山籠のブログ一覧

あの忌々しい事故から、もう33年も経ってしまったんですね。
当時小学生だった私は、夏休みの間祖父母の家に預けられていました（とは言え、祖父母の家までは徒歩5分でしたが）。
もう記憶がぼやけてきてて、何故そんな時間に独りで家にいたか定かではないけれど、夕日の暗さの中、あてがわれた部屋でマンガを読みつつアニメ「コンポラキッド」を観ていた。

多分、その後も点けていたTVで事故を知らせる速報が流れ、子供心に『まさかこっちに飛んできてないだろうな？』と、北海道の空を見上げていました。
※昔、ベレンコ中尉亡命事件と言うのがあってだな・・・

迎えに来た両親と帰宅後も、子どもが起きていられる範囲でニュース特番を見続けました。
そして、翌朝。
あのような悲しい結末と、小さな奇跡を目撃するに至ったわけで・・・。

親の都合で一般的な子どもより旅客機に乗る機会が多かった私（多くはTDAのYS-11）でしたが、子供心に「絶対に飛行機には乗るまい」と固く誓わせるほどの、大事故でした。

大人になった今。
思い返すと不可思議な点ばかり。陰謀論なんてのもあるくらいに。
でも、個人的には『ない、が、ある』なのではないか、と。

具体的に言うと
・撃墜だ、暗殺だ、はたまた悪の組織が～、なんてのは、なかった
・けれど、大きなミステイク、あるいは大きな不都合を隠すための隠蔽工作は、あった
のではないかと。

その点は、はっきりさせないと犠牲者があまりにも浮かばれないのではないかと、ずーっと考えています。とは言え、それを調べる力も権限もない私には『真相を知る者の、告白』を待つ他ないワケで。
その、告白をすべき人物に残った時間もわずか。
あの事故のおかげで、世界の空は格段に安全になった。
けれど、それで”よかった、よかった”としてはならないし、平成まで終わってしまって次の時代にまで引きずっても良いのか？と考える今日この頃。

そんなことを思いながら、この歌を歌いました。下手だけど。
角松敏生／Ramp in