
まだシーズンオフでもないのに、最近草野球のお誘いが来ません。
まさか、未消化でシーズン終了???
というワケで、今日はサッカーの話でもしようかね。
プロフィールでも書いているように、私はコンサドーレサポーターですので、昨日の神戸戦の話でも。
!注意!
神戸サポーターさんの中でも、とりわけ他者の言葉に『一理あり』と思えないタイプの方は、この先を読まずにご退場ください。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。
野村克也氏の、私の好きな言葉。
昨日の試合を振り返るには、なぜ神戸が負けたかを考えた方が建設的になれる、と考え、書き込みます。
まずはその前提として、主審の問題は横に置きます。理由は、後ほど。
敗因1)試合に臨む準備はどうだった?
札幌3度目の昇格後負けなし、しかもホームで4-0と圧倒。通算でもダブルスコア。古い話だと98年のJ1参入戦でも一蹴した相手。
クラブもサポーターも『さっぽこなんて楽勝wwwwww』『何点取れるかなー?』と、考えていなかったか?
長沢の先発出場は筒抜け(むしろウェリントンの方が、よっぽど怖かった)。情報戦の概念は?
札幌は先発予想のジェイはベンチ外・石川はサブ。
おかげで、都倉にマークにつくはずだった選手は、早坂のスピードに手を焼いたのでは?
石川と対峙するはずだった選手は、菅のスピードに手を焼いたのでは?
対応に後手後手となった結果が、あのレッドカードだったのでは?
敗因2)イニエスタの調子が単純に悪かった
ポジショニングやパスなどで随所に光るものはありましたが、あまりに動きが悪すぎでは?
途中交代したのは、元々のケガ?ならば、他の原因よりもなによりも、
コンディション不良の選手を起用するギャンブルに失敗したことを甘受すべきでは?
敗因3)審判とケンカしても、いいことなんかない
札幌は元来「あまり抗議しない」。鹿島や、かつてのヴェルディなどは、審判に圧力をかけることで試合を優位に進める巧者、と聞いたことがあり、正直『羊』のような札幌の選手に不満もあった。
でも、昨日の試合を見る限り、
主審は下手だったが下手なりに安定していた。すなわち『どちらにも公平に不利益があった』。神戸の選手ばかり抗議していたせいで、さもさも札幌寄りの判定のような印象を与えているけれど。札幌側から見れば、長沢との競り合いで何故か倒された進藤のファールになったり、ポドルスキが出したボールが神戸のスローインになったり、フリーキックが当たってるのにゴールキックになったり。でも無駄な抗議はしてない。
神戸は、
自分達で勝手に「不利な判定ばかりだ!」とイライラした結果、要らないファールで退場になったり、要らないフリーキックを与えて失点したりしたのでは?
敗因4)全ては、自ら撒いた種
舐めてかかって→判定にイライラして→必要の無いファールで一発退場、数的不利になり→失点を重ねて→追い上げムードの中、与えてはいけない場所でフリーキックを与え→集中を切らして失点、終戦→挙げ句、さらなるファールを犯す
これを主審の判定に敗因を求めるようでは、同じような失敗を犯しかねません。
※11月28日追記/心配していたとおり、結局第33節・清水戦で同じような失敗を犯しましたが、それでも「審判が悪い!」の声、声、声・・・問題は審判だけなのか?違うと思うぞ、俺は。
池内氏は、とにかくレッドカードを出したがることは、サポーターの中では常識。それをクラブが知らないとしたら、マズいこと。
そのレッドカードで、かつて札幌も痛い目に遭ったし、直近で札幌に負けたJ2での試合で(直接結果には関わらないものの)神戸の選手も退場になっている事実。
札幌の選手は執拗な抗議はしなかった。それ以前に自陣でそのようなリスクを避けた。
神戸の選手はことあるごとに数人で囲んで激高。しかも主に自陣でのプレイで。
その辺が、神戸の関係者が誰も見えていない問題。
長沢『あのタイミングで蹴られたら、壁を作れない』
監督『あれはイエローカードが妥当ではないか?』
違う。
そもそも、自由に蹴らせた原因は神戸(後述)。
イエローかレッドかが問題ではなく、あの場面でわざわざ体を投げ出してディフェンスさせたのは、監督。
もしこれでリーグに抗議したり、万が一判定に影響を与えたり主審が降格するようなことがあるならば、私はリーグに逆抗議します。
それでなくても、口の悪いネット界隈では「ヘボ審判のせいで負けた」「札幌に買収された」なんて馬鹿げた話が出ているんだから!
※「ジェイに払う金がなくて契約揉めた札幌」が買収した!と騒ぐ、世界的名手を獲得した金満神戸のサポーターwwwwwwwww
頭三木谷かwwwwwwwww
・・・コホン。
ちょっと熱くなってしまいました。
最後に、レッドカードとフリーキックについての見解。
ポドルスキのレッドカードは「厳しいが妥当」。
足裏タックルですので、カードが出ることには誰も異存は無いでしょう。
個人的には、流れから見る限りイエローでも良い、と思いましたが、スローを見たらレッドで当然。
VARが導入されていたとしたら、むしろ間違いなくレッドカードでしょう。
そもそも主審の目の前で、バイタルエリアで失点直前でもないのに行うプレイではないよ。
で、たまたま
蹴られた深井の足が空中にあったから事なきを得たが、地面についていたら折れていた
※蛇足だけど、両足ケガだらけで若くして満身創痍の深井が、全治1年クラスのケガを負ったら、引退も視野に入るであろう、
コンサドーレサポーターからすれば「身の毛もよだつファール」だった!
「ケガがなかったから悪質ではない、だからイエロー」
「あんなのは欧州では普通」
はい、そんな人とは話をしたくありません。私の大好きだったファンバステンを殺したのは、あんなタックルだから。
フリーキックの場面。
「なんで、あんなタイミングで笛を吹いた?」
「壁も出来てないのにオカシイじゃないか!」
何も、オカシクありません。
その根拠は
「壁を作るのは、義務でもルールでもない」
「ボールから守備側が10ヤード離れた時点で、主審は笛を吹く」
だけの話。
確かに、普通ならばあのタイミングで笛は吹かれない。その普通とは
「守備側がボールの近くに位置し、カードをもらわない範囲で遅延行為をしている」
「守備側の壁を崩す、もしくはこぼれ球を狙うために、壁に攻撃側も入り込んでポジション争いをする」状態。
失点の場面。ファールを犯した神戸側は、ボールの前からすぐに離れ、ゴールキーパーとのポジション調整に終始し、誰も主審とキッカーに注意を払っていなかった。
札幌側は、キッカー2人、給水のためにゴール脇に2~3人(プレーに関与していないのでオフサイドではない)、壁の前に2人(突っ立っているだけで激しいポジション争いは皆無)。
神戸側は10ヤード離れた位置でキーパーと打ち合わせをしていたが、その時点でプレー再開の準備は整っている。その準備には、神戸の壁が整ったかどうかは関係ない。キレイでもグズグズでも、壁は壁。
そして、笛を吹かれ、失点。
タイミングが早いと主審を批判したりキッカーを批判するのは、筋違いも甚だしい。
その理由。
後半開始早々、三田が激しい抗議でイエローもらった、神戸陣内でのフリーキック。
主審がボールプレースする位置に印をつけ、
笛を吹くまでの時間は29~30秒でした。
その時間でポジション争いをしつつ壁を作れたわけです。しかもボールの前には選手が立って、早いスタートを警戒もしていた。
一方の
失点場面では、その時間が33~34秒に延びていたにも関わらす、まだ壁は完成していなかった。札幌の選手は壁づくりの邪魔は一切していないのに。更には、時間が延びたとは言え、ボールの前には選手は誰も居なかった。
審判は、札幌のために素早い再開をしたどころか、むしろ遅かった。それなのに、同点目指してチャッチャと蹴らせてマイボールで試合を再開すべきトコロを、
「チンタラチンタラ」「キッカーにも審判にも警戒せず」「気づかないうちに試合再開準備が整ったところを突かれた」だけの、恥ずかしい話でしかないワケ。
大昔の
鹿島-浦和戦で、ゴールを喜んでいる間にキックオフの準備が出来てしまい、ゴールに蹴り込まれたアレと、同じ話でしかない。
だから結論としては
・ひとつひとつのプレイに集中する
・戦術面や精神面でのきちんとした指導
をすべきじゃないかと。「命をかけてやってる」と言うけれど、口先だけじゃなく実践が大事。その実践とは、すなわち上記のようなことじゃないかと。厳しい言い方ですけど。
ぶっちゃけ、札幌サポーターからすれば、何度も何度も主審を罵っていた三田選手と、同様に抗議した末、試合終了間際に報復まがいのタックルでボール奪取したウェリントンも、レッドカードでもおかしくなかった。
レッドカードは1日1枚と決めている(?)池内主審に感謝すべきだし、むしろその点で神戸は贔屓されているとすら感じています。
立場変われば、見方も変わる。
贔屓も引き倒せば、罪。
勝った方も負けた方も、早々に切り替えて次節に挑むのが、健康なのではないでしょうか。