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昨年末にフロントブレーキシューが剥がれたサンバー360ですが、主治医の自動車屋さんと話していた所、「リヤも近いうちに剥がれると思っといた方がいいよ～」と忠告を頂いたので、重い腰を上げ、リヤも張り替えを行いました。

正直、寒いから動きたくないんですが、今後、長期にわたり他の車両での作業が発生するので、先に済ませておこうと思った次第です。

まずは割りピンを抜いてキャッスルナットを少し緩めます。

ジャッキＵＰ後、ドラムを引っこ抜いてエアーブロー

今回は思ったほどダストが飛びません。

フロントは綺麗に吹き飛んだんですが…

粘り気があるのか、引っ付いたままです。

オイルの漏れはないんですが…

一度ドラムを組み付け、車庫に移動させて再び持ち上げて…

とりあえずライニングの分解に取り掛かります。

分解後、プレートを確認の所、無数の錆が発生してます（汗）

同じ時期に同じ処理を行ったフロントのプレートや、腐食の激しかった泥除けステーは錆の再発はないんですが…

こちらは運転席側

どうやらライニング粉に粘り気があり、堆積した所に水分が付着、いつまで経っても乾かない状態が続き、錆が再発したようです。

最初のレストア時にライニングも張り替えときゃよかった…(T_T)

旧車持ってる板金屋さんが、ヤマ十年よ～～　根が生えた錆は絶対出てくるけん」って言っていたのを思い出し…

確かに路上復帰は八年目ですが、ブレーキを再生して十年は過ぎるかと思います。

板金職人さんの言葉が身に沁みた次第です…

もう一度分解してプレートを再生するか、このまま放置するか…

張り替えの間に考えるとして…

ライニングのシューコンプも軽い表面錆が発生してます。

ただスプリングは高耐食性の緑クロメートを処理しているので全く腐食無しでした。

ホイルシリンダーのピストンも同じく処理済みなので、効果に期待が持てます（見てないけど…）

ライニングの接着具合を確認する為、一個目のシューとライニングの間にヘラを押し当てた所、なんと1ｃｍ位入るじゃないですか！

マジかいな～～と思いつつ

ちょっと力を入れて押した所、半分近くまでヘラが入ってしまいました（汗）

ここからヘラを上下に捩った所、「パチン」と音がしてライニングが視界から消えまして…

こりゃホンマに近々剥がれていたところですな…　恐ろしい…

一番右がら、簡単に剥がれた純正同等品のライニング、隣が〇フのマーク入りの純正品でしたが、バーナーで軽く炙ると比較的簡単に剥がれてしまった物です。

隣の粉砕した二個は製造ロットの近い純正品で、こちらは結構引っ付いてました。

表面のプライマーを剥がした所ですが…

右からＰＨマーク入りの純正同等品、隣が〇フ マーク入りの純正品、左の二つは純正品で製造ロッドが近い物でした

左二つと右から二番目の純正品は、〇フ マークの向きが微妙に違います。

ライニングが減る度に、一個ずつ交換していたんでしょうね…

純正品と同等品の違いですが、上の同等品は曲げの大きさが小さく、リムに穴が開いてました。

多分他車種用に作った型で、組み合わせてサンバー適合として製作したようです。

で、プライマー処理してライニング貼り付けて完成～

キレイになりました(*^_^*)

早々に組み付けます。

今回はプレートの再生を見送りました。

面倒だったのが本音です(^^ゞ

次回の再生時にブレーキパイプも一緒に作り直そうと思います。

今回タイヤドラムを外すついでに、リヤフェンダー内のパネル合わせ部へノックスドールを注入＆塗布しました。

レストア板金でも、スポットを全て揉んで剥がさないと分解出来ない所なので、誰も手を出しません。

サイドボディ＆リヤフェンダー＆内装パネル＆インナーが重なっている所なので、そこまで剥がすと形が変わってしまします…　無理（汗）

以前から計画はしていたんですが、タイヤを外す機会が無くて…

タイトル画像は防腐処理の為、テールランプ等を外している所です。

ここからマスキングして防錆処理…

これが厄介でした。

少しでも延命出来ればいいなぁ～　と微かな期待…

マスキングが必要なので、これが一番面倒だったかも…