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ニューマセラティギブリにEVOが初試乗。
今回は「下位モデル」のV6ガソリンと、マセラティ初のV6ディーゼル。

開口一番に「ボディはそれなりに大きい」と指摘。あくまでクアトロポルテより「安い」のであって「小さい」というわけではないらしい。
幅広車にはなれているはずの英国人でさえこういう第一印象なのだから、日本での取り回しには慣れを要すると思われる。

ガソリン車のサウンドはV6ターボとは思えない快音。この辺のチューニングの上手さはさすがフェラーリファミリーの一員。V6の上にV8があるのだが、どうやらV6でも十分楽しそうな印象。
一方ディーゼルは、トルクはあるもののサウンドや乗り味はあまりよろしくない模様。ハリー（レポーター）の表情があからさまに変わることからも、ほめるところを探すのに苦労しているのが容易に分かる。
まあ日本では販売されないだろうが、ディーゼルは避けたほうが無難か。

毎度おなじみのシリーズ。今回はマセラティ。
例によってナレーションやBGM等の余計な脚色は一切なし。全編マセラティサウンドのみの構成。

MCストラダーレはフルノーマル車だがフェラーリとはやや違う、高回転まで回してもやや低めの音質。
アフターファイアーサウンドがいかにもレーシング的。


ニュークアトロポルテSは、外で聞く限りでは比較的大人しいが、オンボード動画だと予想以上に勇ましく聞こえる。
カメラ設置場所の関係だろうか。

最寄りのディーラーに展示車が入庫したと聞き早速訪問。
展示車はブラックの展示専用車両で、日本仕様ではないとのこと。

第一印象は…、やはり日産フーガに似ている。
中国車のように何から何までそっくりというわけではないが、フーガをモチーフにしたというのはまず間違いないところ。
よもやマセラティが日産車を真似る時代がくるとは。
 
なおスタイルはフーガに似ているがサイズはマセラティのほうが二回りほど大きい。
引き締まって見えるが、全長はベンツSクラス並み。全幅は195センチもある。銀座で路上駐車をするのには難儀しそう。
  
ボディサイズ拡大のお陰でインテリアはかなり広い。リアシートでも楽に足が組める。
内装のクオリティも高く、「コストカット」的なフィーリングはほとんどない。ただしシートは結構硬い。


エンジンは3.8リッターV8ツインターボで530馬力。
これでもメーカーに言わせると「ダウンサイジング」した結果らしい。  
  

価格は1,690万円で、旧クアトロポルテの高性能グレードとほぼ同じ。
ただし今後V6バージョンや新型ギブリも控えているので、この価格が妥当か判断するにはまだ時期尚早かもしれない。

関連情報URL : http://www.maserati.co.jp/maserati/jp/jp/index/models/Quattroporte-GT-S.html

およそ9年もの間続いたモデルライフも間もなく終了との噂。