LEXON Xrottle  

発売前の商品をモニター価格で先行装着。

純正スロットルをベースに内径を拡大しつつ段差のないテーパー加工、バタフライバルブのシャフト加工がなされている。
大まかな実数値としては、純正は間に変な段差があり76→71→70mmと段階的なのに対して 78→ 73mmと3mm拡大。

渋滞路～高速まで乗った感じでは、全体的にトルクの厚みが増しており、 普段通りの踏み方では ”思った以上に速度が乗って行く” というのが率直な感想。つまり、装着前と同じ走り方にするにはアクセルを抜く必要があり、結果的に燃費が向上するような気がする。
特にBLITZのフィルターやスルガのAIR CONTROL CHAMBERが入っているので、もともとの純正インテークよりも流入可能な空気量が増えている上にXrottleでより多く吸える環境とになり、ノーマルのインテーク周りよりは上乗せで効果が出ている可能性が高い。感覚ではあるが、吸気音もさらに大きくなった気がする。

特筆すべきは ”出足から含めてナーバスさが皆無” であること。

ノーマルのスロットルがベースであり、物理的な変化による補正なので、普段乗っている感覚に大して一律して1枚上乗せするようなイメージだから、ドライバー側が予想する感覚との違和感がない。
似たようなものとしてスロットルコントローラーがあるが、あれは車種に寄らずユニット側でマッピングされた補正値を一方的に適用してくるので、常に急激感や違和感が否めない。
特に自分は先陣を切ったBLITZのを発売直後に装着しているので製品的にも煮詰めが甘く、装着後早期に嫌気がさして、結局常時OFFに近いパーツとなってしまっている。（安価で大きな体感を得るには良いパーツだとは思うし、最近のは進化しているのかもしれないが…）

一方でマイナス要素を挙げるとすれば、以下が挙げられる。
①純正スロットルは交換下取なので、ノーマルを予備に置いておくor売って差額補填みたいなことができない
②交換しても誰にも気づいてもらえない
燃費変化はこれからしばらくウォッチしてみて判断する。


これは間違いなく地味なパーツなので、いきなりではなく自分のクルマのトルクやパワーの出方を体が覚えてから装着した方が効果を実感できるし、単体ではなく吸気系を一式で捉えて導入することが全体のパフォーマンスUPに繋がるのは間違いない。