
ダイジェストの日記はコチラ。
この日のルートマップはコチラ(巻末の地図が別ウィンドウで開きます)
今回のドライブ最後の車中泊。結局のところ、快眠出来るレベルには達しませんでした(苦笑)
次回までに要改善ですね・・・。
そんなこんなで起きたのは
2:40。時間で言えば
深夜ですが、車の外にでると
朝を迎えようとしている青空が。
ん!?青空!!?
おーーーまさかの
晴天です。
実質的な最終日、やっと朝から晴れてくれました!
昨日の夕焼けに願った思いは叶ったようです。
出発に向けて準備をします。もう車中泊の予定は無いので、出来る限り荷物をトランク側へ入れますよ。そして顔を洗うために道の駅施設に向かったりしている時に気が付きました。
異様に車中泊している車が多い事に。
一晩お世話になった
道の駅 てしお。
Z4クーペを入れて
30台以上。今まで何度もこの道の駅で車中泊をしてきましたが、
今回が最多台数です。近くの国道沿いにコンビニが出来て利用者が利便が良くなったからかしら?
何にせよ定宿の道の駅なので、
問題事が起こらないとイイですね。
準備を終えたら
道の駅を発ちました。
15年初夏 北海道ドライブ10日目スタートです!
明日、
6月30日の小樽発のフェリーで北海道を離れることにしています。なので今日は
日本海側を南下して
小樽を目指すのみ。せっかくの晴天の道北なのでもったいない気もしますが、コレばかりは仕方ないですね。
気温8度の
天塩町より
R232を
留萌方面に向けて走り出しました。
遠別町に入ると国道から農道に分け入ります
。より海岸に近いところを通っている開拓農道町道浜更岸線へ。
海沿いの牧草地帯を明けゆく空を横目にのんびりドライブ。
風車と朝焼けの空。
清々しいまでの天気に少しばかり心躍る、そんな夜明けです。
風車と絡めて。
ボディに付いた
朝露が気温の低さと夜通しで快晴だった事を証明してますね。
開拓農道や周辺の道を流します。
やがて
東の空が明るくなり、
その時が近づいてきました。
ラッピングロールと共に日の出を待ちます。
4時過ぎ、丘の向こう側より
太陽が顔を出すのでした。
おはようございます!
昨日、
利尻島沖に沈んだ太陽がグルっと一周して再び北の大地に光を届けに来てくれた、そんな瞬間です。
無事に
日の出を拝むことも出来ました。最後は
朝日に照らされたラッピングロールを撮ります。
さぁ行きますよっ!
朝焼けから日の出までを堪能。
遠別町市街地まで進み、国道に復帰して
南進再開です。
相変わらず高速道路のような
R232を快走。
初山別町に入ったら道の駅隣の
みさき台公園へ行きました。
高台から見下ろす海岸線は素晴らしい眺めですよ。
んーっ!気持イイっ!
昨夜からココに泊まっていれば、快晴のもと満天の星空に美しい日の出まで楽しめたかもしれませんね。
残念な事に快晴だったのはこの辺りまででした。みさき台公園より南側は
灰色の空が待っていたのです。悔しくて写真すら撮ってませんよ(苦笑)
羽幌町に入る頃には
曇天。そのまま進み、留萌手前では路面が濡れていました。
雨雲に向かって進んでいるようです。
もう1日分余裕があれば道北の北部に留まって・・・悔やんでも仕方がありません。先へ進みました。
留萌市街を抜けると
雨が降り出しました。
R232から
R231に変わり、引き続き日本海側を南下。
増毛町を越えて
雄冬岬へ。途中で
白銀の滝を見ておきます。
かつては海に直接流れ落ちていた滝ですね。
年中工事を行っている
雄冬トンネルを抜けると
石狩支庁、
道央に入りました。
雨は止みましたが曇天模様。それでも
石狩市浜益にある
ラバーズオーシャンに寄り道してみますが・・・
ハートの石碑の向こうには霞んだ空間しか見えませんでした(苦笑)
ハハハ(汗)寄らなければよかったよ。
ずんずん南へ進むと、やがて視界が開けて
石狩平野に入ります。札幌近郊までスグです。
それまで快適道路だった国道も片側2車線となり、
交通量も増えてきました。
R337にスイッチして
小樽方面へ。運悪く朝の通勤時間帯に突入してしまったために、
車も多くみなさん運転もピリピリしてます(汗)
迷惑にならないように頑張って走ります。
小樽市銭函で
R5に合流後は
西へ。相変わらず車が多く、楽しいとは言えないドライブが続きます。
・・・
なんとか
目的地の小樽市街地に到着。北海道ドライブ最後の夜は小樽の街で宿泊にしているのですが、
予約した宿のチェックイン開始まで6時間以上あるので時間調整で
ぶらぶらドライブしましょう。
まずは隣町の
余市町まで行きますよ。
R5をそのまま走り続けると
余市町市街地へ着きます。
道の駅 スペース・アップルよいちの駐車場に車を駐めたら
ニッカウィスキー余市蒸溜所へ行ってみました。
受付を通り、蒸溜所内へ。
以前は受付で名前と住所を書いていたのですが、今やそれもなく。よほど訪れる人が多いのでしょう。
久々のウィスキー蒸溜所見学だぁ♪と思っていたのですが、去年の10月に来ていたので、それほど"
久々"ではありませんでした(笑)
まずは
蒸溜棟へ。
ポットスチルと呼ばれれている単式蒸溜器。モルトウィスキーはこれで2回蒸溜してとり出すそうです。
世界でも
石炭直火で蒸溜しているのは
この余市蒸留所だけでして、運良くその"
石炭をくべる"作業に立ち会うことが出来ました!!
ポットスチルの御釜の下、観音開きの扉を開けるとメラメラ燃える石炭が。
平スコですくった
石炭をくべます。
見ているコチラまで熱が伝わってきますよー。
イイものが見られました♪
蒸溜棟のあとは順路通りに見学しますが、他の観光客も多いので途中から順路を放棄(爆)
ぷらぷら所内を歩き回ります。
ウィスキーを熟成させる
樽が運ばれてくるのを激写!
製樽棟で作られた樽でしょうね。
ウィスキー博物館も見学です。
シングルモルトウイスキー"余市"
余市は結構好きなウィスキーなのですが、原酒がつきてしまったとか・・・残念です。
昔のウィスキーなども飾れていましたよ。
最後に
売店に行ってみましたが、
超高級なウィスキー以外はほぼ完売状態でした(苦笑)
ドラマが終わってもブームの勢いは石炭の様にまだまだ燃え続けるのでしょう。
余市蒸留所を後にしました。
ここから少しばかり歩けば
柿崎商店さんに行けるので、少し早いですが2階の
海鮮工房さんで昼食タイムにしました。
開店と同時の
10時に入店!
今日はどのウニ丼にしようかな・・・
あれ?
いつもウニの種類と値段(時価)が書かれた
札があって、それを見て決めていたのですが、
ヒトツもその札がありません。
海鮮工房さんは先会計のシステムなので、店員さんに聞いてみたところ
"今日はウニ、入ってきてないですよ"
とバッサリ( ;∀;)
仕方がないので
磯丼を頼むのでした。
待つことしばし。
プリプリの貝類がのった丼とご対面です。
磯丼1110円。
ホタテ・
ホッキ、
ツブの3種がのっていました。
いただきまぁす!
美味しいです。
コリコリの食感の
ツブ貝、シコシコした歯ごたえに程よい甘みの
ホッキ貝、溶けるような甘さの
ホタテ。
どの貝も(゚∀゚)ウマウマ
ウニを食べそこねましたが、コレはコレで満足ですよ。
お腹いっぱい、ごちそうさまでした。
再び余市蒸留所の横を通りながら
道の駅まで戻りました。
平日なのに満車の道の駅。
ほとんどの車が余市蒸留所を見学する人のものですね。
余市に着いてからだんだんと晴れ間が広がってきていました。
よしっ!積丹半島へ行ってみよう。そう決めて
道の駅よりさらに
西へ向かって走り出します。
が、
余市町市街地から離れると途端に雲が厚くなってきました。2つほどトンネルを過ぎた所で
パーキングに退避。
ちょうど
ローソク岩が見えていました。
このまま行っても積丹の地は晴れているのかな?そもそもチェックインの時間を考えると散策していられる時間は無いのでは?
積丹半島は諦める事に(苦笑)
ローソク岩が見えていたパーキングから
反転。再び
余市町市街へ戻ります。では他に寄れそうなところは・・・
そう言えば
余市町の隣接する
赤井川村に
新たな道の駅が出来ていましたね。行ってみましょうか。
余市町市街から
道道36を南へ進み冷水峠を越えると
赤井川村です。村の中心街よりさらに進んで、
R393との交差点に
道の駅はありました。
道の駅 あかいがわ。
2015年4月にオープンしたばかりの出来たてホヤホヤですぞ!
道の駅内はわりとシンプル。食券型のレストランと売店、あとアイスクリーム屋とパン屋がありました。
新しい道の駅は建物も綺麗で、
ごちゃごちゃしてない事でのんびり出来ますね。
プチッとお散歩出来るようにもなってました。すぐ隣は水田ですよー。
道の駅を出発したら
R393を使って
小樽へ戻ります。
ゆったり走っていると、後ろから
ランサーエボリューションⅩが迫ってきたので左によって
追い抜いてもらいました。
そして追いかけます(笑)
毛無峠に向かっての登り。
・・・追いつけません。その内にカーブでテールを見ることも出来なくなってしまいました。
やっぱりエボは速いっすなぁ。
ところが
毛無峠を越えて
小樽側へ下りだすと天気が急変。
一面濃霧の世界に!
あっという間に追いつきました(笑)
前後の
フォグランプを点灯、安全運転で下ります。海からの風が山にぶつかっているので、山越え区間は霧が発生しているのかもしれません。
小樽市街まで下りてくると
霧は晴れますが、
空は曇。後は小樽散策だけなので、
晴れてなくてもいいですよ!とふてくされ気味(苦笑)
小樽運河近くを進みます。平日ですが
多くの観光客であふれていました。
大挙して横断歩道を渡るのは
外国人観光客。
一度フェリーターミナル駐車場に駐めたら、荷物の整理を行います。その後はターミナル近くの
コイン洗車場で汚れきった
Z4クーペを洗車(高圧水による表面の泥落としのみ)です。
おつかれさま、Z4クーペ。
洗車傷を付けたくないから高圧洗車だけで許しておくれ。
帰ったら丁寧に手洗いするからね!
少しだけ綺麗になった愛車と、ここまで走って来られた達成感を噛みしめましたとさ。
14:40。少し早めに予約した宿に向かい
チェックイン。本日終了です。
今夜お世話になるのは小樽での定宿、
天然温泉 灯の湯 ドーミーインPREMIUM 小樽さん。良く利用しているので
外観の写真を撮り忘れました(爆)
用意していただいた部屋はコチラ。
ちょっとリッチなツインルーム♪
窓の外は
小樽駅前が見えました。
荷物を置いたら速攻で
温泉へゴー!早めのチェックインのおかげで
1番風呂にありつけましたよ(笑)
湯槽につかってひと息。
もうこの旅も終わるんだなぁ・・・。
温泉でリフレッシュ。部屋に戻りベッドでゴロゴロしながら
日記を書きました。
16時頃、小樽市街の散策&お土産購入に出かけます。もちろんカメラも忘れずに。
宿の目の前の通りを海側へ進めば
小樽運河に到着します。
有名なポイントの反対側より運河を眺めました。
トコトコ歩いて向かい側、観光情報誌などでもよく見る方へ。
人が多いですね。景色云々よりも観光客の多さに驚くのが小樽かも(笑)
小樽運河を見終えたら
堺町通へ。西から東の端"
メルヘン交差点"までお土産を書いながら歩きました。
これは
ルタオ本店の建物。
ちょうど
17時を過ぎたので、夕方の小樽散策もココで切りとしましょうか。両手にお土産を持ちながら、小樽駅隣の宿まで戻るのでした。
ちなみに
堺町通のメルヘン交差点付近より小樽駅までは20分前後かかります(汗)お土産を持つ手が痛くなりましたね。
お土産を車のトランクに押し込んだら、お次は夕食タイムです。向かったのは宿よりスグの場所にある"
ラーメン屋"
ら~めん 渡海家さん!今回で3度目の入店です。
小樽といえば
お寿司・・・なのですが、
昨年食べたこのお店のラーメンが衝撃的すぎて忘れられないので今回もおじゃますることにしたのです。
決してお寿司屋さんや海鮮屋さんを探すのが面倒だったからではありませんからね(笑)
カウンターのみの店内、入口に近い端の方に座り注文です。
待つこと数分でお目当ての
ラーメンが目の前に!
味噌ラーメン780円。今回初めて味噌を注文してみましたよ!
いただきまぁす♪
スープをひと口・・・うまっ!
幾つものダシと白味噌の味がベストマッチ。ジューシーだけどカリッと焼かれたチャーシューも美味しく、ラーメンに合ってます。
一気にガッツクと言うより、
スープのひと口ひと口を楽しみながら食べられるラーメンって感じですね。
そしてサブメニューで頼んだのが
鰹めし。
一番ダシで炊きあげたご飯にカツオの身がのっています。
出汁の味が口に広がる感じがおいしいご飯です。これだけでも十分なのですが、やってしまいました。
レンゲに
鰹めしをすくい、そして残った
ラーメンのスープに漬けて・・・
コレが激旨!!白味噌スープとの相性が抜群。
最初からスープ浸しで鰹めしを食べればよかったと思うくらいに
ウマイです。
ラーメン・めし共に完食。
ごちそうさまでした。
本当に美味しかった。大満足です。語彙が少なく上手く表現できている自身はありませんが、
とにかく美味しかったのです(笑)
満腹の幸せを手に入れてお店を後にするのでした。
一度宿に戻り日記をアップ。しばらく休憩をしたら
小樽の街夜景を撮りにでかけました。
ライトアップされてからが
本領発揮の小樽運河!
やや空がまだ明るいですが、
ノスタルジーな感じが出てきましたね。
少し移動して別アングルで。
いい雰囲気ですよね。夜のお散歩にはもってこいの場所だと思います。
夜の
小樽運河は観光客もだいぶ減りますが、それでも今年は多い方でした。
運河沿いから離れたら
歴史的建造物を見に行きます。こちらもライトアップされているので、
見応えはありますよ。
最後に
旧手宮線跡を。
三脚を持ったままコンビニへ(笑)買い出しを済ませたら宿に戻りました。
2度目の温泉でリラックスタイムに突入♪お土産を買う時に購入して置いた
おたるワイナリービールを飲みながら、15年初夏 北海道ドライブ
最後の夜は更けていきました。
北海道じゃらんと銀の匙が酒の肴(笑)
本日の走行ルートと小樽散策マップ。
詳細な走行ルート。
走行距離 367.7km(747Pro)
活動時間 11時間7分(747Pro)
※移動時間・停止時間を含む。
11・12日目(最終話)につづく(制作中)