
最近バイクのライトやウインカーなどのカスタムをしてるので、保安基準に関して調べていました。こう言う調べ物って時間がかかりますよね。
調べても全部は覚えてられないし、あとで見返せるようにまとめておこうかなと思います。
もしご興味がありましたら、お付き合い下さい。
2020年に二輪車の保安基準改正により、デイライト解禁やポジションランプ 、サイドリフレクターの義務化など、安全への対策が強化される事はご存知の方が多いと思います。改正の内容は下記の通りです。
・デイライト(デイタイムランニングランプ)の装備が可能 [400〜1200カンデラ]
・ポジションランプ(車幅灯)の義務化 [300カンデラ]
・サイドリフレクター(側方反射器)の義務化
改正理由:他の交通からの被視認性の向上のため
【適用時期(予定)】
・126cc以上:’23年9月以降の新型車
・51~125cc/0.6kW超~1kW以下:’23年9月以降の新型車
・50cc以下/0.6kW以下:’25年6月以降の新型車
[デイライトについては2020年9月下旬から適用]
バイクでもデイライトがOKになったのは大きいですよね。
ってか、バイクでデイライトはダメだったの?って思う方もいるかと。
保安基準改正に関する詳細情報は、下記サイトでチェックするとよいでしょう。
バイク用デイライト=DRL装備が解禁
【個性的な"顔"デザインが国内でも楽しめる】 | WEBヤングマシン|最新バイク情報
https://young-machine.com/2020/08/29/123933/
報道発表資料:二輪自動車の灯火器等の取付けに関する国際基準を導入します
~道路運送車両の保安基準等及び保安基準の細目を定める告示等の一部改正について~ - 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha10_hh_000239.html
6-1.二輪自動車に備える昼間走行灯等(UN-R53 関係)
https://www.mlit.go.jp/common/001352344.pdf
僕のCB250Rですが、サイドリフレクターについては既に付けていて、ポジションランプについては、ホンダのバイクはウインカーポジションランプが標準装備されてるから、この改正を聞いた時、既に基準を満たしてると言えるなと思いました。
そして、今回、シーケンシャルウインカーにするにあたって、デイライトとポジションランプについて、改めてチェックしました。
と言うのも、LEDウインカーにデイライト、またはポジションランプ が内蔵されているものがあり、それらの仕様によって、参照する保安基準が変わってくるためです。まあ、主に明るさがポイントとなるとは思います。
もし、選んだLEDウインカーが「デイライト」の基準に当てはまる場合。
→ ちょっと面倒です。(明るさが400カンデラ以上ある場合)
<デイライトの保安基準>
・デイライトとして認められる色は白色のみ。
・明るさ:400〜1,200カンデラ(欧州のデイライト規格の最新版では最大が1,440カンデラから1,200カンデラに改正されているので、1,200カンデラとしておく方が無難)
・夜は消灯、または減光する必要がある。
・デイライトと前照灯の双方を同時点灯は不可。(*1)
・最大光度700カンデラ以上のデイライトを装備した場合、オートライトが義務化。
・最大光度700カンデラ以下のデイライトの場合、手動切り替え可。
(*1)
- 前照灯点灯時は、デイライトをオフ、もしくは減光する必要がある。
- デイライト点灯時は、前照灯をオフまたは減光する必要がある。
デイライトの保安基準に関する詳細情報は、下記サイトでチェックするとよいでしょう。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2016.10.07】
〈第一節〉第 202 条の 2(昼間走行灯)
https://www.mlit.go.jp/common/001154267.pdf
もし、選んだLEDウインカーが「ポジションランプ」の基準に当てはまる場合。
→そんなに面倒ではないです。(明るさが300カンデラ以下の場合)
<車幅灯(ポジションランプ )の保安基準>
・車の前面の両側に設置(2個または4個)
・夜間に300mの位置から確認できること
・交通を妨げるほど眩しくないこと
・5W以上(車種により30W以内)の電球を使用すること
・白色であること(製造年によって例外有り。ウインカーと併用の場合は橙色でも可)
・15cm2以上の大きさであること
具体的な明るさは記載されていないが、300カンデラと考えればよいと思われます。
ポジションランプ の保安基準に関する詳細情報は、下記サイトでチェックするとよいでしょう。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】
〈第二節〉第 123 条(車幅灯)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/kijyun/saimokukokuji/saikoku_123_00.pdf
<その他灯火類の制限>
・300カンデラ以下。
・白色以外でも可だが、赤色は不可。
・点滅するもの、明るさに変化があるものは不可。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2020.04.01】〈第3節〉第 218 条(その他の灯火等の制限)
https://www.mlit.go.jp/common/001056472.pdf
ちなみに、ウインカーの基準は下記の通りです。Eマーク付きのLEDウインカーを選ぶのが無難と言うことですかね。
<ウインカーの保安基準>
・発行色は橙色のみ、光源のワット数は10W以上60W以下、照明部の面積は7平方cm以上、発光面中心より内側20度、外側80度から視認可能であること
・毎分60回~120回で一定の周期であること
・フロントウインカーの最内縁が240mm以上離れていること
・リアウインカーの発光面の中心が150mm以上離れていること
・車両中心面に対して対称の位置に取り付けられていること
・照明部の中心は地上2.3m以下となるように取り付けられていること
Eマークがついているものは、照明部の面積が7平方cm以上なくても可となる場合がある。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2016.04.01】
〈第二節〉第 137 条(方向指示器)
https://www.mlit.go.jp/common/000187504.pdf
実際にLEDランプの明るさ(カンデラ)を測るのは難しいので、カタログデータがあれば、それを参照するのがよいですね。
データがないものに関しては、比較である程度判断はできると思いますが・・・。
僕が今回ゲットしたLEDウインカーはデータはないんですが、果たしてポジションランプと言えるかどうか。
単体で見ると眩しいと感じましたが、ラジエターシュラウド内に仕込んだPIAA DR305と比較すると、同等の明るさなので、ポジションランプといえなくもないかなと。(^^;
ちなみに、このPIAA DR305は、現在の基準では「その他灯火類」となります。
まあできれば、このLEDウインカーのポジションランプは少しは減光した方がよいかなとは思ってますので、減光方法を考えてます。
眩しすぎる事により、距離感が掴めないなど、他の交通からの被視認性が低くなるような事にならないようにしないとですよね。
まあそんな感じで、結構面倒だなと思いつつ、手を出してしまったのでなんとか思い通りに行くようにやっていこうと思っているところです。Eマーク付きのLEDウインカー/ポジションランプ を買い直した方が良いんじゃ? ええ、きっとそうでしょうね。(笑)
ではでは、長くなりましたので、今日はこの辺でおしまいとします。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。(お疲れさまでした。m(._.)m)(笑)