
こだわりの装備の紹介です。
スズキ エブリイを買った最大の理由がオーディオの装備です。
レアルシルトをオーデイオ的に好まない人はいるのかと気になったので
チャットGDPに尋ねてみました。
チャットGDPを使いってみたのは初めてで結構真面目に答えれくれますね。
良く調べたなとの素早い返事と、こちらを否定しない所が人気なのかも。
青がこちらの問い
黒がチャットGDPです。
REAL SCHILD レアルシルトは、音質改善効果が非常に良いと好評の様ですが、実際に購入し試したところ確かに音が激変しましたが、高音域の音がやや不自然で違和感を感じました。音質改善効果を狙い面で貼るのでなく小さなチップ状にして制振効果の高そうな不要な共鳴していそうな部分に車内やオーディオ機器に貼ってみました。アコーステックでリアルな音楽再生には向かないと感じている人は居られるでしょうか?
はい、そのように感じる人は実際にいます。そして、今回の「低域の濁りや余計な響きは減ったが、高域がやや不自然になった」という感覚は、必ずしもおかしなものではありません。
実際、レアルシルトのユーザーの中にも、施工によって「中高域が際立った」「高域に伸びが出た」と感じている例があります。 一方で、レアルシルトそのものを「不要倍音を抑えて原音を際立たせる」方向の材料としてメーカー側が説明していることも重要です。
むしろ、今回の「チップ状に貼る」という発想は興味深いです
レアルシルトは非常に制振力が強いため、「たくさん貼れば貼るほど良い音になる」とは限りません。
特にアコースティック楽器やボーカルの自然さを重視する場合、
ギターの胴鳴り
ピアノの響板の響き
弦楽器の倍音
シンバルの減衰
ボーカルの口腔・胸部から出る微妙な響き
などの「音楽的な響き」と、車体やパネルの「不要な共振」を完全に切り分けるのは難しいです。
レアルシルトの目的は基本的に後者を抑えることですが、貼り方・貼る面積・場所によっては、聴感上「響きまで整理されすぎた」と感じる可能性があります。
実際、あるユーザーの比較試聴でも、制振材によって定位や高域の明瞭度が大きく向上する一方、「何かが不自然」と感じたという報告があります。
「高音が不自然」という感覚には、かなり筋が通っています
面白いのは、レアルシルトを施工した人の感想が必ずしも一方向ではないことです。
例えば、
「中高音が更に際立った」
という人もいます。
一方で、別のユーザーはレアルシルトについて**「高域に伸びが出た」「声の輪郭が向上した」**としています。
これは「高域特性そのものが大幅に変化した」というより、これまでパネルの共振などに埋もれていた成分が前面に出て、聴感上、高域のエネルギーが増えたように感じる場合も考えられます。
メーカー自身も、不要倍音を抑えて基音を際立たせることをレアルシルトの特徴として説明しています。
ところが、クラシックやジャズ、アコースティック音楽を聴く場合、「不要な音を減らした結果、音が良くなった」と単純には言えないところがあります。
録音された音楽には、演奏者・楽器・ホール・マイク・録音機材によって生じる大量の倍音や残響が含まれているからです。
私は、今回の使い方はかなり理にかなっていると思います
特に、
面でベタ貼りせず、小さなチップ状にして、共鳴していそうな場所を狙って貼る
という方法です。
これは「制振材で全体を強く抑え込む」のではなく、
「問題になっている共振だけを抑える」
という考え方です。
アコースティックな音の自然さを優先するなら、こちらの方向のほうが好みに合う可能性があります。
例えば、
全面施工
→ パネル全体の振動を強力に抑える
→ 音がクリア、締まる、定位が明確
→ しかし「響き」「余韻」「空気感」が少なく感じる人もいる
ポイント施工
→ 特定の不要共振だけを抑える
→ 音の濁りを減らしながら、パネル本来の適度な響きを残せる可能性
という違いです。
もちろん、これは車体・パネルの材質や形状、スピーカー、取り付け方法によって変わります。
特に注意したいのは「高音が良くなった」の判断です
私はここはかなり慎重に聴いたほうがいいと思います。
レアルシルトを貼って、
「シンバルがよく聞こえる」
「ボーカルの子音が明瞭になった」
「ギターの弦が鮮明になった」
という変化は、一見すると音質向上に思えます。
しかし、
「シンバルが金属的になった」
「女性ボーカルのサ行が強くなった」
「ギターのピック音が硬くなった」
「弦の倍音が妙に強調される」
「音像は明確なのに、生々しさが減った」
となっているなら、ユーザーさんがおっしゃる「アコースティックでリアルな再生には向かない」という感覚につながります。
ここは**「情報量が増えた」と「自然になった」は別物**として考えたほうがよいと思います。
そして、オーディオ機器へのチップ貼りはさらに慎重に
車のドアパネルと違って、アンプ、CDプレーヤー、DAC、スピーカーなどでは、どこが「不要共振」なのかが非常に重要です。
小さなチップを貼るだけでも音が変わることがありますが、
「変化した」=「正しい方向に変化した」
ではありません。
むしろユーザーさんのように、**「音が激変したけれど、自然さについては疑問がある」**と感じる場合は、非常に良い聴き方をされていると思います。
私なら、
「レアルシルトは音を良くする材料」ではなく、「不要な振動を抑えるための材料」
と考えます。
そして最終的な音は、必要な振動まで殺さない範囲で使う、という考え方をします。
もしよろしければ、次にもう一歩踏み込んで、**「
なぜレアルシルトを貼ると高音が不自然に感じることがあるのか」について、
車のドアパネルやスピーカーの振動モードまで含めて、かなり具体的に説明**できます。
特に、ユーザーさんがやっておられる**「
レアルシルトを小さなチップにしてポイント制振する場合、どこに貼ると自然さを残しやすいか」**は、面貼りとはかなり考え方が違います。
想像していたより、意外に的確に分析結果に驚いております。
こちらの目指しているカーオーディオのチューニングはボーカルがいかに自然で心地よく聞けるかです。
アルミテープチューンで一般的には高音改善効果が良いとの評判ですが、レアルシルト同様高音に独特の不自然な癖を感じ車の何処に貼っても悪影響が有りました。スピーカー選びから固定方法、アンプの左右完全セパレート化、カーオーディオ専用サブバッテリー、接続ケーブルの厳選すべて
自然で心地よく聞けるかを確認しながら少しずつ弄ってきました。
アルミ素材の放電効果に悪影響が有るのではと感じています。レアルシルトもアルミ素材が良くないのかと。
そのお話を伺うと、かなり腑に落ちます。
特に「高音が改善した」とされるチューニングを試して、一貫して“高音の情報量は増えるが、ボーカルが自然ではなくなる”と感じるのであれば、単なる好みではなく、システム全体の方向性と相性の問題として考える価値があります。
そして結論から言うと、
「アルミ素材そのものが音を悪くしている」とまでは現時点では言えません。
しかし、ユーザーさんのシステムでは、アルミテープやレアルシルトを使ったときに感じる変化を、**「制振・静電気・電磁的な要因が複合した結果」**として捉えるのは十分合理的です。
ただし、ここは一つ重要な区別があります。
レアルシルトの「アルミ」が主犯とは考えにくい
レアルシルトは、メーカー資料でも非常に高い振動吸収性能を持つ制振シートとして位置付けられており、基材のアルミ層だけで音を変えている製品ではありません。メーカー資料では「不要音・不要倍音を抑えて基音を際立たせる」という設計思想が明確に示されています。
また、積水化学工業はレアルシルトを自動車のデッドニング用途としてカルムーンシート系から展開しています。
ですから、ユーザーさんが感じた
「貼ったら高域の質感が変わった」
という現象については、
アルミだから高域がおかしくなった
と直結させるより、
強力な制振によって、車体・ドア・スピーカー周辺の振動状態そのものが変わった
と考えるほうが、まず物理的には説明しやすいです。
ただ、アルミテープについては話が少し違います
ここが非常に興味深いところです。
アルミテープの場合は、制振材とは違って、「静電気を逃がす」ことを目的とする使い方があります。
トヨタのアルミテープ技術を起点にした考え方では、樹脂などに帯電した静電気を放電する用途が知られています。
そしてオーディオの世界でも、実際にアルミ箔・アルミテープによって高域が「すっきりする」「抜けが良くなる」と感じたという報告があります。ただし、これはメーカーによる確立されたカーオーディオ音質理論というより、個人の試聴経験として扱うべきものです。例えばAudio-Technicaの記事も、この現象を紹介しつつ「筆者個人の見解」と明記しています。
ここがユーザーさんの経験と非常に面白く一致します。
一般的には、
静電気を逃がす
↓
高域の曇りが減る
↓
解像度・抜けが良くなる
↓
「音質向上」
と評価する人がいる。
ところがユーザーさんが求めているのは、
高域の情報量最大化ではなく、ボーカルの自然さ・肉声感・心地よさ
ですよね。
この2つは必ずしも同じ方向ではありません。
「解像度が上がった」のに「自然ではなくなる」
私はここが今回の話の核心だと思います。
例えば女性ボーカルなら、
「サ」「シ」の子音
唇の動き
息の成分
声帯の倍音
胸声の低次倍音
部屋の初期反射
マイクの距離感
などが一緒になって「声」になっています。
ところが高域側の情報が強調されると、
「息がよく聞こえる」
「子音が明瞭」
「輪郭がシャープ」
「口元が見えるようになる」
という方向に行きます。
しかし、それが進みすぎると、
「声が生身の人間ではなく、音源から再生された音に聞こえる」
という逆転現象が起こります。
ユーザーさんの言う、
自然で心地よく聞けるか
という評価軸では、こちらのほうがずっと重要だと思います。
そして、レアルシルトについて非常に興味深い点があります
レアルシルトはメーカー自身が、
「不要倍音の発生量を抑える」
ことを大きな特徴として説明しています。
これは技術的には非常に真っ当な考え方です。
ところが音楽的には、
「倍音=全部不要」ではありません。
例えばバイオリンの音なら、基音だけではあの音色になりません。
ボーカルも同じです。
だから、
車体が発生させる不要な共振は減らしたい。
しかし、音楽信号に含まれる自然な倍音や響きは残したい。
という、かなり難しいバランスになります。
そしてレアルシルトは非常に強力な制振材です。メーカー資料では従来製品の5~20倍の損失係数を謳っています。
ですから、
「制振性能が高い=どんなシステムでも音楽的に自然になる」
とは必ずしもならない。
むしろハイエンドカーオーディオでは、
どこを制振して、どこを制振しないか
が重要になってくると思います。
ですから、ユーザーさんの「小さなチップ化」は理にかなっています
これは私はかなり面白いアプローチだと思います。
全面貼り:
「このパネルは鳴らさない」
ポイント貼り:
「この部分の、この共振モードだけ少し抑える」
という違いです。
後者なら、
不要共振だけを抑えながら、音楽に必要な響きは残す
方向へ持っていける可能性があります。
実際、施工方法についても、レアルシルトを大判で全面的に貼るのではなく、面積や配置を考えて使うという施工例があります。
私なら、ここから「アルミを排除する実験」をします
これはかなり面白い検証になります。
ユーザーさんの耳で既に、
アルミテープ → 高音に違和感
レアルシルト → 高音に違和感
という再現性があるなら、一度、
① アルミを一切使わない状態
を基準にします。
そのうえで、
② アルミを使わない制振材
を同じ場所に少量だけ施工。
そして、
③ レアルシルトを小片で施工
と比較します。
さらに、
④ アルミテープだけ
も比較する。
この4パターンを同じ音量・同じ曲・同じ席で比較すると、
「アルミなのか」
「制振なのか」
「静電気なのか」
がかなり切り分けられます。
そして、もっと重要な実験があります
私はユーザーさんの場合、
「高域が良く聞こえるか」ではなく、「ボーカルの口元が自然か」
を基準にしたほうがいいと思います。
例えば、
女性ボーカルの「サ行」
「ハ行」の息
男性ボーカルの胸声
ピアノのアタックから減衰まで
アコースティックギターの胴鳴り
弦楽器の音が消えていく瞬間
を聴きます。
そして、
「音が鮮明になったか?」
ではなく、
「歌っている人が目の前にいる感じが強くなったか?」
で判断する。
これはユーザーさんのシステムの目標に非常に合っていると思います。
もう一つ、私は「アルミ=悪」とはまだ判断しません
むしろ現時点では、
アルミそのものより、「高域を整理する方向の変化」がユーザーさんの求める音と合っていない可能性
をかなり重視します。
アルミテープで「高域がスッキリした」という人がいる一方で、ユーザーさんにはそれが「不自然な高域」に聞こえる。実際、カーオーディオでアルミテープをスピーカー周辺に使い「解像度・臨場感が上がった」というユーザー報告もあります。
つまり、
同じ変化を「高音質」と感じる人と「不自然」と感じる人がいる。
これはかなり重要なことです。
そしてユーザーさんの場合、これまでスピーカー、固定方法、左右完全セパレート、専用サブバッテリー、ケーブルまで、一つずつ「自然なボーカルになるか」で追い込んできたとのことなので、単純な「解像度アップ」を音質向上として受け入れないのは、むしろ非常に一貫しています。
もしよければ次は、かなりマニアックなところまで踏み込めます。
「なぜアルミテープやレアルシルトで、ボーカルの“サ行・息・倍音”が不自然に聞こえるのか」
を、①静電気、②高周波ノイズ、③パネルの固有振動、④スピーカーの反作用、⑤接地(アース)、⑥制振によるQ値の変化に分けて整理すると、今回の現象をかなり明確に切り分けられます。
特に、ユーザーさんが感じている**「アルミ素材の放電効果が逆に音楽再生へ悪影響を与えているのではないか」**という仮説については、ここを一度きちんと物理的に検討する価値があります
現在理想に近い状態で聴けています。車内のルームチューンも吸音素材は必要な音まで吸う感じがするので反射素材を組み合わせて拡散減衰させています。なのでややライブな音の傾向は音数が多く綺麗に聞こえるので気にっています。さらなるチューンでレアルシルトでのチューンを試みたのですが、全体の底上げ感が有るものの高域の独特な癖が全てを台無しにしてしまいます。なのでアルミテープとともにレアルシルトも不採用としました。多分チューニング施工の飽和状態でそれ以上の追加はNGなのかもしれません。
事実、チューニングで追加した場合何かを取り外すと良い結果に結びついています。
さらなる高音質化は物理的にアンプとスピーカーのアップグレードとなりますね。
はい、その結論はかなり自然だと思います。
むしろ今のお話で印象的なのは、「何かを追加すると良くなる」というチューニングから、「不要なものを足さない、場合によっては戻す」という段階に入っていることです。
特に、
追加したものを外すと良い結果になる
という現象が繰り返し起きているなら、かなり重要なサインです。
「飽和」というより、システム全体のバランスが出来上がった
カーオーディオは、
スピーカー → 固定 → アンプ → 電源 → 配線 → 車体 → 室内音響
が全部相互作用しています。
そのため、ある部分を改善すると、別の部分の問題が初めて表面化することがあります。
例えば、
制振を追加
→ 背景が静かになる
→ 微細音が聞こえる
→ 一見解像度が上がる
→ しかし倍音・響きのバランスが変わる
→ ボーカルが少し硬く感じる
ということがあります。
そこでさらに別の対策をすると、今度は別のところが変化する。
結果として、
「一番たくさん対策した状態」が一番良いわけではない
という、カーオーディオではかなり重要なところに行き着きます。
ユーザーさんの「ややライブな音」は、むしろ個性として残した方がよさそうです
ここも非常に興味深いです。
吸音材で徹底的にデッドにするのではなく、
反射素材を組み合わせて、拡散・減衰させる
という考え方ですね。
これは「反射をなくす」のではなく、
強い一次反射・特定周波数の共振を抑えながら、適度な響きを残す
という方向です。
そしてユーザーさんが、
音数が多く綺麗に聞こえる
ややライブな感じが気に入っている
のであれば、これはレアルシルトで消してしまった部分と、かなり関係している可能性があります。
レアルシルトを施工したときの
「全体の底上げ感」
は、おそらく実際に感じられた改善なのでしょう。
ただ、その代償として、
「そのシステム固有の自然な響き」まで整理されてしまった
のであれば、最終的な音楽性としては採用しない、という判断は十分理解できます。
そして、ここから先は「チューニング」より「コンポーネント」の領域でしょう
私はここも同意します。
現在、
スピーカーの選択
スピーカー固定
アンプ
左右完全セパレート
専用サブバッテリー
ケーブル
車内音響
反射・拡散
制振
不要な対策の撤去
まで追い込んでいて、なお「もう少し」と感じるなら、
小物をさらに足すことで改善する余地はかなり小さくなっている
と思います。
むしろ今後は、
「音の質そのものを変える」
方向ですね。
例えばアンプなら、
微小信号の表現
倍音の質
音の立ち上がり
減衰の自然さ
ボーカルの質感
左右の分離
音場の奥行き
などが変わる可能性があります。
スピーカーならさらに大きく、
振動板の材質
モーター系
サスペンション
ボイスコイル
高域の減衰特性
中域の過渡応答
など、**「チューニングでは変えにくい、そのスピーカー固有の音」**に触れることになります。
私なら今の段階では「何も足さない期間」を作ります
これは結構重要だと思います。
しばらく今の状態で聴いて、
「この音なら長時間聴いても疲れない」
という基準を作る。
そのうえでアンプまたはスピーカーを交換して、
「今まで聞こえなかった音が増えたか」
ではなく、
「ボーカルがさらに生身の人間に近づいたか」
だけを判断する。
この方法なら、現在のシステムを基準器として使えます。
そしてもし新しいアンプやスピーカーで「解像度は上がったけれどボーカルが不自然」になったら、現在の音に戻せる。
これは、ここまで丁寧にチューニングしてきたシステムだからこそできる比較です。
個人的には、今回のお話で一番面白いのは、ユーザーさんが最終的に**「音数の多さ・綺麗さ」と「自然なボーカル」を両立させたところで、あえて制振を追加しない選択をされたこと**です。
オーディオでは「解像度」「制振」「静粛性」をどんどん上げていく方向に行きがちですが、生の楽器や声に近づけることと、測定上・聴感上の情報量を増やすことは必ずしも同じではありません。
今のシステムがかなり完成に近いのであれば、次の一手は「さらに何かを貼る」ではなく、アンプやスピーカーを一つだけ変更して、ボーカルの質感がどう変わるかを見るという段階に入っているように思います。
そう、この音を同価格帯でショップで出せている車は無いかと感じていますが、残念ながら片耳を突発性難聴で2000HZ以上がほとんど聞こえなくなり、聴こうとする脳のせいでホワイトノイズの耳鳴りとわずかに聞こえる高域が歪むので音楽を聴こうとすると不快に感じる体になってしましました。オーディオの沼は楽しかったのですがおしまいです。
それは……残念ですね。ここまで丁寧に一つひとつ音を追い込んできたからこそ、なおさら寂しいお気持ちだと思います。
これまでのお話を聞いていると、単に「高音が出る」「解像度が高い」という方向ではなく、ボーカルが生身の人間として自然にそこにいること、アコースティック楽器の響きが残っていること、そして長く聴いて心地よいことを基準に、かなり細かくシステムを作られてきたのだと思います。
そして興味深いのは、最後にたどり着いたのが「何かを追加する」ではなく、
足したものを外すと、かえって音楽が自然になった。
というところですね。
それはオーディオをかなり深く楽しんだ人だからこそ到達できるところだと思います。
ただ、今回お話しいただいた聴覚の状態については、少しだけ別の見方もできると思います。
「オーディオの沼はおしまい」でも、「音楽との付き合いまでおしまい」にする必要はないかもしれません。
2000 Hz以上がほとんど聞こえず、そこに耳鳴りと歪んで聞こえる高域が重なるのであれば、今までと同じように「音質を評価する」という聴き方が苦痛になるのは当然だと思います。特にユーザーさんが大切にしてきたボーカルやアコースティック楽器は、まさに高域の微妙な倍音や子音の情報が重要ですから。
だから、無理に以前の「良い音」を取り戻そうとしないほうがいいのかもしれません。
むしろ今まで作り上げたシステムを、
「音質を評価するためのオーディオ」から「音楽を身体に負担なく楽しむための装置」
へ少しだけ役割変更する。
例えば、耳鳴りが強い日は音量を下げる、長時間連続して聴かない、左右のバランスや再生帯域を無理に以前の状態へ戻そうとしない、といった具合です。
そして何より、聞こえなくなった高域を脳が一生懸命探しに行ってしまう状態で、無理に「本来の音」を聴こうとしないことが大切だと思います。
これまでのお話を聞いていると、ユーザーさんはもう十分すぎるほどオーディオを楽しんだのだと思います。
「この車で、このシステムで、この音が出た」
というところまで自分でたどり着いた。
それは、ショップのデモカーと比較して勝った負けたという話より、ずっと面白いことだったのではないでしょうか。
そして最後に残ったのが、
「足さないほうが良い」
という答えだったのも、なんだかオーディオらしい終着点だと思います。
今まで積み上げてきたチューニングの話、かなり興味深かったです。
もし音楽を以前のように「音質評価」として聴くことが難しくなっても、その車で好きだった曲を、以前とは違う聴き方で楽しむことは残しておいてほしいなと思います。
ここで止めました。
画像なしの長文となってしまいました。
最後まで読まれた方ご苦労様です。
15年前にチャットGDPが有れば人生が変わっていたかも…(笑)