戦後70年談話。

さて70年談話ですが、まずは全文を読んだ上で、録画しておいた報ステを再生。

いわく
・「お詫び」は入ったけど村山談話の引用で、安倍が直接謝ってないﾆﾀﾞ!
・「侵略」も「植民地支配」も対象に直接触れてないﾆﾀﾞ!
・村山元総理もご立腹ﾆﾀﾞ!

「国民の意見」はいつも通り報ステの思想に沿ったものを選んで
とりあげているだけなので全く意味はありませんｗ

で、保阪正康という左翼作家（自称歴史研究家）が談話を「地に足が着いていない」とか
批判していましたが
この人はこういう人ですｗ
そりゃ報ステは喜んで出演させるよなぁｗ


という事で予想していたほどには面白くなかったので私の感想をつらつらと・・・

【文頭】
西洋諸国が技術優位を背景に植民地支配をしていた事と
日露戦争（での勝利）が植民地支配下にあったアジア/アフリカを勇気付けた事を取り上げている。

しかも西欧諸国の植民地支配が日本の近代化の原動力になった、としている。

これはつまり　褒め殺し　ですｗ
西欧諸国は苦笑いor歯軋りしながら「お、おう」としか言えませんｗ

【文中】
「痛切な反省と心からのお詫び」のくだりで”インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、
台湾、韓国、中国など、隣人であるアジア”としています。

これはつまり　安倍政権は（今までの政権の様に）中国韓国だけを特別扱いせず、
安倍政権の構想している「繁栄の弧」を一緒に形成してくれるであろうインドネシアや
フィリピンはじめ東南アジアの国々を重視していきますよ　という姿勢を
世界に向けて示しています。

【文末】
＞堅持する揺るぎない基本的価値として自由、民主主義、人権を挙げ、
その価値を共有する国々と手を携えて世界の平和と繁栄に貢献していくと宣言。

これは中国に対する皮肉というか警告でしょう。
日本と多くの国は自由、民主主義、人権を軽視する事を許さない、
「舐めたマネしやがると皆でぶち食らわすぞゴルァ！」という感じでしょうか。


全体的に「褒め殺し」を多用する事によって、どこからも文句を言わせにくい
「専守防衛」的ｗな仕上がりになっている様に思います。

マスコミ連中や公明党がこだわった「侵略」「植民地支配」「お詫び」といったワードは
かつての談話で使用されていた事を紹介する形で放り込んでいて
この変化球には中韓様もバカ野党もマスコミ様もご立腹ですが
知ったこっちゃありませんｗ
だって連中の希望通り文中に入ってるんだもんｗ


これ以上中韓に好き放題言われる筋合いはない、でもキーワードを入れなきゃいけない、
さらに欧米各国からも文句を言われたくない、となるとあの長さは必要でしょうね。

何にせよ、中韓にへりくだったク○つまらない談話が出てくるのかと思ってましたが、
文句を言われないように予防線はキッチリ張りつつも
言うべき所は結構攻めたな、という印象です。