昭和カセットデッキの外部入出力を改造

今回も昭和ネタ？？です。

昭和末期のカーオーディオは外部入出力に各社ＤＩＮ８ピンを使用していますが、現在ではＲＣＡ変換の出来るアダプターも入手困難な状態です。

変換アダプターも存在したのか微妙…

平成初期のカロッツェリアやケンウッド、クラリオンも各社独自のＤＩＮ8ピンですし、ロンサムカーボーイやシティコネクションなどもＤＩＮ入出力の接続です。

トライに取り付けてるＪＶＣのカセットデッキもＤＩＮ8ピンの入出力なんで、現代のナビやモニターの音声入力、アンプやウーファー外部出力接続が不可能な状態です。


一応ＪＶＣの変換ケーブルを調査＆探してみましたが、当時変換ケーブルが存在したのかも分かりませんでした。

なんかＤＩＮ８ピンでも各社ピン位置と配列が違うようで、他メーカーの情報も全く参考にならず…

入出力機器を取り付ける予定はありませんが（多分…）、調査ついでに外部入出力のＤＩＮ8ピンをＲＣＡに改造してみました。

まずはコネクター部の確認ですが、外部シールド線は入出力共にハーネスコネクター部の基盤に接続され、ボディアースに落ちてました。

各部ピンはテスターで調査し、ＬＲ信号とリモートの１２Ｖだけの使用で、３ピンは未使用でした。


ハンダを吸引し、基盤からシールド線を抜き、入出力信号のカプラーを外します。


これが今回用意したステレオミニプラグ⇒ＲＣＡの変換コード
これを切断して使用します。

ＯＦＣなんで、これでエェかな～～って感じですが、偶々ＪＶＣでした！


黒色固定ゴムが再利用出来ないので、手持ちの灰色ゴム板から切り出して似た形の物をコンターマシンとボール盤で製作しました。

変換コードを切断し、四角い固定ゴム部から抜いた橙色のリモート線を、製作した固定ゴムに差し込みます。


一気に進みますが、配線は端末処理を行いハンダ付けして完成！


進みすぎかな…
こんな感じに処理しました～


早々に接続テストします。
まずは入力から…

ウォークマンを今回改造したＲＣＡ入力に接続して、スピーカーで音出しします。
音は…　ＯＫでした！


今度は出力のテストです。

ウォークマン⇒ＪＶＣカセットデッキ⇒ソニーのマルチコネクトコンポでウォークマンの音を出力させてみました。
こんな接続する事は、まずないでしょうが…

無事に音出ました！！


今後その気になったら、ナビとウーファーを接続したいなぁ～～と企んでます(*^_^*)