
あまりに忙しくて、全然書き込めなかった・・・。
フレディのように天高くこぶしを突き上げるか、それともそれをじっと見つめる側になるか。J1最後の1枠のみならず、J2・J3でも様々な争いがありましたね。
結果的にはみなさんご存じの通り
残留→柏・ガンバ・清水・湘南
降格→徳島・大分・仙台・横浜C
残留した16位湘南の勝ち点は
37
降格した17位徳島の勝ち点は
36
と、いうワケで・・・
私の予想ライン38とは勝ち点差1でございました。
途中ではもう少しライン下がりそうな気配もあったのですが、やっぱり残り1枠の争いってのはブーストかかりますね(しみじみ
結局は、残り7試合時点から競っていた湘南と徳島の位置が変わっただけ、ではあるのだけれど、それだけで済ましてしまうにはあまりに味気ない、良い戦いでした。
なので、ひとまず自分なりに総括してみる。
〈柏レイソル〉
残り7試合での予想勝ち点
45
勝ち点と順位結果
41(15位)
結果的に残留組ではブービーであったものの、早々に残留を決めたあとなのでそれは問題ではない。よ
ほどのヘマやミステイクがなければ降格圏に入ることもなかったので妥当かと。勝ち点を獲れたのは清水・セレッソ・福岡戦。残留を勝ち取るには
「取れる相手から確実に取る」、それをきちんと実行した。出来ないところは降格する。
〈ガンバ大阪〉
残り7試合での予想勝ち点
41
勝ち点と順位結果
44(13位)
ここも柏同様ではあったのだけれど、唯一の不安は「春先から休みなく戦い続けた疲労度」。徳島関係者が
「コロナの影響が」云々と言っていたが、今季J1で最も影響を受けたのはガンバだから!とサポーターでもないが強く言っておきたい。
ACL争いの浦和、優勝争いのマリノス、残留を争う大分。局地戦での勝利が大局に影響した感。私は
「浦和・鳥栖・マリノス相手に勝ち点3未満だとヤバい」と書きました。結果は勝ち点7。もし私の言ったとおりの展開ならば、最終節の湘南戦が恐ろしいことに・・・!
〈清水エスパルス〉
残り7試合での予想勝ち点
39
勝ち点と順位結果
42(14位)
実は、私はココが落ちると予想していた。
毎年のように残留争いに巻き込まれ、残る相手も難敵。しかも6ポイントマッチは柏戦しかなく(しかもその試合に敗戦)、ロティーナ更迭も遅きに失した感があったから。
FC東京戦での敗戦は、かつて札幌サポーターとしてさんざん見てきた「降格するクラブの典型的な敗戦」だった。手も足も出ない、夢も希望もない、そんな敗戦。
まさか、平岡宏章(この方も古の赤黒戦士♪)が今回も立役者になるとは・・・指揮を執った札幌戦から
3勝1分けの勝ち点10、退場者がいなかったら札幌戦も勝ってフルマーク(勝ち点12)だったと思うよ。
「来季は残留争いに巻き込まれないように」と考えられるのも、残留できたからこその悩み。個人的には
平岡さんのサッカーは好みです。ただそれがサッカーどころ・清水の皆さんのお眼鏡にかなうかは知らんけども。
〈湘南ベルマーレ〉
残り7試合での予想勝ち点
32
勝ち点と順位結果
37(16位)
末席に飛び込んだのはココだった!
正直
「もっと楽に残留できたんじゃないの?」と言いたいけれど、残り7試合で勝ち点を得られなかったのは「あの徳島戦」だけですからね、充分よくやってるし、補強次第では来季トップ5に入っても私は驚かない。数字は残らなかったけど、いいサッカーやってると思うんだよなあ。
〈大分トリニータ〉
残り7試合での予想勝ち点
29
勝ち点と順位結果
35(18位)
「天皇杯に勝ったがゆえにACL込みの日程に苦しめられる」様を見たかった、というドSなワイw
いやマジで
カップ戦2つ☆☆つけたプロヴィンチアがあってもいい!惜しかった!
中盤まで負けが込んでいたころ片野坂更迭と言う意見も散見したけれど、一貫していいサッカーはしていた。ただ、その
ビハインドが大きすぎたのかな、と。
28試合で勝ち点20(1試合平均0.7点)、ラスト10試合で勝ち点15(1試合平均1.5点)ですからね。
本来ならば「継続すれば1年で昇格可能」と思っていましたが、片野坂監督が抜けるという一番の痛手・・・。
〈ベガルタ仙台〉
残り7試合での予想勝ち点
27
勝ち点と順位結果
28(19位)
各方面でも記事化されているように、ココは
「2年前に渡辺晋監督を解任した時」からボタンの掛け違いが生じていたんだと思う。
リアリストに徹して理想を一旦捨てた渡辺監督のサッカーを「面白くない」と切り捨て、次に連れてきたのが木山隆之って(呆)。案の定降格圏に沈んだシーズンはコロナに救われ、その総括もなしに手倉森監督就任・・・降格間近の時期の
広島戦、あれをシーズン通して出来ていればこんな順位には居なかった。でもそれは結果論でしかないし、火事場ブーストを30数試合も継続なんてできないワケだし。
既に草刈り場となっている現状、何らかのブレイクスルーがなければ・・・という感想。
「アビスパ福岡がかつて通った道」に似通っている感がある。
〈横浜FC〉
残り7試合での予想勝ち点
31
勝ち点と順位結果
27(20位)
もともと「勝ち続けなければ未来はない」状況だった。
徳島とのド突きあいがピークだった感。正直、戦力も足りてなかったし。
とは言え、立地的には充分に恵まれているクラブ。J2ならば上位の戦力を揃えられるのでは?
おまけに・・・ウチの
ヨモさん(四方田修平)を監督に据えるというのは、個人的には素晴らしい選択だと思う(札幌的には大きすぎる痛手だけれど)。
自分と他方の戦力を見極めて
「勝つためのゲーム」をすることが出来るし、J1に上がったら残留させる戦いもできる。札幌の次期監督(候補、ではなく既定路線)としてミシャサッカーも熟知しているその手腕を存分に発揮できれば。
元々はゴッさん(後藤義一)・パベル・有馬賢二が「初期選手」として加入したこともあり、横浜FCはずっと気になるクラブ。札幌がJ1に定着してからJ2はご無沙汰しているのだけれど、
来季は横浜FCの試合も追いかけようと思っています。
〈徳島ヴォルティス〉
残り7試合での予想勝ち点
36
勝ち点と順位結果
36(17位)
柏とガンバの項で書いた通り
「取れる相手から取る」「局地戦に勝利する」ことが出来なかったのが、最後に奈落の底に突き落とされる結果となったかな、と。
敗れた4試合のひとつでもひっくり返していたならば、結果は違ったわけで。
と言うか・・・やはり
「湘南戦での一件」は大きかったと思うよ。
いつも言ってるんだけれど
「スポーツは相手がいないと成立しない、だからこそリスペクトが必要」。所属選手が亡くなるというショッキングな出来事から立ち直る間もなく始まり、そして敗れた湘南の本拠地セレモニーでの蛮行。
あるプロゴルファーは
「(相手のパットに)入るな!ではなく入れ!と念じる、相手の不幸を願ってしまえば結局は自分に返ってくる」と言った。まさしくそういうことだと思う。
言霊。
鳴門での本拠地セレモニーで社長に「あのような行為は許さない」と言わせてしまうというのは、もはやサポーターと名乗ってはいけないレベル。社長がそれまでの悪行を静観してきた結果の出来事だから同罪!という声もあったが、それは別次元の話。正直、
どこのサポーターだってコアサポの一部はそうしたDQN。それをのさばらせるのか、排除するのか、コントロール下に置くのか、そこはクラブや大多数のサポーターにかかってはいると思う。基礎数が少なくコアサポに頼らざるを得ない徳島としては大変かもしれないが、
暴力や破壊行為とは趣の違う出来事なので、そこはしっかりしないとパブリックイメージにかかわると思う。
踊る選手も見るサポーターも阿呆、なんて思われないためにも。
個人的には、喜ぶ田渕龍二が見たいんでね。
最後にJ2・J3にもひとこと。
最終節を前にしてライバル熊本に勝ち暫定首位に立った
テゲパジャーロ宮崎が、まさか試合がないとは言え3位に転落するとは思いもしなかった。
J3優勝はロアッソ熊本、ここは一時期札幌とは兄弟分的なお付き合いもあったし、個人的には「J3に居てはいけないクラブ」だと思うので、素直にうれしい。
そして2位で昇格を決めたのはいわてグルージャ盛岡。ここも「J入りを目指すクラブ」として古豪だし、ガンジュ岩手との分裂時はどうなるものかと思っていましたが、ここまで上がってきましたね!
そして・・・そのあおりを食ったのがSC相模原。J2ライセンスのない宮崎が昇格圏ならば19位でもJ2残留だった・・・とは言うものの、レノファ山口以下5クラブでの残留争い、結果としては自力で東京ヴェルディに勝っていれば残留だったワケですし。ここも横浜FC同様、
立地条件には恵まれていると思うので(東北・北海道地区から関東や関西、九州なんかを見ると、都市の規模や経済面でどこも恵まれているように見えるのです)、まぁJ3では首位争いするでしょ。あとは稲本潤一がどうなるか。
Posted at 2021/12/27 18:13:24 | |
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