40ソアラのセンターコンソールを移植しよう　その3

前回はFRPでの形成まで来ました。
では、パテ埋めと行きたいところですが、まだまだパテの出番は来ないんです。
パーツ同士の繋ぎ目を合わすためには、パテを盛ったり削ったりしないといけません。そうなると、高価なパテをまた大量に使用することになりますので、もっと他に安価で造形しやすいものはないかと考えた末の結論がこれでした。
とても理想的だと思います。造形しやすいですし、安いし、何より乾いたら軽くなる。

紙粘土を使って形成するとこうなります。骨組みはFRPとパテでしっかり固定されていますので多少紙粘土が乾いて割れてもあまり心配ありません。最後は皮を貼り込みますので、大きく形が崩れなければ良いのですから。

紙粘土が乾きましたらニスでも塗って表面を固めておこうかと思ったのですが、ここである疑問が。紙粘土パーツ、湿度に対する対策はどうしたものか?
日本の季節に梅雨というものがある以上、この対策はとても重要です。
ニスをやめて、ここでも樹脂を流して固めることにしました。
グラスファイバーのかわりに紙粘土はどれくらいの強度が期待できるのでしょうか?分かりませんね。では、実験と行きましょう。樹脂を流し込むと乾燥した紙粘土は樹脂を吸い込むんですよね。固まっていた紙粘土の至る所にヒビが生じました。大きく形が崩れることはありませんので、このまま硬化するまで待つことにしました。

肘掛の前の部分ですが、紙粘土で形成したものの、イマイチ出来が良くないのでもう一度作り直すことにいたしました。
まずはサイドブレーキ周りの形成から。パテで埋めて削りだします。→①
ダンボールで形取りしたものをあてて、パテで強引に盛って行きます。→②
完全に硬化してから削りだし、形成します。→③

これでようやく表面に皮を貼る準備が出来上がりました。
何とか形になってきてひと安心ですね。
着工してからここまでくるのにかなり時間かかりました。
途中でかなり嫌気差しましたが、材料費もかなりかかってますし、何とか40ソアラのセンターコンソール移植できそうな気がしてきました。