シリンダーホーニング

　2年前のエンジン解体組み戻しの時には、ホーニング器なるものが巷で安く買えることを知りませんでした。アマゾンでも買えます。モノタロウからこれを取り寄せました。前回にこれがあれば助かりましたが、今回は下がったピストンの上部シリンダーだけでもこいつでホーニングしてやります。

　先日は気づかなかったのですが、ホーニング目が入るとくっきり立て筋が見えます。横方向両側、４気筒とも見られます。このエンジン水抜け空焚きで起きたものでしょう。圧縮抜け確実です。しかし、これで圧縮圧力は１１５psiほどあってかなり低いながらに走ります。次にエンジン降ろし解体の機会があればオーバーサイズボーリングすることにします。
　さらに難儀なことに１番ピストン頭にひびが見られます。ひびが貫通しているかを見るためにガソリン、続いて灯油をピストンの皿に溜めてみましたが、結構な速さで液面が下がります。夏のことゆえ揮発が早いのだろうと希望的観測をしましたが、空気漏れでチェックすることとしました。

　自転車チューブバルブを加工してヒビの上に押し付けて空気漏れを調べましたが、空気漏れの気配は感じられませんでした。このまま組み上げることとしましたが、今後の１番ピストンヘッド抜けには気を配らなければなりません。