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2020年11月10日 イイね!

王と清宮、上原と田澤③

王と清宮、上原と田澤③さて。

話は変わるが、お題のもうひとつにも触れておく。
もはや誰も話題にもしていないが・・・。

そもそもの話として
1)35歳になる選手をドラフトにかけること
2)MLB出身者をドラフトにかけること
3)NPBを経由せずにMLBに挑戦したこと
4)残した実績
5)現在の実力

これらをごちゃまぜに議論(主にネット上)している時点で、まともな答えなど出るわけもない。そしてその戦犯は上原浩治である。
まぁ、それに乗っかった田澤純一も同罪ではあるが。

1)については、致し方ない話。NPBの歴史の中でドラフト外入団を廃止した経緯があるのだから、何歳だろうと実力がどうだろうと、ドラフトを経ないと入団できない(現在の)道理である。
有名なマンガじゃないからわからないだろうけれど「DH」「神様がくれた背番号」という作品がある。
前者は『野球未経験の30過ぎのトラックドライバーがバッティングセンターで打撃開眼して、ロッテにDH専としてプロ入りする』話で、どうやってプロテストで合格してドラフト指名されるかが前半の山場だった。
後者は『神に選ばれたホームレスが願い事として「世界で1番野球がうまい40歳」を望み、阪神の優勝に貢献する』話で、こちらも年齢と経緯のネックをコーチのテストでクリアしプロ入りしている。
昔であれば「ドラフト外入団」で済んだのが、フィクションですらこうしたエピソードを入れないと成立しない、そういう制度であり、それはNPBの歴史の中で形成されたものである。賛否両論あった田澤ルールも、すでに撤廃されている。
批判する者が言うような「凝り固まった、古臭い、融通の利かないルール・団体」でもないのである。
江川騒動の時の「コミッショナーの強い要望」程度の柔軟さ?はある。

2)に関しては、上原が言いたいことはわかるが傲慢に感じた。あまりにMLBを神聖視しすぎでは?もちろん、MLBでの経験は財産になるし調整法などで手本になることもあるだろう。
だが海外プロリーグ、という意味では韓国KBOや台湾CPBL、あるいはイタリアIBLなど経由した選手もドラフト外にしないと理屈が合わない。MLBは世界一のリーグだから別、というのは感情論でしかない。
もちろんMLBをドラフト逃れの地にする可能性もゼロではないし、KBOだとロッテ(ジャイアンツ)、CPBLだと楽天(モンキーズ)が隠れ蓑に出来る素地がある。

3)に関しては、私はMLBかぶれではあるがNPBが好きな人間なので、彼の行動は今でも許せない。でもそれは横に置く。
ここがネックになるのは、彼が取ったスレスレの行動により悶着を起こしてMLBに行ったこと、ではなく、NPBを経由しなかったことで日本の野球ファンの心に訴求するものがなかったことと、「帰る家」がなかったことだと考える。
ライトなファンにとってワールドシリーズなんてなんの話か分からないし、中継ぎでチャンピオンリングもらったからって、ファンの心には響かない。ダルビッシュや大谷のような選手ならば、注目度も違うし帰る家(この二人で言えば日本ハム)がある。

訴求と言う点では、ファンだけではなくNPB各チームの編成担当やオーナー連中に対しても、そうだったのだろう。
同じ意味では4)も当てはまる。過去の実績は充分、でも数億掛けてNPBにフィットするかどうかも未知数な中継ぎを獲得することにメリットはあるかどうか、間違いなく天秤にかけただろう。調査書が届いたと言うことは、指名される可能性は充分あった。

その踏ん切りがつかなかった理由は、まさしく5)。
NPBを自由契約になった投手が活躍しているBCリーグで、あの程度の成績である事実を踏まえれば、活躍する未来を想像できなかった、だから指名を見送った。
極端な話、1)から3)なんてのは些末な話で、今回NPB各球団が判断したのは4)と5)だけだったんじゃないかと想像する。
そこさえクリア出来ていれば、経緯なんてどうでもよくて、ドラフトの1枠を行使することだって厭わずに指名されていたはずである。
そんな単純な事実に対して、やれ「NPBが示し合わせて指名を見合わせた」とか「こんないい選手を指名しないNPBは腐ってる」とか、的外れもいいところ。
それをマスコミ、特にスポーツジャーナリストを名乗る人間が文字にしている時点で、暗澹たる気分になる。

そこで、上原(と、それに乗っかった田澤)である。
やれ「日本の野球はレベルが低い、古い。まだそんなことやってんのか」とか「メジャーリーガーだぞ、実力は折り紙付き」とか、あまりにも騒ぎすぎ、姦計が過ぎた。

周りが騒がなくても、真面目に一生懸命に真摯に野球に向き合えば、あと数年は日本のファンの声援の下でプレーできた。
いずれにせよ、最終的に大事なのは「本人がどう取り組み、どう結果を出してきたか」である。騒ぐ外野は関係ない、本人だけの責任。それがプロ。
Posted at 2020/11/10 20:09:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 野球 | スポーツ
2020年11月09日 イイね!

王と清宮、上原と田澤②

王と清宮、上原と田澤②レギュラーシーズンの全日程が終わったので続きを書くことに。

①では主に本人のことを中心に書いたが、そもそもの話としては「なぜ使うのか?」という前提がある。
噂としては「選手編成や入れ替えの権限はフロントにある」「清宮がシーズン通してファーム落ちがなかったのもフロントの要望」というものがある。
真偽不明なのでそれについては書くつもりはない。
それ以外の理由として私が感じたのは『じゃあ他に誰がいる?』ということ。

ファームで結果を出して契約を勝ち取った樋口
期待されていて1軍でも実績のある淺間谷口
同じく期待されていた外国人のビヤヌエバ王柏融
そのほかの選手も含めて『では彼らが清宮より優秀な成績を残したか?長打への期待はあったか?』と問いたい。

もちろん勝つためには、今季幾度も勝利に貢献した松本・杉谷を起用(西川を一塁起用)すべきだった。ただそれは、今季投打ともに整備され優勝を争っている、という状況での選択肢。なぜなら、その起用には未来がないからだ。

外国人と新人で何とか先発の頭数だけはそろった。中継ぎも見劣りしない。その代わり抑えが、死んだ
打者では計算が立つのが西川・近藤・中田・渡邉・大田の5人だけ。しかも西川は「何らかの故障を抱えて出場している」ように見えたし、中田ももはや全試合一塁フル出場は無理、渡邉の守備は守備範囲・プレー判断共に個人的には「我慢ならない」。
※渡邉は三塁で起用すべきと考える。また、肩と足・打撃を考えれば野村は左翼コンバート。上原は打者転向の上、中堅手。空いた二塁は中島を再コンバートあるいは杉谷・谷内の起用でセンターラインの引き締めを図るべきと個人的には考える。

そもそも、タマ数が足りないのである。
先に書いた通り、松本や杉谷など良い脇役がいるものの、では「彼らが先発したら、ベンチは?」という問題がある。
中田をDHで休ませ、試合後半の選手交代を考え、代わりに使える選手もほぼいない中、誰を使うか?清宮の積極起用は、なんら疑問のない妥当な策と考える。
もちろん、成績はその起用に応えたものとは全く言えないし、清宮がある程度キャリアを積んだ選手であれば、下に落として代わりにフレッシュな選手をファームから上げるべき。
本来ならば、首脳陣からそうした事情説明はあってしかるべきだし、それがあれば「えこひいき」だとか「とっとと2軍に落とせ」とかいう雑音を抑えることもできただろうに。

そもそも清宮は、蝶よ花よ、と育ってきた選手。
ニコニコ(人によってはニヤニヤに見えるらしいが)してるのも、その現れであると同時に危機感の欠如である。
今さらスパルタで何とかなるものでもない。ならば、褒めておだてて育てるしかない。「ワクワクしない」とか「打てよ、4番なら」とか、パワハラまがいの言動で打撃や守備が向上するとは、到底思えない。
※まぁ、危機感を与えるためにトレード、というのも全然ありだとは思うが・・・

全て鵜呑みにはしないが、野村克也の言葉にもある。
三流は無視、二流は称賛、一流は非難』。
まだまだ清宮幸太郎は、非難されるような選手でもなし。
育てなければチームの浮沈にかかわる、というならば、放任主義はあり得ない。
どんな手を使ってでも、育てるしかない、そう考える。
「練習が嫌い」という噂もある。守備は反復練習でしか身につかないので、その噂は真実かもしれない。また、「野村はなんでも聞いてくる=貪欲、清宮は何も聞かない=やる気がない」という噂もあるが、それはパーソナリティの問題でしかない。育てたいなら、なぜ打てないのか?なぜ守備が下手なのか?ヒントで気づきを与えるのではなく、答えを教える時期に来ているのではないだろうか?

①で王さんの「有名な、荒川道場での真剣振り」の話を書いた。
メディアに散々触れられている通り、血のにじむ努力で一本足打法を習得した話だが、この話には余談がある。
師匠である荒川博は「王は、長嶋くらい練習熱心だったらホームラン1000本打てた」。
???
荒川は王の専任コーチのように思われがちだか、巨人の打撃コーチであるゆえ、長嶋の指導もしていた。ある日、打撃で悩んだ長嶋が指導を乞うた際「あとで部屋に来なさい」とひと言。現れた長嶋は汗だくだったそうだ。
つまり、長嶋は「まず自分の練習を目一杯やってから来た」のである。
一方の王は「厳しい練習ながら、言われたことをこなしていた」に過ぎない、とも言える。

長嶋にはなれなくても、一生懸命練習に取り組めば「王ぐらい」には、なれる。
いずれにせよ、最終的に大事なのは「本人がどう取り組み、どう結果を出していくのか」である。騒ぐ外野は関係ない、本人だけの責任。それがプロ。
Posted at 2020/11/10 19:45:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 野球 | スポーツ

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