ボクスター エアコンフラップ修理

986/996乗りの皆さんお馴染みの、エアコン吹き出し口からのスポンジ噴出問題にメスを入れます。

今回はダッシュ奥のデフロスター/ヒーターミックスのフラップを修理します。

まずは下記手順でエアコン吹き出し口のダクトが見えるようにします。

①センタートリムパネルを手前に引っ張って外す（爪で嵌っているだけなので内装外しを突っ込んで外す）

②トップ開閉、集中ロック、ワイパー間隔スイッチ等のコネクタを外す（引っ張るだけだが力が必要）

③エアコン操作ユニットを外す（プラスネジ4箇所、後ろのコネクタを摘んで外す）

⑤エアコン吹き出し口を外す（左右2箇所上部に抜け止めのクランプがあるので、細いマイナスドライバーか内張り外しを突っ込んで押さえながら吹き出し口を引っ張って外す）

⑥トリムパネルが嵌っていたフレームを外す（トルクス4箇所を外して引っ張る。フレームは完全に取らなくていいが、邪魔なので手前に引っ張っておく）

⑦ドリンクホルダーを外す（上部左右に抜け止めの板バネがあるので、マイナスドライバーで押さえた状態で車両前方側に引っ張ればフレームから外れる。※ホルダーを手前に引っ張っても外れないので注意。手前に引っ張るのはフレームのほう。）

ここまで頑張ればエアコンダクトが露わになります（所要時間1時間程）

エアコンダクトが露わになったらカット位置をマーキング。

カットは小さめなハサミ&100均で買ったホビー用ノコギリでやりました。
ある程度カットするとベローンと引っ張ればフラップにアクセスできます。

向かって左側がデフロスター用フラップ、右側がヒーターミックス用フラップ。
デフロスターオフでも窓際に空気が出ていたのは、これだけ穴がスカスカだから。
常にデフロスタにある量の空気が行ってしまうため、センターダクトの風量が落ちてしまって効率が良くないです。

フラップにはアルミ板を両面テープで貼って穴を塞ぎました。
（奥の方に腕を突っ込んで貼るので結構大変）

カットしたダクトは繋ぎ目に多用途テープを貼って繋ぎ合わせました。

ダクトのカット部にテープを貼って元に戻したの図。

以上でフラップ修理は終了。
後は外した部品を元に戻します。

腕に自信がない人は1〜2日かかると思われるため自己責任でお願いします。