これは2015年6月20日から7月1日にかけて初夏の北海道を駆け抜けてきた旅の記録です。新たな愛車、壮大な景色、みん友さんとの出会い、全てが詰まった"思い出"と言う名の旅行記になります。そしていつもどおりの長文です。
6月23日火曜(北海道編"道南へ")
ダイジェストの日記はコチラ。
この日のルートマップはコチラ(巻末の地図が別ウィンドウで開きます)
3時に起床して車から降りると
分厚い雲が空を覆っていました。

車中泊でお世話になった
道の駅 忠類。10台ちかくの車が泊っていました。
Z4クーペ2回目の車中泊。少しは慣れたと思いますが、寝返りを打とうすると体勢維持が難しくなり目を覚ましてしまいます。
快眠までの道のりはまだ遠い・・・。
車内をドライブモードに換装、ドライバーは顔を洗い準備万端!
3:50には
道の駅を出発していました。
15年初夏 北海道ドライブ4日目スタートです!
車外温度計では17度。今日は
全道的に曇予報。東から天気が崩れるそうなので、
西へ。
太平洋側をドライブしながら道央か道南地方へ行ってみましょうか。
※前日(22日)夕方時点の天気予報で翌日の進路を決めてます。
道の駅目の前の
R236を南へ。早朝なコトもあり交通量も疎らで快適に進みます。

皆さん
高速道路みたいなスピードで走ってますよ(苦笑)
大樹町を通過して
R336へ。こんな天気なので
霧が予想されますが
襟裳岬経由で進みたいと思います。
広尾町のコンビニで朝食とコーヒーを調達。

出発時は17度だった気温も海沿いが近づくと
13度くらいまで冷えてきました。
この広尾町から先、襟裳岬までの間はコンビニが1件も無いのでココで買い物をしておかないといけないのですね。
広尾町市街地を抜けて広尾橋を渡ると
黄金道路区間へ。少しし進んだ先の駐車帯にZ4クーペを駐めて見ました。

これから向う
襟裳岬方面は低い雲がかかっていました。
写真の反対側にはフンベの滝があります。
今もなおトンネル工事が進行中の
黄金道路を快進です。いずれはトンネル区間の方が長くなりそうな感じがします。所々で
海飛沫が道路まで越波してたりするので、津波の問題などから
仕方のないことなのでしょうね。
そんな
黄金道路を走り抜けたら
記念碑の有る駐車場へ。

切り立った海岸を背景に。
山が
海に"
落ちている"地形。この荒々しさが好きですが、人間が安全に生きていく上では、
穴をほって道路を通すしか選択肢は無いのでしょう。
駐車場から少し進んだ先で
道道34へ。
襟裳岬に向かいます。
庶野漁港の集落を抜けると、視界が開けると同時に
百人浜一帯が見えてきますよ!
晴れた時に見てみたい!襟裳岬に向かって弧を描く海岸線と"
何もない"感じが最高です。
少し角度を変えて。
新緑の時季なので青空に映えるんだろうな、と妄想します(笑)
襟裳岬より北上してくるとこの景色が後ろ側になるので見過ごしてしましますね。
また
実際の百人浜は"
何もない"
事もなく、
キャンプ場や沼、展望台などがありますよ(笑)
そんな事で襟裳岬に向かっていると、
道路上にエゾシカが。車が近づくとスグに逃げて行きました。

飛び出してこなければぶつからずに済むのですけどね(苦笑)
5:20襟裳岬に到着。当然
貸し切り状態でした。

ただ風が強く、
体感的には冬です。
アウトドアジャケットを羽織って岬を見に行きます。
曇天に霧も出てきて壮大さは皆無ですが、一応先端の方までは見られましたよ。
満開の
エゾシシウド(たぶん)を添えて。

ゆっくりと霧で視界が悪くなってきましたね。
とにかく風強くて長居できません。年中強風が吹き荒れることでも有名な
襟裳岬。
風極の地。よく言ったものですな。
そそくさと車内へ戻りましたとさ(笑)
車に戻りハイドラマップを見ると、小樽までのフェリーに一緒に乗船したみん友の
boku☆yosiさんが
納沙布岬に居るではありませんか!

ただそれだけなのですが、嬉しくなっちゃいました(笑)
そう言えば
yosiさんは今日のフェリーで北海道を発つそうなのですが、そこからフェリー乗り場の有る苫小牧まで結構時間かかりそうですよ(汗)
大丈夫かな?
yosiさんに「
一足お先に襟裳岬に到着♪」とメールを出そうか迷い、止めました。たぶんハイドラでコチラの動きを
監視見守ってくれているでしょうし。
寒かった襟裳岬を出ると、
浦河・苫小牧方面に向けて北上します。
R336に合流して進みますよ。
えりも町→様似町→浦河町→新ひだか町とどこにも寄らずに黙々とドライブ。

昨日の天気予報では晴れ間も見えそうな感じでしたが、ずーっと
曇ったままの太平洋側。
あまり寄る所もないので進みます(苦笑)
新ひだか町の立派な市街を抜けて、
新冠町へ。
サラブレッド銀座駐車公園で休憩です。
昨年訪れた時は晩秋。今回は
初夏の競走馬の牧場風景を眺めました。

牧草を食む馬にほっこり。
駐車公園にはこんな
オシャレな看板まであります。
再び
苫小牧方面を目指して進みます。
今走っているR235はこの地域では唯一の動線。通勤時間を迎えると交通量も増えてきます。とは言え、愛知みたいに渋滞することもありませんが(苦笑)
日高町まで来ると通行料無料の日高自動車道があるので、大半の車がそちらへ流れて行きました。
その後も国道を快走。
厚真町まで来たところで海沿いに進路を取ったら少し寄り道です。
新日本海フェリー 苫小牧東ターミナル!
昔はここから
福井県は敦賀or
京都府は舞鶴までのフェリーによく乗っていました。
乗船時間が長く、到着する時刻が中途半端なので最近では乗らなくなってます。
北海道ドライブも数を重ねてきたので、
そろそろ別のフェリー路線、または別のフェリー会社を利用してもいい頃合いかも・・・なんて毎回思ってはいるのですけどね。
フェリーターミナルの隣には
ほくでんの厚真発電所(火力発電)があります。港越しに眺めてみました。

ハハハ(汗)
海霧で発電所が霞んでますな。
天気の良い夜に来れば所謂"
工場夜景"の類が撮れるのかもしれませんね。
フェリーターミナルにお別れしたら
勇払の街を抜けて
苫小牧市外へ。給油を済ませたら片側4車線ある道路を運転です。

信号も多く、大型トラックも走る道路。
ドコの車線が一番スムースに進めるのかな?
さて困ったぞ。苫小牧まで来れば天気も良くなっているだろうと思って進んで来ましたが、まったく晴れそうな気配がありません。
ざっくりした計画ではこの後
羊蹄山周辺から
洞爺湖をドライブして
再び苫小牧まで戻り宿泊。夜のフェリーで北海道を離れる
yosiさんを見送りに・・・と考えていたのですが、この天気では羊蹄山のある内陸に入っていっても景色は期待薄。
運転しながらしばらく考えた結果、
更に西へ進むことにしました。
yosiさんごめんなさい。
苫小牧から交通量が多くなった
R36を室蘭方面へ。樽前ガローに寄り道しようと思っていたのに、その入口を完全にスルーしてしまい、テンションダウン。
この後は特に寄りたい所もない区間でもあるので、そのまま
室蘭市へ突入。市街から坂道を登って
測量山へ行きました。
伊達市・有珠山・洞爺湖方面。

相変わらずの眺めにニヤリ。曇天でも
白鳥大橋がよく見えました!
室蘭市街方面。

夜景を撮りに来てみたいですね!
平日の午前中と言う事もあって
貸し切りでした。室蘭という街を見渡せる、展望スポットですね。
測量山から下山したら
道の駅 みたら室蘭でトイレ休憩にしました。

相変わらずの曇り空にそろそろゲンナリです。
室蘭まで来たのだから
更に西へ進むとしますか。目的もなく道の駅から出発するのでした。
測量山から見えていた
白鳥大橋を渡ります。
大橋を渡り終えたら
R37へ。ちょうどお腹が減っていたので国道沿いの
コンビニにピットイン。目的が無いドライブでも腹が減ってはなんとやらですので(笑)
北海道限定のホットサンドイッチです♪
ホットサンドは初めて食べたのですが、
想像以上に美味しかったです!!
ふわふわのフレンチサンドの味にニヤニヤしながら運転していると・・・
何か無いような・・・
あ゛っ!!スマホが無い!!
国道から脇道に入って路肩に
緊急停止。車内をひと通り探してみてもみつかりません。
冷静に思い出してみると、
さっきピットインしたコンビニでスマホをかざして電子マネー払いをしていました・・・
そうなのです。
かざしたまま、スマホを読み取り機に置いてきてしまったのでした(爆)
直ぐにUターン。コンビニまで戻ると
店員さんがニコニコ顔でスマホを渡してくれました。恥ずかしっ(*ノェノ)キャー
店員さんありがとうございました。
天気の回復も見込めず、室蘭市街の近くまで戻って来たし、コンビニでの一件もあったので
白鳥大橋を渡り道の駅となりの
むろらん温泉ゆららで
お風呂タイムにする事に。
露天風呂につかって外を眺めていたら、
青空が広がってきているのに気が付きます。このまま待てば晴れるのでしょうか?
温泉から上がったら、
白鳥大橋展望台に行ってみました。

駐車場は大橋につながるループ橋脚の麓にあります。
階段を登ると
大橋を間近で見ることが出来ますよ!
室蘭市街には白鳥大橋を見られる展望台がいくつかあります。ここからが
一番近くで見ることが出来るようです。いつか夜景を見てみたいなぁ。
温泉で見えた晴れ間もいつの間にか雲で隠されていました。
うーん。やっぱり西へ向かおう。車中泊の候補地的に太平洋側より
日本海側の方が良いですし、ひょっとしたら晴れて夕日を見られるかもしれません。
そうと決めたらば
再びR37を走り出しました。スマホを忘れたコンビニ前を華麗に通りぬけて、
長万部方面へ。
伊達市→洞爺湖町→豊浦町と進んで静狩峠を越えると
長万部町に入ります。

左手に見えるのは噴火湾。
長万部町市街から
R5へ。
国縫まで南下したら
R230に進路を変更です。
美利河(ピリカ)国道、
今金国道などと呼ばれるR230は
渡島半島を東西に横断している道路です。
実は北海道ドライブではこの道路を通った事が無かったので、今回走ってみました。

観光ではほとんど利用されない国道かもしれません。
太平洋側と日本海側を繋ぐ道路なので交通量は少なからずありますが、基本的には
快適ロードでした。美利河ダム前後から花石トンネル先までは高速ワインディングで楽しいです。
前を走っている車はかなりハイペース。置いていかれないよう、ちょっと気合を入れて走ります。
ワインディング区間を走り抜けて
今金町市街を通過。今金町には道の駅が存在しないので、この国道沿いに作ってくれると助かるのですけどね。そして
せたな町へ。
日本海が近づいてきましたが、雲は取れず。北檜山の市街地を抜けた先で
道道740へ左折して、
北海道本土最西端を通るルートへ。
鷹ノ巣岬の路肩に車を停めて
せたな町方面を振り返りました。

奥に見える風車が
せたな町瀬棚。奥尻島に向うフェリー港があります。
曇天、ここまで来たからもう仕方がないです。海沿いドライブを楽しむことにしました。
鷹ノ巣岬から少し進んだ所から内陸側に向う道路があったので登って見ます。
小さな漁港、水垂岬。その奥には奥尻島が!
景色がイイのは分かりましたので、ここは是非晴れた時に来てみたいですね。
道道740を南へ。
北海道本土最西端 尾花岬はトンネルで通過します。どうにか岬まで行けるようにして欲しいですよ。
そうすれば北海道 東西南北全ての岬を制覇できますし(笑)
そのまま進むと
R229にぶつかります。そこから更に
南へ。
道の駅 てっくいランド大成に到着。
ここで車中泊を、と思いましたがまだ時間が早く売店も営業中でしたのでトイレ休憩だけして後にしました。
曇天海沿いドライブ。夕方になり、薄暗くなり始めた頃に国道沿いで
次の道の駅に到着。立地的に静かそうな感じだったので
ここに決めた!

今夜はココ、
道の駅 ルート229元和台で寝ることにします。
1台バンがいるだけの駐車場。
6月の北海道の道の駅とは思えない閑散ぶりでした。車内の荷物移動をしたら本日終了。
少しお散歩。この道の駅は高台の上にありました。

ここからなら夕日も見られそうですな。
車に戻り
当日の日記を書いていると、道の駅の反対側で
地元の消防団が小型ポンプ操法の訓練を始めました。

お疲れさまです!操法大会で良い成績が残せるように頑張ってくださいね!
消防団の訓練を眺めながら、だんだんと暗くなり1日が終わっていくのでした。
今日は晴れを求めて移動した結果、西側は日本海を望む道南まで来てしまいました。
こんなことなら苫小牧で一泊しても良かったかもしれませんね(苦笑)
明日こそ、晴れてください。
本日のリザルトと走行ルート。

詳細なルート。
走行距離 563.7km(747Pro)
活動時間 13時間2分(747Pro)
※移動時間・停止時間を含む。
5日目につづく