これは10月24日から11月1日まで、晩秋の北海道を駆け抜けてきた旅行記です。大荒れの海に快晴の大地、プチオフに硫黄の世界、すべてが楽しかった旅の記憶。いつもの様に長文にてお届けします。
10月30日(金曜) 道内最終日編
ダイジェストにもなる当日の日記はコチラ。
詳細なルートマップはコチラ(末巻の地図が別タブで開きます)
雨がボディに当たる音で起床したのは3時。昨夜の就寝前は星空が見えていましたが、いつの間にか
雨模様となってしまってます。
2シーターの狭い車内で身体をよじらせながら出発の準備しました。ド
ア開けて作業ができないので、寝袋を収納したり、着替えたりが大変です(´;ω;`)
なんとか走行出来るようにして、
道の駅を出発したのは
3:30を過ぎていました。
15年北海道ドライブ7日目スタート!
明日(10月31日)のフェリーで北海道を離れます。ですので今日はフェリーターミナルがある
小樽に向かうだけです。実質的な
北海道ドライブ最終日になりますね。
宿は既に予約済みなので、チェックインの時間までに着いていればオッケー。だったらこんな雨のなか、早朝出発しなくても良いような気もしますが・・・。
気温は5度。目の前は車中泊でお世話になった
道の駅 縄文ロマン南かやべです。
道の駅を出たら
R278を北上します。
夜明け前で雨。
ドライブするには一番つまらない状況ですね。
レイニークルージング。
鹿部町を抜け、
森町に入る雨は弱まります。
R5にぶつかったら右折し
更に北上を始めると、雨は完全に止みました。途中のコンビニで朝ごはんを購入しつつ運転を続けます。
右手に
噴火湾が見えてきた頃には、雲が取れて星
空が広がっていました。これはツイてます!夜明け前に夜景を撮っておくことに。
八雲町に入ってスグ、国道から
落部漁港に向かう道路に車を駐めてみました。
Z4クーペと漁火。
ガードレールがちょっと邪魔をしてますが、ロケハンも無しの飛び込みで撮影しているので、致し方なしですね。
南には今しがた走り抜けてきた森町の灯火が。
朝と夜の"間"の世界。
肉眼では視認できませんが、撮った写真をカメラのモニタで確認していたら
駒ケ岳が見えていることに気が付きました。
人工の光と朝焼け前の駒ケ岳。
冠雪した駒ケ岳。純粋に美しい。
深夜に降った雨は標高の高い山々では
雪だったようですね。
最後に愛車と駒ケ岳とのコラボ♪
自己満足ですが、なにか(笑)
雨上がりの澄んだ空気のおかげで、
綺麗な朝焼け前の夜景を見ることが出来ました。
R5に復帰したら
北上再開。
時間が経つほど交通量が増えてきますね。夜明け前のドライブです。
明るくなる東の空。ドコかで
日の出を見ることが出来ないかと探しながら進みます。
八雲町市街を過ぎた所で国道と並行する道路を見つけたので思い切って入り込んでみました。
その道路から防波堤を越えて海側へ出られる場所があったので、車を駐めたら海岸へ。
噴火湾越しに綺麗な朝焼けが始まっていました。
上空には雲がかかってきましたが、水平線付近は晴れています。
夜景で撮った駒ケ岳もくっきり見えていまして、
良い日の出を予感させてくれますね!
朝焼けバックの駒ケ岳。これも美しいです。
Z4クーペの外気温計では
0度を表示していましたが、
体感的には5度位でしょうか。海岸では魚釣りに来ている人たちがあちこちに居ました。
そのなかで
日の出を待ちます。
やがて
水平線より上の雲が明るくなり、その時が近づいてきました。
6:13。水平線の彼方より太陽が顔を、日の出の訪れです。
おはようございます!!
眩しいくらいの輝きを放ち、一気に昇り始めた太陽。
雨・雪予報でまさかの日の出を拝めるだなんて、非常に嬉しいです。
海には光の柱が出来ていました。
満足です。この時期は駒ケ岳と日の出を合わせて撮影できることを学びましたね!
無事に日の出を見届けたので車に戻りました。再び国道に出て
北上します。
・・・
長万部で
R37との分岐がやって来ました。先ほどの日の出を見た海岸では薄っすらと
羊蹄山も確認できていたので、
思い切ってR5をそのまま進み羊蹄山山麓へ向かうルートを選んでみます。
R5は内陸側、山間部へと進み出しました。
順調に進んでいるとやがて空には低い雲、そして
濃い霧が覆う天気に。
リアフォグランプ点灯です!
気温は2度前後。路面凍結する温度でも有るわけですが、
路温が高くて普通の湿潤状態なので難なく走行できます。
強弱はあるものの、霧が晴れることはなく
道の駅 ニセコビュープラザに到着しました。
霧は取れません・・・。
おかしいですね。海岸から羊蹄山が見えていたのに・・・。道の駅駐車場に停まっている車、何台かは屋根に雪を乗せていました。
時間はあるので
羊蹄山周囲を回ってみることにしましょう。
ニセコから
真狩村へ。
道道66を走っていると徐々に霧が薄くなり、前方に
羊蹄山がうっすら見えてきました。
それと同時に路肩には積もった雪が。
そして
道の駅 真狩フラワーセンターに到着する頃には
クッキリとした羊蹄山が姿を現していました!
冠雪した蝦夷富士こと羊蹄山!
念願の冠雪した羊蹄山でもあります。雲や霧が再び出てこない内に撮影しなきゃ。
道の駅近くから適当な農道に入り込んで、良さそうな場所を探します。
道路以外の周りの畑は真っ白です。結構な量の降雪があったみたいですね。
そうして名も無き農道に車を停めると、
雪を纏った羊蹄山を眺めました。
薄っすらと纏いし雪衣。
秋の終わりを実感する景観はとても美しい。
厳冬期の白銀の山も良いとは思います。ですがまだ地の色が残る感じが、季節の変わり目を教えてくれているようで
。晩秋の移り気を表現していますね。
Z4クーペと羊蹄山。
青い空、
薄い雲、
雪化粧の羊蹄山。
黒ボディのZ4クーペが埋没するくらいに明るいです。
真っ白な雪原越しに望むは昆布岳でしょうか?
道路以外は雪で覆われています(苦笑)
少しだけ場所を変えて、今一度羊蹄山を眺めました。
手前の木々から山頂に向かうにつれて白くなっていく様が、なんとも言えない絶妙な景色を作り出しています。
満足です。雪化粧した羊蹄山をこんなにもクッキリはっきりした状態で見ることが出来て、
内陸ルートにして正解でしたね。
この景色を心に刻んだら先に進みました。
真狩村から
京極町へ。
道道97を走行していると、
周囲の木々が樹雪になっていました。
いやはや完全なる冬景色ですよ。
この状態で道路には積雪も無ければ、凍結もしていないのは運がいいとしか言いようがありませんね。
羊蹄山の東側、
京極町まで進むと
雲が多くなり山は見えなくなってしまいました。望羊の丘からも冠雪した羊蹄山を眺めておきたかったのですが残念ながらパス。そのまま走り続けて羊蹄山北部の
倶知安町まで進みます。
ここまで来たのなら
先日食べた海鮮をいただきに余市町まで行くことしましょうか。天気が悪い予報に反して、羊蹄山を見ることが出来ただけラッキーだったと言うことで。
羊蹄山山麓を去る前、
最後にもう一度車を停めて蝦夷富士を眺めておきました。
倶知安町北部の農道より。
さようなら羊蹄山。次に会えるのはいつになるのかな?
雪積もる羊蹄山を後にして、
余市町に向かって
北上を始めるのでした。
倶知安町より
R393を使って余市町がある
日本海側へ向かいます。いつも使っているルートなので、
何も考えずに進みました。
進行方向の山々が冠雪してますね。
綺麗な景色だなぁーなんて思いながら農地の合間を抜け、
樺立トンネルに向けて登りが始まると、
一気に景色が冬に!周りの木々は樹雪となり、
道路も路肩外には積雪。センターラインの上にもシャーベット状の雪がある状況に。
しまった!これはルートミスか!?
センターラインの上を走ると当然リアタイヤのスリップ警告灯がパカパカと点滅します。引き返すにも路肩や転回場は真っ白で不用意に入り込んだらスタックしそうなので、このまま走ることにしました。
樺立トンネルの先は下り坂となります。
頼むから雪よ溶けていておくれ!
そう願いながらトンネルから抜けました。
幸いにも路面的な状況は登りと変わらず、車が走行する部分の雪は溶けて湿潤状態でした。それでも橋脚部では凍結も考えられますので、ギアを落としエンジンブレーキをフル活用してゆっくりと下るのでした。
なんとか事故を起こすこと無く下り終えると
道の駅 あかいがわのある交差点を左折、
道道36を走って
余市町へと向かいました。
・・・
余市町の
道の駅 スペースアップルよいちにZ4クーペを駐めて、目指すは柿崎商店2階の
海鮮工房さんです。
今ドライブ2度目の来店。そして今回も10時の開店と同時におじゃましたました。
先に会計を済ませ、待つことしばし。注文しました"
丼"が登場ですよ!
どんっ!ホタテ丼(900円)
ホタテがメインなのに、新物のイクラも乗っかってるよ!
柔らかくとろけるようなホタテに、プチプチのイクラ。
旨いに決まっています。
羊蹄山からの峠越えで、雪に怯え疲れた精神には効き過ぎる美味しさでした(笑)
ごちそうさまでした。満足です。
幸せを食べ終えたら、腹ごなしで
ニッカウィスキー 余市蒸留所へ。見学を兼ねたお散歩です。
柿崎商店から歩いて数分で到着します。正門側から
蒸留所へ入りました。
この余市蒸留所は入場料・見学料が無料です。
6月にも訪れていますね。
そろそろ人出も減ったかな?なんて思って来てみたわけですが・・・
相変わらずの人気ぶりでした。朝ドラ効果はいつまで続くのでしょうか(;´∀`)
場内をお散歩していたら
ヘルメットを被った集団に遭遇です。
余市マイウィスキー作りの体験ツアーの人たちの様です。
自分たちで作ったウィスキーを樽に詰めて、保管庫まで転がして運ぶ最中に遭遇したわけですね。
これは面白そう!いつか参加してみたいものです。
お散歩を終えたら受付横から場外へ。
道の駅に戻りました。
道の駅スペースアップルよいち駐車場に戻ると、これからの行動予定を考えてみましたが、特に行きたい場所もなかったので
一先ず今日の目的地でもある小樽へ向かいました。
R5をのんびり走り、すんなり
小樽市街入り。小樽運河沿いから裏道に出て
新日本海フェリー小樽ターミナル横の駐車場へ。
ココで荷物の整理をして・・・
突然雨が降り出しましました。
移動するのも面倒くさいし、かと言って荷物整理も出来ないのでお昼寝をする事に。
15分のお昼寝を終えても
まだ雨は降っていました。ジッとしているのももったい無いのでZ4クーペに給油を済ませに行き、再びフェリターミナル横の駐車場に戻って来た頃には雨が止んでいました。
荷物整理を終わらせたら、
小樽堺町通にお土産を買いに行ってみましょう。ターミナルから5分以上歩きますが、
街歩きも兼ねてなので楽しくお散歩です。
メルヘン交差点側より小樽堺町通に到着!お昼を過ぎたところなので観光客があふれていました!
ほとんどが外国人観光客ですけどね(苦笑)
北菓楼や
LeTAOでお土産を購入しました。
ちょうどハロウィーン間近だったこともあって、
コスチュームを着た店員さんがいましたね。可愛かったです。
再び歩いて
フェリーターミナル横の駐車場へ戻りました。
※本来はフェリー利用者の一時的な駐車場として開放されている場所でもあるので、同じような事を目的として利用される場合は自己責任でお願いします。ちなみにもっと堺町通に近くて無料の駐車場は存在しますよ。
宿にチェックインする前に今回の北海道ドライブでドロドロになってしまった相棒、Z4クーペを高圧洗浄で洗車してあげました。
お疲れさまZ4クーペ。初日から雪やミゾレや波しぶきを浴びて大変だったよね。愛知に帰ったら
手洗い洗車でピカピカにしてあげるから、今夜と明日はゆっくり休んでおくれよ。
少しだけ綺麗なった愛車と共に、予約しておいた宿にチェックインして本日終了です。
この旅行記で小樽といえば
ドーミーインPREMIUM小樽さん。今回もお世話になります!
今夜泊まる部屋は建物の"
内側"でした。
荷物を置いたら、ベッドに寝転がるのでした(笑)
温泉に入って一息つき、当日の日記を途中まで書きます。
16時過ぎ。
夕時の小樽散策に繰り出しました。
いつも通りにまずは
小樽運河へ行きますが、お気に入りの橋が工事中でフェンスが張られていました。仕方なしに観光ガイドブックなどにも登場する方の橋から撮影しようとするものの
観光客が多くて断念。
数年前までの10月の北海道ドライブでは観光客も疎らだった小樽運河。
今では年中人がいますね。
運河を諦めたら
小樽堺町通りまで歩きガラス工芸品を購入、宿に戻る道すがらでラーメン屋にて夕食を済ませました。
再び部屋に戻ると当日の
日記を書き終えます。
19時過ぎ。今ドライブのシメにもなる
ライトアップされた小樽運河と歴史的建造物を撮影しに出かけました。
小樽運河。
昼間に見るよりも、より
ノスタルジーな感じに見える運河。
小樽泊ですと移動のことを考えずにライトアップを楽しめますよ。
少し絞って。光源の
光芒を目立たせてみました。
HDR機能を使って撮影。
やはり
ライトアップされてからが本領発揮ですね。小樽や札幌に宿泊したら、是非この人工美な景観を見に行ってみてほしいものです。
運河のあとは
建造物撮影へ。
小樽運河東端の対面にある
小樽出抜小路を。
"
面白い恋人"の火の見やぐらが目印です!
歴史的建造物たち。
オーセントホテル。
かなり冷えてきたので宿に戻りました。
2度目の温泉に浸かると、
いよいよ北海道ドライブも終わるのだなぁとしみじみして来ますね。
お土産購入時に買っておいた
おたるワイナリービールを飲みながら
最後の独り宴会を。
肴はじゃらんです。
期間を短縮した今回の北海道ドライブ。
1日1日を今まで以上に堪能できた気もします。
来年のドライブではドコに行こうかな?そんな
妄想と
本当に来られるのか?と言う
現実問題に
未来のことなんて答えはでねぇよと一蹴しながら夜は更けていくのでした。
明日はフェリーに乗るだけです。おやすみなさい。
本日の走行ルートと小樽散策マップ。
詳細な走行ルート。
走行距離 298.7km(747Pro)
活動時間 11時間16分(747Pro)
※移動・停止含みますが、小樽散策は含まれません。
8・9日目の最終日につづく!