カプチーノ・・・
おおげさに聞こえるかも知れませんが私の人生の中でこれほど思い入れと想い出の詰まった車はありません。
今でも良く手放せたなぁと思うくらいの感慨深い愛車でした。
程度最悪の中古へっぽこアルトを手放した後、次の車を探していたのですが、お金に余裕もなかったので軽で楽しい車を探していた所、カプチーノと出会いました。
見た目はくたびれていましたが、初めて試乗した時の衝撃は今でも忘れません。経験したことのない低い視界、狭い穴倉のような運転席。あらゆる情報が5感に直接伝わるこの感覚はまさに「公道を走れるゴーカート」そのものでした!
車重わずか700kgほどのボディはF6A DOHCツインカムターボエンジンからプロペラシャフトを介し後輪に伝わりダブルウィッシュボーンの足回りが路面をしっかり捉え軽快に走り、4輪ディスクブレーキで安心して止まる事ができる。
しかも屋根が外せてオープンカーにもなる!
見た目の可愛らしさや華やかさだけに留まらず「走る・曲がる・止まる」を高次元でバランスさせた硬派な作り込みはまさにバブル期の遺産、メーカーの意気込みが伝わる洗練された本格派軽スポーツなのでした☆☆☆
ターボの特権でもあるブローオフバルブを付けてからは、エアクリ、マフラー、エアロにオールペンとカスタムは加速していったのですが、全国イベント参加2週間前に事故って廃車にしてしまいました(TдT)
やっと仕上がった愛車を廃車にしてしまい失意のどん底で思った事は、「このまま終わらせたくない」と言う決意。
周りがあきれ返る中、2代目を探すべく自転車で中古車屋巡りの日々の末、女性ワンオーナー、ガレージ保管の極上ノーマル車両を手に入れました♪しばらくは、お金もなかったのでノーマルのままで乗ってましたが、余裕が出てくる頃にはカスタム魂が再燃し写真のような仕様に進化して行きました。
拘りを並べたらキリがありませんが、目指したのは「シンプルでも存在感のある昭和のオーラを放つスポーツスタイル」ですw シャコタンの旧車やそのリムの深いホイールに憧れていた世代なので、しっかり反映させました^^
色にも拘り、ただの白ではなく、レガシィのホワイトをベースに青と黒を足し、暗い場所で見ると青みがかった白に見え、クリアも何層か多めに重ねているので陶器のような艶を持つ「TOTOスペシャルホワイト」と命名しましたw
深リムホイールを入れるにあたって、ノーマルのボディではどうしてもこのサイズは収まらず、最初は構わずハミタイヤで通勤してたら会社の総務に写真を撮られてあわや出入り禁止の危機に陥ったのでホイールを・・・
替えずにフェンダーを拡大しましたwww
それもバーフェンではなく繋ぎ目のないブリスターフェンダーに拘りました。
フロント15mm、リア30mmワイド化です。またカプチーノは車高を落とし過ぎるとアームが突っ張って走りに影響が出てしまいますが、ボディとタイヤのクリアランスが開いているのはカッコ悪い。特にフロントにその傾向が顕著だったのでフロントはフェンダーのアーチ下げ加工をして見た目と走りの両立を目指しました。
スポーツカーは走りが楽しいのは勿論ですがカッコよくなければ意味がありませんw
後、ボディライン重視の私にとって外観のカスタムはパーツを足して行くよりも取り除く事に拘りました。
「減らしていく美学」です! ・・・エコでしょ?w
ノーマルのボディラインをいかに綺麗に見せるかと言う事を追求して邪魔だと判断したものは取っ払っていきました。
ここら辺は個人的な好みの問題なのですがカプチーノオーナーの方々の中ではかなり浮いた存在でしたねぇ汗
ハミタイヤ問題が解決したかと思いきや、今度は車幅が軽自動車規格を超えてしまい、なんとこのままでは車検に通らなくなってしまいました(゜д゜;;;
・・・と、言うワケで普通車に登録し直しました。
もはや維持費は軽ではありませんw
それでもこのスタイルは妥協できなかったのです。
イベントにも多数参加し、雑誌に載る機会も増え、年に1度オートポリスで開催されるABCミーティングという軽スポーツのイベントのドレスアップコンテストで前人未到の2度優勝を果たしたのは嬉しい想い出です♪
そして、1代目で叶わなかった全国カプチーノイベント「OPEN CAFE」に6年の時を経て参加する事が出来ました!
(T∀T)v☆
参加台数400台超えのカプチーノだらけのマンモスイベントの中で雑誌社の取材を受け「ぶっ飛びの6台」に選ばれたのも感激でした☆
「あの時諦めないで良かった・・・ついにここまで来たよ」
・・・込み上げて来るものがありましたね照
そして2代目購入から10年が経ち、ついに86へとバトンタッチしたと言うわけです。
この小さい本格派のスポーツカーは私の人生の中で決して忘れる事のない素晴らしい名車で在り続けます。
ありがとう!
長文最後まで読んで下さって感謝です☆
m(≧∀≦)m
< Cappuccino Data >
年式 :平成5年式
走行距離:17.3万km
※車幅が軽自動車規格オーバーの為、普通車登録
ENGINE
・5万km時ノーマルエンジン載せ替え(ヘッド耐熱塗装赤)
・強化タイミングベルト(スズキスポーツ)
・GJオイルフィラーキャップ(ガレージ・ジョン)
・スパークプラグコード(NGK)
・イリジウムプラグ(NGK)
・エアクリーナー(HKSスーパーパワーフロー R32スカイライン用をアダプター介し取付け)
・スロットルボディ交換(純正)
・インタークーラーパイプ(ワンオフ スロットル側)
・ブローオフバルブ(TAKE OFF プッシュンR)
・ドライバッテリー(ODYSSEY)
・バッテリーベース(大洋モータース)
EXHOST
・フロントパイプ(J・WORKS オートジュエル)
・オールステンレーシングマフラーSPECⅡ(バーディークラブ)
BODY
・3点式フロントストラットタワーバー(HALF WAY マスターシリンダーストッパー付き)
・フェンダーサポートバー(HALF WAY)
・アルミクロスメンバー(CRUX)
・アルミフロントアッパーサスメンバー(CRUX)
・GJマルチリアタワーバー(ガレージ・ジョン)
SUSPENTION
・車高調(レーシングギア N1スペック)
BRAKE
・ブレーキキャリパー(純正品を赤耐熱塗装)
・ブレーキパッド(アクレ ライトスポーツ)
WHEEL
・ワーク エクイップ01 F: 6.0J×15 +23 R:7.0J×15 +15
TIRE
・F: ピレリ ドラゴン 165/45R15 R: ネクセン 175/50R15
EXTERIOR
・オールペン(TOTO スペシャルホワイト)
・フロントフェンダー(ワンオフ アーチ下げ 幅+15mm)
・リアフェンダー (ワンオフ 幅+30mm)
・フロントバンパー(コージーライツ)
・サイドステップ(ハートランド)
・リアバンパー(TAKE OFF 加工)
・インターフェランスブルーミラー(HALF WAY)
・ショートアンテナ(ハートランド)
LIGHT
・デュアルヘッドライト HID 170W/4100ケルビン(エリートSPL)
・LEDポジションランプ(エリートSPL)
・クリスタルサイドウインカー(メーカー不明)
・LED4灯テール(エリートSPL ハイフラ防止KIT、LEDコントローラー付き)
INTERIOR
・ステアリング(MOMO COMMAND2 32φ)
・ステアリングボスカバー赤(メーカー不明)
・シフトノブ(RAZO)
・ショートストロークシフト(カメラード)
・カーボンシフトブーツ(A-SITE プロジェクト)
・カーボンサイドブレーキブーツ(A-SITE プロジェクト)
・シフトゲートプレート(コージーライツ)
・トランクオープナー(純正オプション品 後付け)
・ブースト計(アペックス)
・シートカバー(TAKE OFF)
・シートタワーバー(メーカー不明)
・アルミペダルカバー(RAZO)
・フロアマット(メーカー不明 赤黒チェッカー柄)
AUDIO
・MP3/WMA/AAC対応CDレシーバー(KENWOOD)
※コンソールBOX内USB接続ケーブルよりiPOD、iPhone、USBデバイスでの視聴可能
・スピーカー(ロックフォード)