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「9万ドルの高級車」ということ以外あまり共通点のない2台。
正直、どちらでも気に入った方を買えばいいとは思うが、気になるのがキャデラックCUE（インフォテインメント）。
発売後もう何年も経つのに未だに「操作性に難あり」と酷評されている。現地仕様でさえこれでは、今後日本仕様が発売されたとしても不安が残る。

以前ここに載せたスマホ連動HUDのバイク版。
HUD、バックモニター、スマホ連動と言った基本機能に加えて、自動スモークバイザー、音楽再生、GPS連動、さらに（どういう仕掛けになってるのか知らないが）速度計や燃料計まで表示可能なスーパーヘルメット。
価格は1個1400ドル(海外向け)と意外とリーズナブルだが、例によって日本語には対応していないと思われるので注意。

従来のHUD（ヘッドアップディスプレイ）の大半がナビ機能のみであったのに対し、これはスマホのアプリそのものとリンクしているところが新しい。
カーナビだけではなく、電話の着信、メール、ツィッターなど様々なアプリに対応。
センサーの前で指を左右にジェスチャーすると反応するのもユニーク（前方から目線を落としてボタン操作をする必要がなくなる）。単なる「ガジェット」ではなく実用性と安全性を重視した作り。
発売は2015年だが、公式サイトでは既に予約を開始している。運転中のテキスティング（メールなどの書き込み行為）が問題化しているアメリカでヒット商品となるかどうか。

なお当たり前だが日本語には対応していないのでご注意を。

タイトルを読むだけで眠くなってしまいそうなラインアップだが、これが今のアメリカにおけるセダンベストセラー。
地味な5台の地味な動画を15分たっぷりと堪能できる。
もし近い将来、北米に移住する計画があるのなら見ておいて損はない、かもしれない。

なお意外なことに、この中で0-100キロが一番速いのはクライスラーなのだとか。

ウラカンや650Sやゾンダについては他のブロガーにお任せするとして、個人的に気になったのはこの2台。
両者とも今流行の小型5ドアシティーSUVで両者とも外車としては珍しいAWD。
ジープ(クライスラー)は今やフィアットグループの傘下なので、一見すると兄弟車のように見えるが実はそうではないらしい。(レネゲードはフィアット500Lとプラットフォームを共有)
この2台を細かく見てみた。

レネゲードの外観。フェンダー、フロントマスク、ホイールあたりでジープらしさを演出しているが、サイドやリアは典型的なヨーロッパ車的デザイン。
ジェリカンをイメージしたというテールライトはかなり無理がある感じ。
日本でもそのうち発売されるのだろうが、元々コンパクトRVは珍しくない国なのでどこまで受け入れられるか注目したい。




一方パンダクロスは、ノーマル版が既に発売中とはいえレネゲードと比べるとずいぶんあか抜けた印象。
スキッドプレート風前後バンパーや赤い牽引フックにジープからの影響が見て取れる。
パンダは現行で3代目だが、AWDバージョンも3代目。つまりこれはパンダの「定番グレード」。




続いて内装。レネゲードは茶色と黒のダッシュボードに白のシートとオレンジのアクセントというかなり奇抜なカラー。
エンブレムを伏せたらこれが「ジープ」だとは思えない。内装は黒一色のTrailhawkグレードのほうが無難か。
細かいところでは、サイドブレーキがオートになっているあたりがいかにも現代のSUV。ATは驚きの9段変速。




パンダクロスの内装。ユニークだがレネゲードほど奇をてらってはいない。茶色を多様するのは最近のトレンドか。
フィアットの内装は品質がやや劣る面があるが、多少は改善されているのだろうか。
全体的にお洒落な雰囲気だがATが設定されないのが難点。これが原因で日本では正規発売されないかも…。




この2台のうちどちらかを選べと言われたらフィアットの方か。まだどちらも実物を見ていないので断定はできないが…。
パンダクロスに0.9リッターツインエアエンジンを組み合わせて、文字通り「これ一台で全てをこなす」カーライフは楽しそう。
もっとも、これ一台もなにも既にダッジに乗っている身分としてはジープを応援したい気持ちも強いのだけれども。