一点豪華基準で選ぶならこのデザイン！そして走りも音もイイ！(^_^)/

　細かなディテールまで突き詰めて観ていくと、美しいと感じる部分が多くあります。シグネイチャーウイングとヘッドライト周りのデザインはエレガントでシビレます。
　内装のシフトパネルは、光の当たり具合で、真っ黒に見えたり、下層の模様が浮き上がって見えたりと、「品質は細部に宿る」を体現するパーツであり、惚れ惚れします。

　このクルマには洗練された走りもあります。「ＦＦのロードスター」のようだとの車評があったので、実際に現行ロードスターと乗り比べてみましたが、私の率直な感想では、しっとりとしたボディの剛性感、進化したＧＶＣプラスによる姿勢制御が効いている点で、「ロードスターよりも走りが洗練されている」と感じました。
　普通に走る分には、動力性能に不満はありませんし、アクセルのつきも良く、結構俊敏な動きもできます。必要にして十分な動力性能があり、街中移動、高速道路移動には何の問題もなく、直進性も非常に高いです。

　スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャーの効果だと思いますが、ボディに粘りがあるしっとりとした剛性感があり、ＧＶＣプラスの制御もあることで、クルマが揺すられるようなうねった交差点でもスルッと気持ちよく曲がっていきます。また、左右に連続するカーブにおいても、頭の揺れが抑えられ、きれいにパスしていきます。この点は同乗者からも大変好評です。
　路面が滑らかなら、室内への騒音進入も極めて少なく、車内はとても静かです。
　これら相乗効果もあり、疲れを感じさせない長距離ドライブが可能です。

　トランクには十二分なスペースがあります。700Cのロードバイク1台、または12センチ厚ブロック15個、または13インチホイール＋タイヤ４本は余裕で積めました。リアシートを倒せば、180cmの長尺ものも積める場所が出現し、実際に車中で一泊してみましたが、足を伸ばして寝ることができ、大人１人は余裕でした。就寝時は車外の音も入ってきにくく、快適な車中泊ができました。

　エンジンブレーキの効きが小さく、アクセルを抜いた慣性走行での距離の伸びが良い（走行抵抗が小さい、エンジンブレーキの効きが弱い）ため、一般道路での一定速度での巡行が得意です。郊外中心の「車間距離をとった走行」「クルマの流れを見越したクレバーなエコ運転」でエコランをした結果、満タン法での実燃費は22.3km/ℓの好記録が出ています。(^-^)

　世間では、このクルマは少し割高だと見られていますが・・とびきりの「所有の悦び」があり、彩り豊かな人生にするツールとして申し分なく、価格以上の十二分な価値があると感じています。(^o^)／