プッシュスタートスイッチ

昔作った自作のプッシュスタートスイッチの紹介です。

普通のスイッチだと芸が無いと思ったので、ホンダS2000用のスイッチを単品で購入して流用。
標準のイルミが暗いので、分解して高輝度LEDに換装してます。

回路は自作。エンスタ用のハーネスに8極のパワーリレーを使用。
エンジン始動時に、スイッチ回路を切断するように、オルタネーターのL端子が12Vを出力したら、リレーを介してメインのパワーリレーをOFFにする、2重回路。
8極パワーリレーじゃないと、こんなアクロバティックな回路は組めません。リレーはアキバのラジオデパートで探索。


これでスタートスイッチを押しっぱなしにしても、エンジンがかかったら回路がOFFになるので、セルの回しすぎを防止できます。

L端子の入力はオルタネーターから直接だと面倒なので、メーターの充電警告灯がL端子の入力だったので、そこから分岐。

キースイッチのアサインです。
１の信号は取らなくても大丈夫です。

回路図では、STの接続を模倣してセルモーターを回すときに、ACCを切断する回路になってます。

配線の分岐はリモコンエンジンスターター用のハーネスキットを使うと楽です。

コムテックの
エンジンスターター専用ハーネス Be-253
これなんかを使うといいです。

http://www.e-comtec.co.jp/0_etc/tekigou2/part03.php?maker_file=st_nissan&syamei=%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%A2

発電を開始してオルタネータが12V以上を出すとリレーをOFFにする制御をしてます。

L端子はオルタネータの端子ですが、充電警告灯の接続線がそれなので、メーター裏から配線。

2極パワーリレーは
OMRON LY2 DC12を使用してます。

リレー駆動が12Vでコレクト電流が10Aクラスなので、スターターのような大電流を扱うなら、パワーリレーがお勧め。

http://store.shopping.yahoo.co.jp/faubon/0102372.html?sc_e=slga_pla

S15のパネルに「なんかここに付けてください」的な平面があるので、そこにスイッチの形に合うように穴あけ。

ドリルである程度肉抜きしたあと、デザインナイフとかの切れ味のいいやつで、コリコリと加工すると綺麗に仕上がります。
ぎゅっと押してちょっとキツイくらいが丁度いいかと。

S2000のスイッチはPCのFDDコネクタが流用できるので、ゴミPCパーツから拝借。
リレーははんだ付けでダイレクト結線。
２つのリレーをテープで巻いて、両面テープで固定。

取り付け写真。

後で思ったけど、接続にギボシとかの端子を使ったほうが、脱着メンテなんかの時に便利かも。って事で、後の作業時に端子接続に小加工。