ミジェットタカのブログ一覧

　週末に林道走行で頑張ったスーパーカブです。気になった点を整備します。
　スロットルをチョイ開けたところ、四、五十Km/hあたりでラフ、不正爆発が気になりました。そのあたりで混合気が濃いか薄いかなのでしょう。プラグを抜いてみるとNGK７番が焼け気味なので薄いのだろうと、キャブレタージェットニードル位置のチェックです。見るとかなりニードルは下がり目になっていましたので３段引き上げてやりました。
　CDIなので点火時期とポイントギャップ調整はありませんが、磁気センサーあたりをきれいに掃除してやりました。
　タペットノイズが気になりましたので、チェックしてイン側バルブ頭の隙間を気持ち詰めてやりました。カムチェーンがタイミングのずれることなく正しくカムスプロケットに掛かっていることも確認しました。エンジン腰上パーツを締め付けているボルトナット類は増し締めしてやりました。
　ドライブチェーンが妙にたるんでいました。前に調整してから大して日が経っていないのに、、、。林道のラフさゆえでしょうか？チェーンを張ってエンジンクランクケース左カバーを付け戻して走ると、ドライブスプロケットに掛かったチェーンがケースに当たります。ずっと前、大きなスプロケを入れた際にケース内のあちこちを削っておいたのですが、今回いじったことで当たりが新たに出ました。さらにグラインダーで増し削りです。
　ブレーキ前後ともに遊びがでかくなりましたので、詰め調整してやりました。

　前籠下ランプが点きませんのでチェックです。

　電線中芯切れでした。レッグシールド取り付けの際に挟み込んでいたせいです。使えないタコメータ付け外しの副産物です。ジジイ仕事とあきらめです。そそくさと結線しました。

　ランプハウスを開けると前照灯ランプカプラーホルダーがばらけ落ちました。小さなプラスチック破片が落ちています。在庫のカブパーツからホルダーをサルベージしてきて配線でした。
　試し走りでは調子よくなったと思われますが、長時間走らすとどうかは疑問です。

　　　氷ノ山北麓　　２０２５年８月３０日　土曜日　 　Lamp light　342ｘ250 mm

　８月末の週末、スーパーカブで氷ノ山林道を走ってきました。氷ノ山北麓、兵庫県側のスキー場をスケッチしました。日暮れが近づくとキャンパーでにぎわってきました。氷ノ山登山のためのベースキャンプとなっているようです。
　スケッチはこちらでご覧ください。
https://artytaka.main.jp/?p=3052
https://blog.goo.ne.jp/t2artyt

　林道は相当にラフで、荷物が多くて背にはリュックを背負っての走りでは、右に左に足を延ばしてはバランス取りです。TU国製アマゾン取り寄せ廉価版サイクリングパンツは履いて初日に裂けました。林道がラフ過ぎたとしておきましょう。

　日曜は休業のガソリンスタンドが多く、遠回りして日曜朝に給油です。１Lのスペア缶は持ち走っているのですが、これでは心元ありませんので。
　昨年の自転車中国山地行同様に、今回もスキー場巡りとなりました。

　鉢伏でしょうか？


　杉之原大屋スキー場です。驚いたことにプラブラシゲレンデが営業中で、スキーやボードをする人々が見えます。８月最後の週末を楽しむキャンパーでにぎやかです。


　戸倉スキー場ゲレンデです。麓のキャンプ場はイベントがあったようで非常な賑わいでした。

　フラッシングオイルをタンクに入れて、いよいよエンジン始動です。たかが２５０ｃｃ、４スト単気筒と言えども圧縮比７の低圧縮エンジン、甘く見ていました。軽量級の人間がキックを踏み下ろすのはなかなか大変です。圧縮上死点過ぎまで回しておいて、一気にキッククランクを踏み下ろします。勢いが弱いとケッチンを食らいます。右足内太腿の筋肉を傷めました。オイルタンクキャップで膝内を打ち擦って青あざができるし、、、、。踏み台を持ってきて左足キックです。ティクラー（キャブチャンバー内フロートを押し下げてオーバーフローさせ、混合気を濃厚にする機構です。）を押したりチョークを閉じたり、アクセル開度を変えてみたり、何とか掛かりました。
　キャブトンマフラーからの排気音は迫力があります。それよりもシリンダーあたりからの打音らしき、キンキンカンカン音の凄まじさに驚きました。ネット上のこの手のエンジン音を聞き調べましたが、たいがい同様に大きなエンジン音がしています。しかし、大いなる不安感は残ります。
　フラッシングオイルを抜きました。

　大した汚れ様です。
　オイルを回すと、ホース繋ぎのバンジョー根っこあちこちからオイルもれしましたのでそのパッキンを新しいものに交換です。

　エンジンオイルをタンクに２L入れます。MGミジェットで使っている、櫻製油所製２０ｗ５０、旧車御用達オイルです。

　まずはギヤオイル投入です。取説曰く「油はエンジンに使用するものと同一です。ギヤーオイルならなお結構です。」　数十年前からトラクター用にと置いてある農耕機用ギヤオイルを入れてやりました。すぐに漏れ抜ける可能性がありますし、、、。
　続いて一次チェーンケースオイルです。

　量は２５０ｃｃ。取説曰く「オイルはマシン油。オイルが濃厚ですとクラッチの切れが悪くなります。」　ホームセンター買いの１０Ｗ３０エンジンオイルを入れてやりました。（後程動き出してのことです。クラッチの切れが悪くてギヤ入れでギヤ鳴りがしますから、もっと粘度が低いオイルがよかったでしょう。）
　

コンタクトブレーカーの掃除と注脂をしてやりました。その後で、再び蓋を開けてベースプレートを外して奥の方のチェックと注脂をやってやりました。

　回転上昇に従って点火時期が早まる機構が入っています。この奥にベアリングが入っているのですが、ここからグリスを吹き込めばそこに届くのでは、と期待します。

　電線出口にはアマゾン取り寄せグロメットセットから選んでグロメットを付けて電線ショート防止です。ゴミ侵入も防げます。
　話は飛びますが、エンジン始動の頃になって点火時期調整です。

　プラグ穴方圧縮上死点を探って、それに従って上死点前５℃、これが指定時期です、にプレートを回しずらしてポイントが開く時期を合わせます。ポイント隙間は０．４ｍｍ指定です。
　さて、エンジン始動の段になってプラグの火の飛びが不安定です。結局、ヨシカワさん方からの取り寄せポイントとコンデンサーに交換しました。ポイントの軸周りの絶縁プラスリーブが割れていました。これも不調の原因の一つでしょう。

　改めて点火時期、ポイントギャップ調整です。

　左クランクケース上部に刺されたボルトを抜くとフライホイールに刻まれた印がのぞき込めます。マニュアルによると、タイミングライトを照らしこむと印が窓中に映り込めば上死点前５℃にタイミングが合っているとのことです。エンジン回転数記載はありませんが、おそらくアイドリング回転でのことでしょう。