ガヤルドLP560-4に試乗してみた

このたび、幸運にもガヤルドのLP560-4に試乗する機会を得た。


乗った第一印象は「自分の持ってたガヤルドと同じ」。匂いまで同じだった。
いくらエンジンがリファインされているとはいえ所詮はマイナーチェンジなのだからそれは当たり前なのだが。
とはいえ、何も変わっていないなと思いきや、安全対策上パワーウィンドースイッチの可動方向が逆転されているあたりはさすがVWグループ。

走り出してまず気づくのが出足の速さ。自分が持っていた初期型とはパワーもトルクも違うのだから速くて当たり前なのだが、それにしても反応が鋭い。
（ほぼ直管仕様だった）自分の車やスーパーレッジェーラよりは静かだったが、乗り心地はそれなりに硬いしステアリングも重め。
世の中のあらゆるスポーツカーが軟派に落ち着いていく中で、相変わらず我が道を行くのはさすがランボ。


Eギアは小変更されていて、ノーマル、スポーツ、コルサの3段階が選択可能。
ノーマルモードで走ってもF430のスムーズさにはまだ及ばないのが残念。
逆に最もハードなコルサは、現代の常識ではありえないようなシフトショックを伴ってバシバシ変速して行く。
「下手なマニュアルよりもシフトショックが強い」と言っても過言ではないかもしれない。使いすぎると壊れそうだったが。

ちなみにこの日、ディーラーの駐車場では試乗車含め3台のLP560-4がお出迎え。
台数限定だが「お買い得仕様」も設定されるなど、売る側のやる気は十分。


20分程の短い試乗時間ではあったがとりあえずLP560-4の良さは十分に分かった。
これで価格も円高還元されてくれれば言うことないのだが。

※こちらは当日同じ店で見かけたテックアート・ポルシェ911GTストリート。まさか本物が日本にあったとは。