目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
私のランサーももう14歳。
ブレーキパッドを交換するついでに、
手付かずだったフロントキャリパーのオーバーホールをする事にしました。
ジャッキアップし、ウマをかけます。
マスターシリンダーをフルードで満たしておきます。キャリパーを外したときにかなり漏れてくるので、エアを吸わないようにするためです。
作業中もこまめに点検し、なくなったら補充します。
2
いきなりキャリパーが外れていますが、
この辺は割と手順が重要になります。
①フルードラインのアイボルトを緩め、
軽くまた締めておく。
②キャリパー下側のボルトを緩めてパッドを外す。
③キャリパーを上げたままブレーキペダルを踏む
④ピストンが出たのを確認し、ブレーキラインを
取り外す。
⑤キャリパーを取り外す。
ピストンの取り外しが重要なのです。
エアツール環境であればこんな手順は必要ありませんが、うちの整備場は団地の駐車場。そんな便利なモノがある訳なく、こんな荒業で切り抜けるしかないのです。
当然、片側ずつやるのが必須です。
外した直後はフルードがジャジャ漏れするので、下にバットをしくのを忘れずに。外したラインは上を向けて布でくるんでおくと、案外漏れてきません。
3
外したピストン。
錆も全く無いし、なんか新品みたい…
こういうものは掃除だけして、
そっと戻すに限ります。
下手に磨くと傷が付きそうだしね。
4
ゴムブーツたち。
14年間お疲れ様。
しかしこいつらも全然傷んでない。
破れはおろか、硬化も進んでいません。
前オーナーはきっと町乗りしかしてなかったんでしょうね。
5
当然シリンダー側も綺麗なもの。
ただ、ブーツの溝にはやはりゴミが溜まっているので、布で丁寧にゴミや汚れを落としていきます。
ここまで綺麗だと、下手にO/Hなんてしない方がよかった様な気さえしてくる…(笑)
6
ピストン&ブーツの溝にグリスをたっぷり塗ったら、ピストン&ゴムブーツの組み付けです。
このように先にピストンにブーツを履かせてから、キャリパーに組み付けます。この時のCリングを嵌めるのがメチャめんどくさいです。下手に工具を使うとブーツが破れてしまうので、素手でやるしかないのです。
しばし車の横であぐらをかいて格闘…
近所の人に変な目で見られました(笑)
写真は撮っていませんが、キャリパーを固定していたスライドピンの掃除&グリスアップもしておきましょう。
7
あとはパッドを入れてキャリパーを組み付け、
フルードラインを接続し、
エア抜きをして完成です。
エア抜きのやり方は省略しますが、
ペダルを踏む人が必要です。
その辺から連れてきましょう。
※ブレーキは場所が場所だけに、下手にやると危険です。
内容が意味わかんねぇ!という方は、詳しい方に教えてもらいながらのほうが良いと思います。
(私もリアは教えてもらいながらやりました)
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