
エブリィの3回目の車検という事で、馴染みのスズキのディーラーへ。
エブリィは11年乗ったY31セドリックセダンから買い替え、気がつけば7年乗っていますが、走行距離は約39000kmと少なく、まだまだ頑張ってもらう予定です。
案の定、今回の車検でも追加整備の必要はありませんでした。
まぁしかし、今後はHIDのバルブ(純正は寿命長いです)、既に溝の無いサマータイヤ等々多少の出費は有りそうです。
さて、題名の「試乗」ですが、実は会社の先輩がアルトワークスの購入を検討中で、
たまたま私の馴染みのスズキに前々からワークスが有る事は分かっていたので、
車検の受け付けのついでに試乗してみる事にしました。
月並みなインプレッションかもしれませんが、私の感じた部分は以下になります。
語弊や偏りがあるかもしれませんので、ご了承お願い致します。
2WDの5MT、ボディカラーはスチールシルバーメタリック(ZVC)です。
こちらのボディーカラーはデザインやホイール等の配色とも非常に相性が良く、
自分で購入するなら、こちらの色かピュアホワイトパール(ZVR)を選択すると思います(共に21600円高)。
まず、内装ですが事前に掴んでいた情報ほどシートの高さは気になりませんでしたが、スポーツカーのポジションと比べれば高いというか、腰掛け感があります。
アフターパーツのローポジションキットにて特にシート後部を下げる等で改善出来ると思います。
ただし、その場合サイドサポート部がセンターコンソール(シフト周り)に干渉しそうな気もします。そのぐらい運転席と助手席のシートが近いです。
シート自体はレカロというだけの事はあり、非常に良く専用品ではなく市販品との事です。
調整はダイヤルによるリクライニング(無段階)のみでシートリフターやランバーサポートはありません。
個人的にはランバーサポートの必要性は感じませんでした。
ステアリングは握りやすく、良い意味で普通でしたが、デザインがこれまた普通(ほとんどのスズキ現行車と同じデザイン)ですので、交換したいですね。
内装のフィニッシャー類はピアノブラックのような仕上げで安っぽさはありません。
悪く言えば殺風景ですが、ステアリングやシフトノブ、追加メーター等を装着した際にも喧嘩しないので個人的には余計な物が無いほうが好みです。
良く言えば「スパルタン」でしょうか。
シフトは噂通りカチッとはいりますね~
クラッチは踏み込みは硬い印象はありませんでしたが、反発がやや強めで慣れるまでは少々コツがいると感じました。
次に足回りですが、サスの初期入力は明らかに硬いです。低速時(特に歩道から車道に出る時やその逆等)にだいぶ硬さを感じます。
通常走行中は気にならないと言いますか、硬いですが剛性感があり、車体に負担が掛かってる感じはしないと言ったところです。
旧車チックにホイールをインチダウンしても良いかもしれませんが、剛性感やグリップ性能が損なわれる可能性も。
(各部が馴染んだり、ヘタッたりしたら変わってくるかもしれません)
個人的には折角カヤバのショックが付いているのでダウンスプリングの好みの硬さの物を見付けて装着するのが良いと思います。
続きましてエンジンは低回転~中回転(4000rpm)くらいまでの吹け上がりはとても良いです。
5000回転以上はエンジン特性や吸排気系のセッティングからか、パワーが出ているというよりも、唸ってるだけ?という感じがありました。
吸排気系、コンピュータ書き換え(BLITZ等)により特性を変えれば変わりそうなポテンシャルを秘めてる感はありました。
費用対効果やリスクを考えると目標85PSですかね(笑)
アフターパーツも充実しているので、楽しみながら弄れると思います。
この点はジムニーに通ずる物があります。
普通に走るぶんには2000rpmぐらいでも充分なトルクが出ていて3000rpm以上回さなくても全然走れます。
ジムニーやエブリィは3000rpm以上でないとNAと変わらないくらいトルクが無いので、比べるとだいぶ良いです(車重の関係も多少あると思います)。
例えば試乗中に60km/h5速で走行していて、本来曲がるべき交差点の一個手前の交差点で曲がろうとしてしまってアクセルオフしてしまい、
通常なら4速にシフトダウンして本来曲がるべき交差点まで再度加速する様な場合でも、
シフトダウンせずにアクセルオンだけでOKの様な感じでした。トルクがあるという事ですね~。
そして…帰りに今回の車検の代車のワゴンRに乗ったんですが…
全てがグニャグニャに感じました(笑)
味付けって重要ですね…でも、これはワゴンRが悪いという事ではなく、ワゴンRは至って自然。ワークスは個性的という事です。
当たり前ですがワークスと比べると室内はだいぶ広いのは一発で分かりますね~
しかしワゴンRでもチャイルドシートを付けると私は上の写真のように、
子供が前席シートバックを蹴らない位置にしたいのですが、荷物はあまり積めなくなります。ベビーカーを積んだら終わりです(しかも立てなければなりませんし、トリム類に荷物が擦れます)。
その点で言えば、比べるのは酷ですが我が家のエブリィワゴンはセカンドシートを後ろに下げても、ベビーカーを横に寝かせて積めますし、荷物の量を気にせず使えます。
「その点で言えば」の話で基本的に乗用車ではありませんので「割り切り」は必要です(笑)
そろそろ我が家の車での移動時の荷物も少なくなってきましたが、
間違いなく言えるのはエブリィワゴンは我が家の子育てには無くてはならない車だったという事です。
そして最後にワゴンRで気に入った点が1点。
エアコンのコントローラーです(笑)
最近ありがちな縦長や丸いデザインに比べシンプルで個人的には非常に好感が持てました~
夕食はピザで〆。