
フェラーリ ローマの載ってる車雑誌やYouTubeを見過ぎて少しローマ疲れしていた頃、
BirD君が「ランボ見に行かなくていいんすか?絶対後悔しますよ」って何度も耳元で囁くもんだから、
「そこまで言うなら、一回だけ見に行ってあげましょう」と気分転換にランボを見に行くことに。
でもローマしか頭にないし、申込用紙もハンコ押して送ってるし、変わりようがないんだけど。
2020年8月21日
Lamborghiniディーラーにアポなし訪問。あるじゃん、ウラカン。
チラ見だけで帰るつもりなので、受付嬢に「見させてもらうだけなので」とお断りして眺めてたら、男前な方に声を掛けられました。
「座ってみませんか?」
いいの?見るだけって言ったけど、そう仰って頂けるなら座りますよ?
小さい頃カウンタックの写真撮るのに必死になってた自分が、ドアは上に開かないけどランボルギーニの運転席に座れるなんて感無量っす。うれぴー!(号泣
「エンジン掛けてみませんか?」
えっ、ここはショールーム内ですよ?そんなことしたら排気ガス充満するし煩いし、大変なことになるけど?(汗; 座らせて頂けただけで大満足ですから。
「この赤いカバーを起こして、ブレーキ踏んだままボタン押して下さい」
えっ、まじ⁉ ホントにエンジン掛けんの⁉ なに、この畳み掛ける感じ。どうなっても知らないよ?
これには受付嬢も引いてるだろうと視線を送ると、下向いて平然とお仕事なさってるではありませんか。今のやり取り、聞いてた?もう知らないから。
「ヴォン、バババババババー!!!」
ほらー、臭いしめちゃくちゃ煩いじゃん(滝汗; 音が大きいの分かったからもうイイよ。
「アクセル吹かしてみて下さい」
おいおい、これ以上臭く煩くしてどうすんの。もういいってば!
「ご遠慮なくどうぞ」
遠慮じゃなくって(汗;
「大丈夫ですから」
まだ来るか(滝汗; 何が大丈夫なの?もうホントに知らんよ!
「ヴォン!」
絶句!! 気持ち良すぎる!
「もっと踏んでみて下さい」
「ヴアーーン!!ババッ!」
なに、このババッ⁉ かっけー!!
「このレスポンス最高でしょう?」
うんうん。吹け上りが軽くて、ちょっと踏んだだけで一気に回転数上がるし、アクセルオフにした瞬間にすぐ回転数落ちるし、カミソリみたいな凄い切れ味。レスポンス最高じゃん!
「もっとどうぞ」
アクセル抜いた時のババッって音、バブリングっていうのね。超気持ちイイー!臭いの煩いの忘れて夢中に吹かしてしまいました。
「ウラカンでしたらAWDのEVOスパイダーの試乗車がありますが、試乗されませんか?」
え、いいの⁉ そもそもオープン好きだし、喜んでー!
都市高オーバルコースをオープンにして一周。
ウラカン スパイダーのデザイナー、オープンカーを良くわかってる。Aピラー端が着座位置よりかなり前にあってしかも低いから、オープンにすると前上方の空間が広く開けて気分爽快。Aピラーが頭上まで覆いかぶさっていると、せっかくオープンにしても空が視野に入らなくて気持ち良くないもんね。
実走でもアクセルレスポンス最高!
踏めば踏んだだけ一瞬のもたつきもなくパーンと8500回転まで一直線に吹き上がる。そのエグゾーストノート、確かに音大きいけど全く不快じゃなくって、音の流れが水道の蛇口をひねって出てくる水のような流れでなく、小さな水玉の粒が連続して出てくる最新式のシャワーヘッドのような出方で、音の粒が一つ一つ明確にありながらそれらが連なって弾けるエグゾーストノートになっていて、女性ボーカルのSuperflyみたいなパワフルで伸びのある美声。そしてそのSuperflyが何人かでハモっていて、その歌声はどこまでも割れず破綻なく奏でる。いやー美しい、官能的。そのまま天まで突き抜けて行く勢い。車がもっと回せと訴えかける。どれだけでも聞いていたい。
そんなエグゾーストノートの盛り上がりに比例して、体験したことのない異次元のワープ感覚の加速。
コルベットどころの比ではない。背中がシートに張り付いて脳みそが置いて行かれる。アクセルオフにすればバババッというバブリングを伴いながら一気に回転数が落ち、オープンにすることによってそれらがダイレクトに感じられるという、何という気持ち良さ、贅沢さ。
パドルシフトのクリック感と反応性の速さも感激もの。
シフトアップすればタイムラグ・シフトショック皆無で瞬時にスパッスパッと変速し、シフトダウンすれば電光石火のブリッピング。アドレナリン出まくりです。超楽しいー!!ランボV10 NA最高!こりゃあ、乗らんとわからん。
乗り心地もC7よりイイんじゃない⁉
全然跳ねないしゴツゴツしないし、トントントンって感じでギャップ超える。街中でフロントを擦るのが心配だけど、フロントリフター付いてるから何とかなりそう。視界は右後方が絶望的だけど、広角ミラーがあれば大丈夫でしょう。
目論見通りウラカンEVOスパイダー(AWD)にFall in love。
とにかくレスポンスとエグゾーストノートにやられました。そしていつの間にかローマが頭から消えてなくなってしまってました。
聞けばこの応対して下さったお方、ここのディーラーで一番お偉い方だったようで、ちょいと押せばいけそうなことを初めから見抜いていたそうです。ランボ見るだけで帰るつもりだったのに、さすがやな。「型に嵌められた」って、まさに私みたいな人のことを言うんでしょうね。でも私以外にも餌食になった人が結構いそうな気がする・・・
で、試乗後そのままコンフィグレーション。
迷いなくスパイダー。あのサウンドはオープンで味わうべし!久しぶりにオープンに乗りたかったし、やっぱりオープンってイイよね。
通勤で雨の日も走るし、安定感・安心感からAWDが自分には合ってるとは思ったものの、オープンでAWDとなるとオプションまで考えると金額的に厳しかったので、RWDのオープンに決定。顔もAWDよりRWDが好きだったので結果オーライ。
ボディーカラーは白。コルベットも白なんですが、その理由は目立ちたくなかったから。でも結局白でも何でも否応なしに目立つことに気づいた上に、今回は白が気に入ってしまったという積極的理由で白。白も何種類か設定あって、一番のお気に入りはマットホワイトでしたが、近くの某有名ホテルの地下駐車場で同色のウラカンを見たことあったので、被らないようにBalloon White(パール系オプション色)に決定。その他色々オプション付けて・・・、結構な額になりました(汗;
2020年8月22日
一晩明けると冷静になってやっぱりローマ、とはならず。
ますますウラカンへの思いが募るばかりだったので、ランボディーラーにハンコ持って行って申込書にサイン。あーあ、たった一日で覆っちゃった。ディーラーさんというかランボ派のBirD君にまんまとやられた感じだけど、こんなやられ方ならナンボでもOKっす(笑
フェラーリディーラーさんには丁重にお断りの連絡を入れました。ちなみに家内はランボルギーニにはピクリとも反応しませんでした。なに、このフェラーリとの差。
2020年8月31日
デポジット300万(フェラーリより少し良心的)入金してUracan EVO RWD Spyder のオーダー確定。もう後戻りはできません。コロナ渦中だけどイタリアの工場は稼働再開していて、このまま順調にいけば納車は2021年5月頃とのこと。今から9か月後?待ちきれない。早くー!
てな感じで9か月間、待ちに待ちました。予定では今月中に日本到着の予定なのですが、まだ連絡はありません。
今回はウラカンを大きく弄るつもりはありませんが、チョコっとしたことを妄想中です。