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2020年07月26日

スイッチヒッターあれこれ。

スイッチヒッターあれこれ。 たまたまネットで『アメリカには多いのに、日本にスイッチヒッターが少ないのはなぜ?』というニュースを読んだ。
答えは『日本のアマチュア指導者が推奨しない』という、ネットニュースの常として『見出しの答えが書かれていない』というオチだったのだけれど。アメリカが多いのはなんでよ?

ヤフコメでは『右で打てない奴が左で打ってんじゃねーよ、と日本だとなりがち』とコメントしてる人がいて、さもありなんと思った。アメリカなら打席の左右のみならずスポーツそのものが『いろいろやって可能性を探せ』というスタンスだから『打てるかどうか分んないけど、とりあえずやってみよう!』となりそうだし。
アメフトとかバスケとの二刀流なんてザラだし、ナックルボールもウェイクフィールドの例もあるし、そうしたマインドで成り立っているからね。日本の減点法とは違う。
※ティム・ウェイクフィールド→打者として芽が出ず、キャッチボールの際お遊びで投げていたナックルボールがコーチの目に留まり投手にコンバート、MLBで200勝を挙げた

かく言う私も、変化球(具体的には打席から逃げていくカーブやスライダー)に簡単に空振りする状況を打破するために両打ちにチャレンジしておりました。
結局、素振り量が不足していたことで打てなくなった・右打席で何とか変化球に対処できるようになった・右投手ばかりで結局「両打ちというより左打ち」になってしまった、といった理由から封印したのですが・・・。

以前書いた通り、右打席では吉村禎章似のプレーンなフォームから現在の天秤打法っぽいフォームに変遷したのですが
※参考のために左右反転

左打席は遊びでやってた小学生のころから一貫して篠塚利夫風で、打撃もきれいな流し打ちをするヒットマンと化すのです。


もちろん野球ゲームで自分を作るときは両打ちにするのですが、こういう左右で打撃スタイルが違う選手を再現できないのが難点で。

さて、子供の頃の原風景として、スイッチヒッターの強打者と言えばこの人。
レジ―・スミス


もうここまで書いた時点で巨人ファンだとバレますわね。子供のころは巨人戦しかTVで見られなかったからね、仕方ないね。

それから、私が両打ちに挑戦するときに参考にしたのが正田耕三
彼は左手で箸を持つなど、日常生活で左手をトレーニングすることで鍛えたとか。

前出の篠塚と争った末、首位打者獲得。ホームラン0・スイッチヒッターでは初めてのタイトルホルダーと言うことで話題になりました。

スミスと正田。この時点で日米における「スイッチヒッターへの期待や役割」の違いが明確にわかる。
MLBでは選手本人が「投手の左右でスタメンを外されないようにするため」「スライダー系のボールへの対応」「元々子供のころからやってる」から、何もしなくても勝手に出てくる。
NPBでは首脳陣の考えの下「俊足選手が内野安打を増やすために」「プロになってから挑戦」しているから、増やそうと思わない限り増えない。
今やNPBにおいては、スイッチのメリットは少ないのかもね。
現時点で日本人最強スイッチヒッターが杉谷拳士wwwということからも、それがうかがえる。

松本・屋舗・高橋慶彦・平野・松永・西村etc...から松井稼頭央西岡剛とつながれてきた俊足好打の系譜(上の世代だと柴田勲も)。
このまま廃れて消えてしまうのかも、と思う一方、筒香のように問題提起したり、軍隊的な旧式の指導者が消えてきた現状を見ると、突然変異的に両打ちの好打者・強打者が生まれる素地もありそうな気もします。

さて。
なんでこんなブログを書いたかというと。

このネットニュースの記事で書かれた「NPBの日本人スイッチヒッター」に、私が応援している姫野優也(日本ハム)の名前がなかったことで、彼がスイッチを諦めたことを知ったから。
元々陽岱鋼のような「打率はそれなりでもパンチ力があり、肩も足もある外野手」が目指す理想だったのに、馬鹿な首脳陣が両打ちにトライさせたあげく失敗、4年間を無駄にした(正直、左はアマチュアレベルだったので、私は一刻も早くやめるべき、と考えていた。というかやらせるなよ、と最初から思っていた)。

いくらドラ8の捨て駒だとしても、やっていいことと悪いことがある。

正田のところでも書いたような、正田自身血のにじむ努力をした、だから姫野の努力と素質が足りない。それは一理ある。
だが一方、高橋慶彦・山崎隆造というスイッチ育成の成功体験がある首脳陣がつきっきりで指導したことで正田は完成した。翻って日本ハムのファームはどうか?基本的に放任主義の指導でスイッチヒッターが完成するわけがない。杉谷だって
この画像の時よりは打てるけれど、小技がイマイチなのは相変わらず。そしてその杉谷も高校時代からのスイッチヒッターで、入団後に両打ちになったわけではない。
チームにスイッチヒッターを育てる技量があるのか?首脳陣に姫野を育てる気があるのか、当時も今も疑わしい。
正田や、彼を育てた内田順三は手が空いてなかったけれど、松永浩美野村謙二郎を臨時コーチとして招くとか、あるいは当の栗山監督自体スイッチヒッターだったんだから何らかの指導ができたんじゃないのか?
右→両のスイッチ指導は、極論を言うと「左打者にはできない」。元から左打ちの人には簡単なことが出来ない、まずそこからの指導になるから。

もし姫野君を今季末にリリースするようなことがあれば、私は許さない。
※まぁ、何かアクションを起こすわけじゃなく、単に許さないだけだけど。

さ、暗い話で終わるのもアレなんで、最後に『3大・私が好きなNPBスイッチヒッター』を挙げて終わりにします。

①オレステス・デストラーデ

この時代に野球を観てた・やってた人はみんな真似したこのポーズ♪
前出のスミスはすでに衰えていたので、実質的に「初めて見る両打ちのパワーヒッター」。秋山・清原ばかりクローズアップされるけれど、彼らの前後を打つのがブコビッチや確変終了後のバークレオだったときの苦戦ぶりを見れば、オーレの貢献度がわかろうというもの。

②トニー・バナザード

見るからにやべー風貌と、見た目そのまんまの暴れん坊(アカン
シーズン3度の退場は当時の日本記録。「不惑のホームラン王」門田の活躍で、不人気のパ・リーグ所属ながら目にする機会が多かった選手。福岡移転後はホームラン狙いのバッティングになったのが惜しまれる。
特筆すべきは、175cmという至って普通の体格で好成績を残したこと。松永と並び、日本人スイッチヒッターへの可能性を示した選手だと個人的には思っています。

③フランク・ボーリック

日本国民ならみんな知ってる(???)「ボーリックナイト」の主人公。
バレンタイン(1期)~98年の18連敗を経て、山本功児監督が日本一への種をまいた時期に在籍。端境期ゆえの低迷期、彼の一打は試合を決定づけるものが多かった印象。
数字的な話をすると、三振の多い荒い打撃という印象があるが、実は四球も非常に多い選手で、通算打率.266ながら出塁率は.392と非常に高かった。
蛇足として、通算アダム・ダン率は41.4%なので、極端に三振が多いわけでもなく。
同点弾・逆転サヨナラ満塁弾と大暴れしたボーリックナイトでも、5打席2本塁打2四球で出塁率.800。彼の特徴が凝縮されたゲームだった。
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Posted at 2020/07/27 19:37:28

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