今年も自動車税の季節になりました。
今年度から初年度登録から13年超の自動車税に対して15%の重課税が徴収されます。
ウチの苺たんも対象です。
今年度から埼玉県もクレジットカードが使えるようになったので、支払い能力的には大分楽にはなったのですが、それでも去年から5%割り増しになってイマイチ納得が出来ないでいます。
古い車に重課税がなされるのは環境への配慮と大義名分を並べていますが、
結局のところ、新車購入を促す政府の経済対策にそって、自動車税に対してエコカー減税と言う「目先の人参」をエサにした場当たり的な政策です。
そして本来、地方税である自動車税の減税枠を補うかの様に、古い車への重課税がなされてます。
また、今回のグリーン化税制は自動車税だけでなく、車検時の重量税にも適応されてます。
排ガス規制に対して優位な筈の軽自動車も問答無用で重課税がなされます。
この時点で環境に配慮されて制定された法律とは言い難い、正統性に欠けていると思います。
年数で仕切るなら、今販売されている新型車も、後に15%増の重課税対象となります。
先細りの自動車市場への将来的な租税徴収対策と見ても間違いないでしょう。
古い車に乗っている人は
拘って乗る人もいれば、経済的に余裕が無く古い車を乗り続けなければならない人もいます。
どちらかといえば、後者の方が多いでしょう。自分もそっちの枠です。
また地方など交通インフラが整っていない地域では自動車は必須でもあります。
そういった経済的弱者へ対する国の暴力とも言え、とても公平性を持った税制とはいえません。
自分は税金を支払う義務を放棄するつもりはありません。
しかし、今回の重課税も含め、徴収の根拠、手段に対して疑問を抱いています。
環境に配慮するならば、揮発油税を軸に、要するにガソリンを消費する量に対して課税をするべきであるし、道路を傷める等の環境配慮なら年間走行距離に対して租税をする方が公平では無いでしょうか?
エコカーであっても走行距離が過剰な車両は廃油も出るし廃タイヤも大量に排出されます。
それは、とても環境に優しいとは言い難い、減税される根拠にはなりません。
安易なエコ、環境ロジックによる重課税を撤廃し、本来の税率を機軸に、環境に配慮するなら従量制の制度にして公平な物とするべきだと考えます。
と、ここまでは自分の考えなので、人それぞれ思うところはあると思いますが、
下記ブログおよび、署名サイトに賛同したいと思います。
この記事は、
【自動車税の重課税分の廃止・恒久化禁止】署名サイトについて書いています。
どうしてもこの辺って選挙で投票率を上げても声として届かない細かな政策なので、声を束ねてぶつける必要もあるのかなって思います。
13年超の車を所有する方は全体に対して少数派かもしれませんが
ご覧頂いて賛同される方が少しでも増えてくれたら良いなと思います。
Posted at 2015/05/08 19:20:54 |
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