国道275号を通る機会があったので、学園都市線(札沼線)の秘境駅として一部マニアに有名な豊ヶ岡駅に行ってきました。
今回の走行ルートは以下のとおりで、札幌中心部から石狩川の西岸を北上しています。

国道275号は札幌市と浜頓別町を結ぶ全長315kmの国道で、意外と距離があります。
歴史も古く大正9年4月の大正道路法施行により誕生した地方費道4号線札幌稚内線が先祖となるそうです。
メインルートである国道12号、国道40号に平行して南北に走っており、抜け道的な役割もあります。
航空写真で見ると、ちょうど札幌市街地の薄くなっているところを通過しています。
このへんは湿地帯なので開発が進まなかったようです。
札幌中心部から国道230号、12号を経由して275号の起点に出ます。
途中、時計台の横を通過します。
ビルに囲まれているが故、「日本3大ガッカリ」と言われる観光名所です。
275号に入ると豊平川の横を通るので信号も少なく、札幌インターに行くときに重宝します。
雁来大橋で豊平川を渡って江別市に入ると、北海道が本気を出してきます笑
江別と札幌を結ぶバイパスとして信号の少ない2車線区間が続きます。
石狩川を渡る新石狩大橋からは片側1車線になり、さらに北海道な感じになります。
4車線化の工事は少しずつ進められているようです。
当別を過ぎて、いきなり左手に北海道医療大学の巨大な建物群が出現します。
この北海道医療大学駅までは6両編成の通勤形電車がやってきます。
Suicaなど交通ICカードも使えます。日本最北端のSuica利用可能駅です。
すっかり単線非電化ローカル線になった学園都市線に沿って、農業地帯を進みます。
見どころは、月形刑務所でしょうか。(動画にはほとんど写っていません)
明治維新の動乱に伴う罪人の「流刑地」として、日本3番目の集治監「樺戸集治監」として1881年に出来た、
あの網走刑務所よりも歴史のある由緒正しき刑務所です。
囚人が国道12号の建設を行い、北海道の開拓に貢献したらしいです。
そんな樺戸監獄こと月形刑務所から遠くない場所にあるのが、秘境駅の豊ヶ岡駅です。
駅舎においてあるノートを見ると、
わざわざこの駅を訪問するために旅行に来る「マニア」がいるようです。
いきなりこの駅に降り立ったら、あまりの未開感に感動間違いなしです。
Posted at 2015/05/04 02:51:27 | |
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