まずは我が北海道コンサドーレ札幌のことに触れる。
今季は昇格初年度の
17年以来の残留争いになっている。その理由と今後について個人の意見を書き込む。
まず、外的要因としては
「あまりに不利な判定が多すぎた」。
もしかしたらDAZNの「ジャッジリプレイ」に最も多く取り上げられたチームではなかろうか?それぐらい微妙な判定が多かった。
ざっと思いつくだけで
・荒野レッドカードの浦和戦
・福森レッドカードの柏戦
・興梠がPKもらえなかった柏戦
を想起する。2件の
レッドは『足裏だから妥当』ではあるけれど、その後同様のケースでイエローで済んだ場面もあり(ジャッジリプレイでは「過剰な力かどうか」と言っていたが、荒野・福森のケースもボール奪取の過程で足がかかっただけで、あれで大ケガするような危険なプレイではない)、疑問が残る。特に福森は前半10分で退場になりほぼすべての時間帯を10人で戦ったため次節にまで影響が及んだ。
興梠は
GKと1対1になる場面で後ろから倒されて、あれでPKにならないというのは「中東の笛」以外ではまずお目にかからない。結局その時受けたタックルで傷めてあからさまにクオリティが下がってるワケで。
荒野の方は試合終盤だったし影響は限定的としても、10人で戦って1-6で敗れたホーム柏戦と次節神戸戦(1-4)、カードもPKもなかったアウェイ柏戦(0-1)。勝ち点9を失ったとまでは言わないが、この試合での上積み、あと私が思い出せないもの(ジャッジリプレイでは札幌に不利な判定とされることが多かった)も含めれば
勝ち点は5点は多かった。そうなれば現在残留争いなんて不要な順位だった。
まぁそれは、恣意的な判定がないならば「判定はお互いさまで、結局プラマイゼロになる」ものなので、単なる恨み節ですが。
一番の問題は「長期離脱者があまりにも多すぎた」こと。
列記すると
菅野 第14~17節(4試合欠場)
大谷 第15~19節(5試合欠場)
田中(駿) 第15~16節(2試合欠場)
高嶺 第14~18節(5試合欠場)
ルーカス 第17~22節(6試合欠場)
深井 第21~22節(2試合欠場)
金子 第9~10、23~26節(6試合欠場)
シャビエル 第21~24節(4試合欠場)
小柏 第5~9、11~23節(18試合欠場)
興梠 第5~6、8~16節(11試合欠場)
開幕・清水戦のスタメンのうち8人が長期離脱、とりわけFWは全滅・・・。
これらの選手が入れ代わり立ち代わり欠場している状況では、ペトロヴィッチ以下コーチ陣も難儀しただろうことは容易に想像できる。特に小柏については計算が立たない時点でFWとしての序列は大幅に下がっただろう。
手術のため興梠が離脱した第8節からルーカス・深井が復帰した第23節までの15試合の結果としては
5勝7敗3分 勝ち点18 13得点 26失点(-13)
余談としてそれ以外の13試合は
3勝3敗7分 勝ち点16 20得点 19失点(+1)
よくもこの得失点差で5勝も出来たな、と。これが、私がペトロヴィッチ解任を声高に主張しなかった理由。多分、
並の監督が常識的な戦術で戦ったなら、今頃は2012年の再現になっていただろう。こんな状況ではカップ戦をあきらめざるを得ないのは自明。
2年続けて負傷者多発という事実は、トレーニングの質や生活・食などについて今季終了後猛省のうえ、再構築して欲しい。補強が~フロントが~ミシャが~、と批判する以前の問題と考えている。
また、ペトロヴィッチを批判する際によく出るフレーズとしては「メンバー固定」が挙げられるが、ある程度は仕方ない部分がある。正直、意識して育成・起用しない限りはどこのクラブも大なり小なり同じ。
個人的には、選手には3つのランクがあるように見える。
Aランク:スタメン・ベンチ入りレベル(18(17)人)
GK菅野・大谷
DF田中(駿)・福森・岡村・(柳)
MF高嶺・ルーカス・深井・金子・宮澤・青木・駒井・荒野
FW菅・シャビエル・小柏・興梠
Bランク:欠員時の穴埋め要員(6(5)人)
GK中野
DF西
FWミラン・ドド・中島・(檀崎)
Cランク:育成・カップ要員(11人)
GK松原・ベンアミン
DF中村・西野
MF井川・田中(宏)・佐々木・小野・スパチョーク
FW藤村・漆館
時期がズレてるとはいえ、
Aランクから11人が離脱。本来リーグ戦では「お呼びでない」Cランクからもスタメン起用せざるを得ない状況。そんな状況で中村桐耶とスパチョーク、それからレギュラーの座を勝ち取った岡村はチャンスを活かして序列を上げたかな、と。
もちろん、そんな状況ではAランクの選手は出ずっぱになりがちで疲労もだいぶあっただろう。菅野欠場4試合中3試合で先発した
中野が15失点したのは、彼の技術のみならず、そもそもメンバー自体がJ1で戦える戦力ではなかったということ。
檀崎はかつてのチャナティップ同様「システム上使う位置がない」から仕方ないとして、
柳はなぜ移籍したのかと今も困惑している。移籍しなければ間違いなく去年より出場チャンスはあったし、深刻な戦力不足にあった5~7月は全試合先発出場できただろう。ましてや飲酒運転でサッカー人生をふいにすることもなかっただろう。
出番云々は去年の時点でわかっている話で、不満ならばオフシーズンに移籍するはず。山下某のようなシーズン直前でもなければ、ダヴィのような引き抜きでもなく。滅多なことを言うものではないが、移籍は出場機会増のため、ではないのではないか?そして、その理由としてはもしかしたら「練習生・西の加入」ではないか?我々のあずかり知れぬところで確執があったのでは?と考えるのはゲスの勘繰りだろうか?今年もレギュラー獲れなかった、よっしゃ移籍したろ!という可能性もなくはないだろうが・・・。
続きはまた明日。
Posted at 2022/09/13 23:26:05 | |
トラックバック(0) |
サッカー | スポーツ