マフラー(排気管)アーシング

実は効果的だと噂のあるマフラーアーシングを実施。
流体が流路を流れる際に生じる静電気が排気管に帯電して流体の流れの抵抗になるから溜まった静電気をボディアースに逃してやろう、という理屈。
アースケーブルは排気の高温に対応するため、アミアミ(すずメッキ平織銅線)ケーブル使用です。
SUS304製のmonsterの排気管への接続にはSUSのホースバンド(33〜57mm)を使用しました。
ボデー側のアーシングポイントが案外少ないのが問題。

まず、センターパイプの消音器二次側。
アーシングポイントはセンターフレームブレースの取り付けボルトを使用。
遮熱板を留めているナットが近いですが、樹脂なのとボデーと導通取れない場所があったので使いません。

まわりくどい配線になったのはアースケーブルが垂れ下がらないように。
付け方は配管にホースバンドを巻き、配管とバンドの隙間にケーブルの端子を挟み込んで、バンドを締めるだけ。
(R端子を切ってY端子に加工し、ホースバンドのスクリューに噛ませる方法もあります。)
ボデー側はボルトを外して端子を共締め。

右パイプ。
センターパイプとのフランジ下流、左管への分岐部(右側消音器の上流)。
別に場所にこだわりはなく、単に右管の中間部でなんとなくホースバンドがかけやすかったから。
フランジのナットを外してケーブルの端子を共締接続する方法もありますが、排気漏れになってもイヤなので、やっぱりホースバンド使用。
アーシングポイントは、近くにボルトの頭が出ていた箇所があり、手持ちのナットを使ってダブルナット状態で締め付け。

左パイプはパーツ全長の中間あたり、消音器の二次側に接続。こちらはホースバンドを使わざるを得ない。
問題は手頃なアーシングポイントがない。
ということでリヤバンパーの留めビスがボデー板金につながってボデーと導通があったので、そこに接続してみることに。

排気管のパーツごとに1箇所アースを施し、計3箇所。
効果のほどは、なんか走り出しが軽くなった気がする。
ただmonsterのマフラーに換えてからあまり走っていないのでアーシングとマフラーどちらの効果なのか、なんとも言えないところ。
マフラー交換とマフラーアーシングの相乗効果は、純正状態に比べて、例えるなら助手席にいた人間を降ろした、くらいの感覚の差を感じます。