スイスが強烈な自動車規制法を検討

スイスのある党が、世界でも類を見ないほど厳しい自動車規制法案を提出しようとしているらしい。

それによると、規制対象となる車は、重量2.4トン以上、CO2排出量250g以上、新型触媒を搭載していないディーゼル車、歩行者衝突規制に適合していない車など。これらの条件に一つでも当てはまると即NGになる。
こうして書くと分かりにくいが、仮にこの規制が発動されると現在欧州で売られている乗用車の大半がスイスで販売不可能となる。

具体的には、アストンマーチン、ハマー、ベントレー等の高級ブランドは全て不可。イタリア車はフィアットの一部を除き不可、アメリカ製の乗用車は全て不可、メルセデスベンツも大半が不可、さらにはダチア・ローガンや日産マーチといった一部小型車まで不可になるとのこと。
実際に販売可能なのは4気筒以下の車と、ごくわずかな高効率6気筒車のみになるという。

無論、自国の労働者や企業に及ぼす悪影響を考えたら、こんな無謀な法案がまかり通るわけなどないのだが、かつて日本車に100%の関税をかけようとした大国もあっただけに、クルマ好きとしては無視するわけにもいかないだろう。


(推測だが、規制発動後はこのような車種がシェアを伸ばすのではないかと思われる)