これは2015年6月20日から7月1日にかけて初夏の北海道を駆け抜けてきた旅の記録です。新たな愛車、壮大な景色、みん友さんとの出会い、全てが詰まった"思い出"と言う名の旅行記になります。そしていつもどおりの長文です。
6月27日土曜(北海道編"曇天にて心折れる・十勝再び")
ダイジェストの日記はコチラ。
この日のルートマップはコチラ(巻末の地図が別ウィンドウで開きます)
昨日の夕暮れ時に"
晴れますように"のお願いは、残念ながら叶いませんでした。アラームで起床したのが
3時、
空は雲に覆われています。

車中泊でお世話になった
道の駅 てしお。
車中泊モードからドライブモードへの移行作業にも慣れました。あとは
肝心の寝る姿勢をどうにかするだけ。
・・・どうにかなるのかな?
準備を終えて
道の駅を発つのでした。
15年初夏 北海道ドライブ8日目スタートです!
道の駅 てしおを出発したら
R232を南へ進みます。
今日は
全道(北海道全体)的に曇予報。
ぶっちゃけどこに行っても天気は変わりません、予報を信じるのなら。
では
ドコに行こうかな?悩んでも結論は出ませんので、とにかく
南、
留萌方面に向かって進むことにしました。
ドライブしながら行き先を決めましょう。
走り出した早朝の
R232は
高速道路です。交通量も疎ら、街と街の感覚も広いので皆さん飛ばします。
遠別町を通過して
初山別町へ。東の空を覆う雲が薄いのか、太陽の光を感じます。
トイレ休憩で
道の駅 ロマン街道しょさんべつに寄った後、その上にある
みさき台公園へ向かいました。
んん!?朝焼け、ではありませんが
晴れてきそうな予感!
北に向かって伸びる海岸線を高台より望めるのがみさき台公園です。キャンプ場も兼ねているので、多くのライダーやキャンピングカーが泊まってましたよ!
さらに南へ。
羽幌町市街に入りました。町役場近くにある
コンビニにピットインです。

朝ご飯とホットコーヒーを買いました。
実はここのコンビニは
日本最北のセブン-イレブンになります。前日に
HAMARさんに教えてもらいまして認識した事実なのですが、
知ってしまえば寄りたくなっちゃいますよね(笑)
"最北のセブン なう!"
羽幌町から
苫前町へ。内陸側へ向かう
R239との交差点を過ぎて少し進むと
上平グリーンヒルウィンドファームの
風車群が見えてきます。国道から風車群に向かって丘を登ると
30基以上の風車が見られますが、
今回は国道沿いの駐車帯に車を停めてみます。
それっぽく撮ってみようとして、失敗した感じになってますね(苦笑)
背後の山の向こう側には幾多の風車が立ち並んでますよ。
ここまで南下してくると
留萌まであと少しです。
道の駅 おびら鰊番屋横を通りぬけ、
小平トンネル手前で国道より側道へ。少し足を止めてみましょうか。
留萌・雄冬岬方面を望む。
歩道と護岸用のコンクリートがあるだけのシンプルな海岸。車の往来は少なく、抜け道としても機能していないので
のんびり日本海を眺めるにはいい場所かもしれません。
雲は高くなり、
晴れてきそうな予感はしてます。
ココで
この先の進路を考えてみました。
このまま南下してしまうと札幌圏内へ行ってしまいます。
余市や積丹半島に向かうのも良いかもしれませんが、曇天ではあまり楽しくはありません。
ならば、
内陸側へ向かう事になります美瑛の丘陵地帯を見に行きますか!
当面の目的地は美瑛に決めてて出発しました。
日本海側より
内陸に向けて進みます。
今回もマイナーで交通量の少ないルートをチョイスですよ。
留萌市街を南に抜けてしばらく進みます。
増毛町に入り、JR留萌本線の
信砂駅付近で
道道94にスイッチ。
北竜町に抜ける道路です。

交通量は少なく、
快適な"北海道によくある山道"でした。
観光では間違いなく通ることのないルートで内陸側へ。
北竜町→妹背牛町→深川市と進みます。
今旅で3度目の深川市街地・・・。
気ままなドライブ旅。北海道をあっちへコッチへと走れば
こういうこともありますよ。
そう言い聞かせながら
深川市街地を通過しました(苦笑)
神居古潭で
R12に流入したら
旭川市街へ。環状線のような道路にシフトしつつ
美瑛を目指します。
旭川から
南富良野までを縦走している
R237に出たら
南下開始。交通量も多く、運転していて楽しくはありませんね。
途中で主要国道よりそれたら目的地にしていた
美瑛町に入りました。
観光地を適当にドライブしますよー。まずは
マイルドセブンの丘へ。
晴れてきそうな予感は見事に外れ、雲は厚くなるばかり。
一面の麦畑が壮観ではありますが、
華が足りないと感じてしまいますね。
土曜日だというのに
マイルドセブンの丘には他に観光客はおらず、
貸し切りでした(苦笑)
マイルドセブンの丘から美瑛の街を通過して、次に向かったのは
新栄の丘です。
牧草ロールの人形とパッチワークの丘陵地帯が有名な丘。
曇天なこともありますが、
輪作の関係でいまいちパッとしない感じです。
こんなものかしら。
新栄の丘も土曜日だというのに観光客は疎らでした。6月下旬はまだシーズン前って事なのかもしれませんね。去年は
じゃがいもの花が咲いていたので期待してましたが、
今年はまだまだ時期が少し早かったようです。
新栄の丘から今度は南へ。美馬牛の街を走り国道を横断する
上富良野町に入ります、すると同時に
ジェットコースターの路があります。

文字通り
"ジェットコースターの様に下って上った"路。
写真の構図が悪く、
今ひとつジェットコースター感が伝わらないかもしれませんね(苦笑)
真っ直ぐな路、
○○まで続きそうな路、
アップンダウンして急勾配な路・・・北海道には似たような感じの道がいたる所になります。
観光ガイド本に頼らずに、お気に入りの"真っ直ぐな道"を探すのも面白いかもしれませんね。
丘陵地帯ドライブはこれでおしまいです。
上富良野町市街まで出たら、国道と平行するように張り巡らされている
農道を走りつつ南へと進みました。

農道より
富良野市街方面を望む。
上富良野町以南は平地農耕地帯になります。美瑛の丘陵地帯とのギャップがなかなか楽しいですね。ラベンダーで富良野は有名ですが、その農園などは山側の傾斜地にあったりするのです。
目的にしていた
美瑛も走り終えて、
この先の進路を考えながらドライブして来ました。
ここまで来て
再び北上するのも気が乗りませんし、西へ向かっても札幌方面に行くだけなので、
このまま南下を続けて十勝地方へ行くことにしますか!
曇天予報が覆ることもなさそうなので、
投げやり気味で行き先を決めるのでした(苦笑)
富良野市街を迂回しながら
南へ進み、布部付近で
R38に合流。交通量の多い道を走りました。
樹海峠を越えると
南富良野。道の駅の先でコンビニにピットイン。ドライバーの燃料補給を済ませたら
十勝地方に向けて
狩勝峠を攻略しに行きます。
峠に向かっていると
霧雨が振り出し、
さらに高度を上げると霧が濃くなってきました。
お”ー(汗)濃霧によるホワイトアウト状態です!
リアフォグランプを点灯させて走行しますが、これだけ濃いと意味が有るのでしょうか?
対向車も直前にならないと視認できませんよ。
センターラインを頼りに走ります。他に何も見えないのですから。
狩勝峠には展望台と駐車場がありますが、
入り口に気がついた時には通過していました。
それだけ視界が悪いのです。
十勝地方へ。峠を登り切ると下りになります。
標高が下がり始めると霧も薄くなるので、多少走りやすくなりました。
そしてサホロリゾート入り口付近まで下ってきますと
濃霧の区間は終わりるのでした。
ふぅ。なんとか事故らずに済みましたよ(汗)
リアフォグランプを消灯、
帯広方面に進みます。
濃霧は終わっても
分厚い雲に覆われた十勝地方。
清水町で
R274にスイッチ。道なりに進み
美蔓展望台で休憩です。
清水町・日勝峠方面を望む。
本来なら奥に
日高山脈の北端付近、連なる山々が見渡せるのですが、
完全に雲と霧の中。
これは完全にルート選択ミスですね(´Д`)
展望台より国道を北上すると
鹿追町にある
道の駅 しかおいがあるので、そこへ逃げ込みました。

さすがに土曜なので車も多い
道の駅 しかおい。
時刻は12:30過ぎ。
今夜は宿に泊まろう。
ここで心が折れました。天気予報通りに曇。しかもどんどん悪化していってる現状に、
ドライブする気力が維持できませんでしたね(苦笑)
周辺の宿を検索します。
それにしても、なかなか宿に空きがありません。いつも泊まっているホテルは全滅、なんとか
帯広駅周辺の宿を確保できましたが、この時期ってこんなに混むものだったかな?
あとはチェックインまで時間を潰すだけ。宿がある
帯広市街地にむかいつつ、どこか寄れそうな場所は・・・
音更町の
家畜改良センター 十勝牧場の入り口にある
白樺並木を見に行くことにしましょうか。
道の駅 しかおいから南へ少し戻り、
道道133へ左折。時間が余っている状況なのでトラックの後ろについてのんびり進みました。
十勝牧場の入口に到着。するとそこには
圧巻の白樺並木が!!
景色的にも期待をしていなかったので、おもわず"
スゴイ!"と
歓喜の声が出てしまいました。
ストレートに伸びる白樺並みとダート。相性は良いですね!
十勝牧場内を走るこの道は一般車両でも走れるようです。このまま4.5kmほど突き進むと
十勝牧場展望台がありますが、今回は行きませんでした。
牧場関係者、観光目的の車もほとんど通らないので
一人撮影会状態。
白樺並木を独占している気分です(笑)
大満足です。前車TTの時では道がダートなので避けていた観光スポットでしたが、コレほど素晴らしいとは思いもしませんでしたよ。
ベタベタに車高を下げていなければ余裕で入っていけそうなフラットダート。問題が有るとすれば、敷かれている砂利による低扁平タイヤのパンクまたはホイールガリ傷でしょうか。
心が折れて宿泊に決めたことで巡り会える新たな景色。何が起こるかわかりませんね!
十勝牧場より出発。まだまだ時間はあるので次は
十勝川温泉へ行ってみました。
音更町市街地を抜けて、国道や道道を走りながら進みまして、
十勝川温泉に到着。ツーリングマップルにも載っている
十勝が丘展望台に行ってみますが・・・
駐車場に明らかに観光客ではない変なおじさん達が立っていて、嫌な感じがしたのでパスしました。
・・・
結局、
十勝川温泉ではグルっと回っただけでドコにも立ち寄ることはありませんでした。
十勝中央大橋で十勝川を渡ります。
さて、
これと言って目ぼしい観光スポットもありません。なのでハイドラのチェックポイント(JRの駅)を適当に取ったり、国道沿いの大型ホームセンターで時間調整をしました。
最後に
帯広市街地のスタンドでZ4クーペに燃料補給をしたら、
15時に予約した宿へ到着して本日終了です。
一晩お世話になるのは
アパホテル 帯広駅前店さん。
ホテルの立駐に車を入れようとしたら係員に
「はみ出してますよね」
と言われて、
屋外駐車場へ案内されました。
"
はみ出してる"って
何が!?
よく分かりませんが立駐に入れずに済んだので良かった良かった(笑)
用意していただいたお部屋はコレ。

シンプルな
シングルルーム。
部屋からは
帯広駅北口が一望出来ました!
まずは一息ε-(´∀`*)ホッ
シャワーを浴びてさっぱりしたら、ベッドでごろごろしながら
日記を書きます。
ある程度日記を書いたら、
晩ご飯のお店を検索ですよー。
すでにハラペコなので
17時から開店している居酒屋を探すのですが、なかなか見つからないんですよね。なので、街に繰り出して探す事にしました。
帯広駅前の繁華街をうろうろしますが、
営業しているのかどうかすらわからないお店ばかり。
17時を過ぎ、
意を決してとあるお店に飛び込んでみました!
ガラガラ~。扉を開けるとそこには
ポカーン顔の
店員さんが。
「
18時からなんですけど・・・」
ナン…ダト!?
速攻でドアを閉めて、その場から逃げました(爆)お店の外にメニューが置いてあったり、ドアがライトアップされていたから営業してると思っちゃったじゃないかぁあーヽ(`Д´#)ノ
曇天で折れていた心には刺激的すぎる事件でした(苦笑)
結局お店探しが面倒くさくなってしまい、選んだのは
ラーメン屋でした。
らーめん みすゞさんに入店!!
シンプルな店内のカウンターに座ると、とてもに
こやかな女将さんの接客に心がホグされていきました(笑)
帯広駅周辺では結構な人気店の様です。メニューを見ながら注文したのは、最もベーシックな
みすゞらーめん醤油味(700円)とサイドメニューで
豚丼にぎり(250円)
みすゞらーめん 醤油。
いただきます。
焦がし系の醤油が食欲をそそる香りとコクを出していました。
美味しい!シンプルな醤油の様で、コッテリもしています。
少々油が乗せ過ぎかな、とも思いますが
良いお味でした。
続いて
豚丼にぎりをパクリ。

薄切りの豚肉に豚丼っぽい味付け。
美味しいに決まってます!
ラーメンもにぎりも満足でした。ごちそうさまです。
店内でラーメンやメニュー、
いろいろ撮影していたら「
食べ物雑誌の方ですか?」なんて聞かれてしまい、そこから
会話の花が咲いたり、楽しいお店でしたよ。
お腹が満たされたらココロにゆとりも出来ますね。
帯広駅前をぶらぶらお散歩しました。
気温は13度。旅行記を書いている今(7月下旬の愛知)からすると羨ましい温度です。
肌寒さすら感じる駅前。その
駅前ローターリーの一画に
こんな看板を見つけました。
ラリー北海道の歴代優勝者一覧(なのかな?)
ラリーを見たことがないのであまり感動したわけではありませんが、
こう言う看板はもっと大々的に表示すると格好いいし目立つのになぁなんて思ってしまいます。
最後にコンビニで買物をしたらホテルに戻りました。
今夜は
北海道限定ビールで乾杯っす!

日記の続きを書きながら、折れたココロの修復をしましたとさ(笑)
最北に近い道北の天塩から道東の十勝まで南下してきました。
曇天模様に迷走、今旅はコレばかりですね。
未だに明日の目的地も決められません。旅の期間が長いと、今日のような"
中だるみ"が出来てしまうのがもったいなくもあり、
贅沢な悩みなんだなと思います。
土曜の夜、これからが本番な帯広の街明かりを見ながら、一足早く眠りにつくのでした。
本日の走行ルートと帯広市街散策マップ。

駅前をうろつき過ぎw
詳細な走行ルート。
走行距離 443.5km(747Pro)
活動時間 11時間8分(747Pro)
※移動時間・停止時間を含めて。
9日目につづく(制作中!)