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タイトルも改め、久しぶりに書いてみようと思う。
約１年ぶりである。
僕が数年前に患った病気、脳腫瘍のことを。


前回からの続き…　
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「○○さーん」

どっきーん　！！　　自分の名前が呼ばれた ！!

嫌な予感ってあたるんですよね........

やっぱ僕だったんだ。　　　一気に緊張。
何てゆーのかわかりませんが、よくドラマで見る、ネガを蛍光灯で照らして見るツイタテ見たいなの、ありますよね。あれに先生が写真をパキパキと手際よく挿していきました。

○○さん、ココに何かあるようです。
恐らく脳腫瘍かと。
みたいな事を言われたが、はっきり憶えていません。
聴いた瞬間に頭が真っ白に。　　いや、どちらかと言えば真っ黒に。

脳腫瘍って何！？
俺、死ぬ危険アリなの……！？　　　　


マジでそう思った。

「今日はご家族はどなたかみえますか」
「明日MRIを撮りましょう」
「ここでも手術ができますがどうしますか」
…………

憶えている会話はこれくらい。



頭痛薬をもらい会計を済ませ帰宅。



さて、妻にどう報告するか..............................運転しながらそんな事を考えていた。


帰宅後すぐにストレートに妻に報告。

妻はものすごく心配していたが、「脳腫瘍」がどんな病気なのかわかっていない。
説明する僕もわかっていない。

「多分、手術すれば大丈夫だって…」

言ってる自分がなんだか情けない気分になった。



おっといけない。会社へ連絡せねば。

会社へ連絡したら、次長が
「とにかく出て来い」
と言った。

会社への道中、運転しながら独り怒ってた。
とてもじゃないが仕事をする気分ではない。
ましてや人と話す気分でもない。

怒りを抑えられずにそのまま次長の前へ直行。
次長は僕をなだめながら、会議室へみんなを集めた。
僕の病気のことを話し、今後はみんなでフォローしようと言った。
半分嬉しかったが、そんな事でわざわざ呼ぶな、とも思った。
その日はそれだけで帰宅した。

治るのか治らないのかわからない。
妻も子供もいる。
手術ってやっぱり頭を開くのだろうか…

不安な気持ちのまま明日のMRIへ……

すっかり書くの忘れてました！！

前回の続きです。

９８年１１月４日（水）

やはり頭痛は止まない。
頭痛薬の飲みすぎ（？）で吐き気も治まらない。。
とうとう病院へ…


朝早めに支度をし、家から一番近い古い総合病院へ行った。車で１０分未満。
駐車場が空いてなくて公園の側道に停めた。（一応、法的にＯＫ）


病院に着いたが。　　　…が。
さて、　　「何科」に行けばいいんだろう？


内科か？　たぶん内科だよな。頭痛いんだから。
欲しいのは頭痛薬だし。
でも違っていたら恥ずかしいので一応、
「受付」の看護士（婦）さんに聞いてみた。


「頭が痛いんですけど、何科に行ったらいいんでしょうか？」

「風邪の症状はありませんか？」

「いえ、頭が痛いだけです」

「……、頭が痛いだけでしたら、脳神経外科になりますが」

「脳しんけい……？」

「脳神経外科はすぐそこです」


振り返るとそこに「脳神経外科」があった。






マジ～？？

そんなスゴイ名前の科に行くの～？？

頭痛いだけなのに！！

しまったな～

受付で訊いたのは失敗だったかも～




なーんて思った。
とりあえず診察券を作ってもらい、受付へ提出。

脳神経外科の待合には２０人ほどの患者さんが待っていた。
お年寄りが多かった。僕は立って待ってることにした。


小一時間ほど待っただろうか。
名前が呼ばれて中待合へ。

中待合には４～５人の患者さんが待っていた。
間もなく自分の番が来た。診察室へ。
先生は意外と若い方だった。３０代後半～４０台前半だろうか。
先生の名前はＩ先生。
まず僕の症状、頭痛について説明した。
風邪では無いと思う事を説明した。
胃がおかしくなっている事も説明した。


先生はＣＴを撮りましょうと言った。ＣＴって何かわからんかったが、とりあえず言われた通りにした。とにかく、頭痛が治まればいいんだから。。

ＣＴが終わり、結果を待つ間、先生が、
「耳鼻科にも行ってみましょうか」
ってゆーので、耳鼻科にも行った。
蓄膿症だと頭痛もおこるのだそうだ。

僕は昔から鼻が弱く、小学校低学年の頃、いつも鼻水が垂れていた。
中耳炎２回、外耳炎５回経験していたので、耳鼻科も縁が深かった。
だから、あまり抵抗もなく行ってみる事にした。

耳鼻科の先生が口やら鼻やらになんか突っ込んで、涙がじんわり出るほど痛かったが、やがて、レントゲン撮ってみましょうってゆーのでレントゲン撮ってきた。
眉間をくっつけて撮った。
こんなレントゲン初めて。



さて……、やる事やって、脳神経外科に戻った。
来てから２～３時間が経っていたと思う。
あとは先生からのお呼びを待つばかり。



中待合に呼ばれたので中で待っていた。他に患者さんはまだ２～３人いただろうか。
カーテンの向こうで先生が誰かを内線（？）で呼んでいた。他の先生を呼んでいる感じだった。
その先生（？）が来て、二人で話し合ってる様子だった。なんだか真剣な会話。
一人では判断が付かないのだろうか？よほどの事でもあったのだろうか……

誰の事だろう……？
僕は一緒に待っている患者さん達をさりげなく眺めた…。



まさか、俺のことで……？？？


続く…

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前回の続きです。

２．「病院へ」


９８年１１月２日（月）

朝から頭が痛い。ほっときゃ治るだろ。

とりあえず会社へ。会社に行けないなら病院へ行く主義なので。（笑）


会社へは着いたが、たびたび頭痛がして仕事にならない。手を休めて眉間を押さえることもしばしば。仕事にかかろうとしてもダメ。痛いほうが勝っちゃうんだから。

会社の常備薬の中から頭痛薬「バファリン」を飲む。しかし短い時間しか効かない。

「会社に居るだけ」なら、なんとかできたかもしれない。
でも仕事をするのは無理っぽいと判断。

上司に断って午前中で【早退】。

家に帰ってからも「バファリン」を飲み続ける。
するとだんだん「吐き気」が。（一日に10錠くらい飲んだ....爆）


９８年１１月３日（火）

昨日より頭痛が酷いが、頑張って出勤。

しかし、2時間しかもたなかった。

やはり【早退】。

眉間からおでこの間の奥のほうが痛い。


その日、帰りに病院へ行こうと思った。
しかし「文化の日」で祝日。病院はお休みだーよ。(´･⊆･｀)ガッカシ

あきらめてドラッグストアへ………

「胃に優しい頭痛薬をください」.........と僕。

そしたら「ノーシン」の散剤を出してくれた。。。アリガトウ


その日、夜中に目が覚めた。

口の中いっぱいに唾液が。。。。ほっぺが膨らむほどいっぱいに。

飲みこめなくて洗面所に吐き出しに行った。




９８年１１月４日（水）

やはり頭痛は止まない。

頭痛薬の飲みすぎ（？）で吐き気も治まらない。。



とうとう病院へ。


続く…

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前回の続きです。

お酒のパワーと誠意（笑）でなんとか、と言うより、意外とすんなり妻を説得する事が出来てしまい、気分良く酔ってテレビの前で眠ってしまった僕………







………頭が痛くて目が覚めた。








頭痛いって事は、呑みすぎたかな（？）と思った。…二日酔い？？






ぼんやり時計を見ると夜の１２時半くらいだった。

二日酔いには早い気がする。

とりあえず寝室で寝なくちゃ。

で、その後の事はよく憶えてないが、妻に頭が痛いと言いながら寝たと思う。



頭痛は今までによくあったが、だいたい疲れが原因と思えるものだった。
こんな夜中に、しかも寝てから目が覚めるような頭痛は経験した事が無い。



今思えば、この時初めて「妙な頭痛」だったと思う。



続く…

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ネタが無いので昔のお話を。
ノンフィクションで書きます。

１．「頭痛」


９８年１０月３０日

僕が会社を出発したのが午後７時くらいだった。愛車ランサー（CD5A）の助手席に来客を乗せて近くの駅まで送った。その後、会社へ戻らず直帰。
仕事は確か、忙しかったが、お客さんの帰路と僕の家が同方向なので、家へ帰ることにした。

駅でお客さんを降ろした後、自宅へと走らせている途中にふと、思い出した。
「今日はアルテッツァの発表日」だと。

（僕は仕事でこの車を以前（発表前）から見ていた。最高グレードで２５０万以下なら買いたいと密かに思っていた。）

帰り道にあるネッツ○○西店に寄ってみた。
その日は【内覧会】で、本来、招待されたお客しか来ないはずだった。


お店にお客は誰も居なかった。時間が時間だけに当然だが。



お店に入ってすぐ、一人の営業マンらしき人に話しかけられた。
アルテッツァを見に来た旨伝え、
車を見たりして３０分くらい話しただろうか。




お店を出る時、仮契約をしていた。
有り金が５千円しかなくて、それを置いてきた。

前情報通り、値引きゼロ。
でも、メンテパックをサービスしてくれた。
ボディカラーの選択に迷った覚えがある。（ボディカラーを決めないと、オーダーをかけられないそうだ）



今思えば、僕の「衝動買いのクセ」はこのころ既にあったようだ。


帰ってから嫁さんになんて説明しようか、と運転しながら考えていた。




続く…
（きっと長くなります。）

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