
2006年レクサスLSデビュー
もう8年も経ってしまいました。
現在は3代目となりましたがやはりこの初代が好き
ボクはどうしてもレクサス全般のスピンドルグリルが好きになれないんですよね・・・
レクサス好きなのにデザインが気に入らないのは本当に残念です。
以前のデザインは本当によかったんだけど・・・
最近ではレクサス中古車も安くなり買いやすくなってはいるものの
程度のいいのはそこそこの価格ですね
上記はボクが乗っていた前期LSの最新価格のメルマガなんですが、2年前に売却検討してた時に登録、以後不定期に配信されております(^^;)
さすがに安くなってきました。 新車価格で1500万超、を考えると4分の1ですからね。
買う側にとっては初期や中期の程度のいいLSを購入し長く乗ると言う選択。
トヨタの全ての技術と威信をかけ、鳴り物入りでデビューしたLS、信頼性もバッチリです。
8年もクルマとしての基本が変わっていないLS、今は逆にお買い得とも言えるかもしれません
多少古くてもなんてったって国産最高峰LSですからね。 ファンも多いです。
そこで、これから初めてLS購入を検討している方、レクサスファンの方へ
2011年、LSオーナー現役のとき
LSオーナーズレポート をアップしたのですが、それを復活
再アップしたいと思います。
ご参考になるかは・・・わかりません(^^;) 興味のある方だけ、ドゾ (^^)
2011年春
ついにウチのガレージにやってきた レクサスLS600hL
ほとんど法人車扱いのこの
hL ですが
実際オーナーになってみると、いろいろなところに気がついて来ました。
確かに国産最高級車という位置づけですが、いいところばかりではありません。
やはり静か。。恐ろしく静か
当たり前ですが停車時はエンジン止まってます(爆)
エンジン停止でもフロントグリルから小さくファン音が聞こえる状態がアイドリング
ちなみにエアコンはEG関係なく効いています。
セルモーターというものは存在しないので、セル音は無くいきなりHVモーターでエンジン起動。
ただし今の冬の時期は問答無用にエンジンかかります。
エアコンをオフにしておくと充電容量にも依存しますが、大体5分ほどでエンジン停止します。
エアコンをオンにしておくと水温があがるまでエンジン停止はしませんが
ステアリングヒーターとシートヒーターを作動しておけばエアコンオフでもそんなに寒くはありません。
EGが停止した状態でエアコンON、DVDなどを視聴しっぱなしで次のアイドリング充電がスタートするまでは大体15分~20分くらいで、アイドリングは460より少し高め、約1000rpm前後
その「静か」と感じるのはウインドガラスも関係しているようです。
hLは遮音タイプのウインドウガラスを採用している為、閉めると喧騒から個室空間になります。
普段、軽に乗ってるボクは毎週末、その静かさに感動。。(^^;)
以前もレポートしたんですが、信号待ちでの静寂は自分が偉くなったように感じるんですよね
なんででしょうか?
このときはまさかBMWを買うなんて夢にも思ってなかったな。。。(^^;)
で、実際の走りをボクなりに感じたことをまとめてみました。
街中でのハイブリッドドライブ
頻繁にアイドリングストップとEV走行を繰り返します。
アクセルコントロールで、ぐっと踏むとすぐエンジンがかかります。
さすがに2、4トン、重量感はあるので軽快、とは言えないけど重厚で俊敏、という表現。。。?
言葉で表すのは難しいですが、ストレスを感じることは全くありません。
しかし、かえってその重量感が剛性感と上質な走りを感じます。
ボクの場合純正18インチから20インチ&サスコン仕様にしているので、それなりに硬いですが
以前のBMW20インチよりはるかに乗り心地はいいレベル
これはおそらくホイールベースも大きく貢献しているのかもしれません
(6カブ=2855mm LSロング=3090mm)
エアサスの切替はスポーツモード、ノーマル、コンフォートの切替
ドライバーズカーとして、コンフォートはかなり頼りないです。
時速50キロくらいまでのコンフォートの走りは「皇室モード」みたいな感じでしょうか
多少荒れた道も突き上げ感はさほど無く、後部座席の為の快適走行にはピッタリです。
スポーツモードでなんとかドライバーズカーに変身します。
なので普段から積極的に使い分けていますね
CVTについて
もともとLS460の8速ATも素晴らしいと定評ですが、600hはモーターが組み込まれた大型CVTが採用されています。
もともとCVTはその機構から物理的に大排気量は不可能、と言われていたんですが
ニッポンの技術、やりましたね(^^)
アイシンとトヨタが共同開発したという世界初 AWD 車用 CVT

どこで踏んでもカタログ通りシームレスで気持ちいい加速をする。
レクサスDVDの表現で
「異次元の加速感と圧倒的な静粛性」 と謳っていますが、多少大げさですが確かに加速感はとても心地いいです
ちなみにアイシンの6~8速トランスミッションはVWやアウディにも使われてますね
信頼性は折り紙つきです
山中でのハイブリッドドライブ
600hはスポーツカーではありません。
しかしそこはAWD、不安を感じることなくそれなりに攻めれます。
例えばウチの会社の10年落ちカルディナバン、
通常のATノーマルモードでタイトコーナーでつい調子に乗った場合、コーナーの手前なんかで予期せぬシフトアップ、 一瞬前にポーンと弾かれ直後にブレーキング!
こういう場合、挙動が不自然になったりするんですが、そこはCVTのいいところ、そんな弾かれて突き放される感覚も無く、常にトルクフルなアクセルワークを感じます。
でもね。。全く楽しくありません(爆)
プリクラッシュシステムがピーピー鳴りっぱなし、ABS作動しっぱなし、VDIM制御しまくりなどハイテク制御のオンパレードで ヘビー級のボディを揺り返し、火がついた狂牛のように突進させることは可能ですが(笑)
タイヤに依存するところもあり、何よりさすがにこの1500万のVIPカーには優しくない、と自分制御が入り、ゆったり山中をドライブ、に切り替わります。(^^;)
この車は攻める車ではありませんね。 また攻めたい人が買う車でもありません
野田首相がSPに囲まれてゆっくり走る車なんです(爆)
気持ちいいそこそこのスピードで走る分には気持ちいいです。
高速でのハイブリッドドライブ
横幅も座面もタップリの広いシートで快適、身長180超のボクも疲れないですね。
納車直後に東京遠征、約1500キロ、四国巡業、約1000キロドライブしましたが
本当に快適でした(^^)
エアーシートもGSよりよく効きます。 なんか制御が違うようです
長時間でのドライブで疲れたら、後部座席でマッサージ、なんかも出来ます(^^)
実際何度も使ったんですが、これちゃんとモミ玉がグリグリ動き、
さらにバイブレーションまで付いてます。が、しかし家庭用のマッサージチェアと比べてはいけません
全然大した事ありません。(笑)
4人乗と5人乗で160万ほどの価格差のほとんどは
全車速レーダー、リアエンターテイメント、Gセキュリティ、そしてこのマッサージチェアだと思うのですが、どうせ装備するならもう少しモミモミして欲しいところです(^^;)
座席の調整ですが、4座ともそれぞれ細かな設定が可能です。
AUTOボタンを押すと背もたれ、座面、オットマン、助手席が前方へスライド、ヘッドレストが倒れ視界が広がる、と一番偉そうな状態に出来ます。
さすがにロングボディとは言え、ボクが後部座席だと助手席背面につま先があたりオットマンを完全に上げれることは出来ません。
ま、めったにボクが後ろにすわることは無いのでカンケイないんですけどね(^^;)
続いてリファレンスサラウンドサウンドシステム、という舌を噛みそうなネーミングのマクレビ
マークレビンソンも賛否両論ありますが、音の好みは料理と同じ、個人差があります。
ボクはレクサスのマークレビンソン、純正オーディオとしたら最高レベルだと思いますよ。
450Wのパワーアンプで19個のスピーカを制御しているコダワリの逸品
素晴らしいと思います。
そして耳が疲れたら無音で走る。
ドライブにおいて静か、というのも自然と精神的ストレスがかからず走れます(^^)
そして、600hLにはデンソーが開発した「酸素濃度コンディショナー」が装備されています。
これは、トランクスペースに設置された酸素富化装置から、酸素濃度を高めた空気を後席後方から循環させ、室内の酸素濃度低下を抑えるそうです
人間の呼吸で室内は酸素濃度が低下、酸素濃度が低下すると脳が酸欠になり
活動を抑える=眠くなる 訳です。 それを抑制してくれる機能ですね。
合わせてマイナスイオン発生プラズマクラスター、乗員の表面温度感知でエアコン制御を行うマトリックスセンサもあるようですが、これらは体感出来ません(^^)
でもね、快適すぎて結構眠くなるので。。。どうなんでしょう(爆)
高速での中間加速
例えて言うならV8、5L、BMW6カブの加速は
純正でありながらV8サウンドをうならせ、暴力的に早い男性的な魅力
600hの加速はまさしく、電気モーターのような加速
全開で踏むと恐ろしく早く、登坂を下り坂のごとく超トルクフルに加速します。
が、180キロリミッターで終わります(爆)

でも 速度が上がるにつれて同時に接地感が少し薄れるんです。
これは欠点、これだけの重量級ボディでエアサスを固めても頼りないロードホールド

600hLという後席重視のセッティングもあるかもしれませんが頼りなさは否めない
グリップが薄い=不安感 に繋がるもの、BMW650や、GSのテイン仕様の時は感じなかった接地感の薄さがあるのです。
レクサスは各国仕様になっているらしいのですが、このままではアウトバーンでは怖くて使えないでしょうね。
日本仕様、とは法定実用域を中心に設定した結果なんだと思います。
本気で怖い、というところまではいかないけれど、もう少し。。というところが長時間の高速巡航のストレスになるわけです。
エクストラスポーツモード、と言うものがあればさらにいいかも知れませんね。
ただし・・・あくまで「ある程度」を超えた場合の話です
法定速度で走る限りではこの上なく快適なんですから・・・
あと一番の問題。。
回生ブレーキがどう考えても効きすぎです。
緩やかな下りの長い長い直線。。普通は速度がどんどん上がっていきます。
今まで車の運転であれば無意識にアクセルワークやシフトダウンで調整をする。
それがアクセルオフしたとたん、ずっとブレーキを引きずっている感覚。
そのうち後続車に追いつかれそうになり、下りでもアクセルを踏まなければいけない。
エコメーターはフル充電を指していますがそこでアクセルを踏むのは??
なんか矛盾しているような気がしてならないんです
インジェクション車のほとんどはエンジンブレーキ時、燃料カットが行われているのに、600は充電の為に高速下りでもアクセルを開けなければいけない。
この問題は傾斜センサー、レベライザー、レーダークルーズ、AIシフトなどを統合的に回生制御コントロールをしてやれば何とかなると思うのですが。。
言うのは簡単なんでしょうね。。
600h一番の要改善項目だと思いますね。
600hLのその他の装備としては
インテリジェンスパーキングアシスト (自動車庫入れ)
レーダークルーズコントロール (停止から115キロまで制御)
ドライバーモニター付きステレオカメラ (前方障害物をドライバーより先に検知、回避する装置)
など他にも快適機能が満載されていますが、それは次回に取っておきます
日本の誇るレクサスフラッグシップセダン LS600h
2006年5月にデビューしてまもなく丸5年、今年はビッグマイナーが予定されているようですが、それに合わせ二回目の車検でまた多くのCPOが出てくるんだと思います。
信頼性の高いLS、どの年式でも納得出来るタマであれば車格から考えても長く乗れるし
満足度は高い、のではないでしょうか?
これからLSを検討している方に参考になれば、と思います
長編、お付き合いいただき、有難うございました(^^)