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　長く乗ったホンダアクティの燃料ポンプには好印象を持っていたので、ヤフオクで中古リサイクル品を取り寄せ、試してみることにしました。
　試し付けで走らせましたが好調です。パイプ取り付けノズルが６ｍｍ径とこの車の８ｍｍ径燃料パイプ経路に対して細いので、工夫してパイプ接続してやりました。６６０ｃｃに対して１５００ｃｃエンジンなのですが、排ガス対策で絞られたZＳシングルキャブには十分な送油量はあるようで、少々の上り坂では燃料欠乏は起らず、電磁弁のティクトク音が忙しくなるようなこともありませんでした。
　道端に停め、エンジンを止めてキーを走行位置に回して様子を見ました。ＳＵポンプではこうすると、温まった状態では頻脈が聞こえるのです。さて、いつまでたってもティクトク音が正確に響いてきます。残念と思いながらエンジンをかけて、走り出して気が付きました。そのティクトク音は方向指示器点滅の電磁リレースイッチ音だったのです。同じ理屈で作動しますので音が似ています。しかも、2つの音源位置は上下にはなりますがほぼ同位置です。本当は燃料圧が十分に上がってポンプは止まっていたのです。ジジイにありがちな思い込み早とちりでした。
　仮置きポンプは横に寝かしてあるのですが、燃料溜り室の先端方向に横Ｇがかかるとティクトク音は忙しくなります。ちゃんとセットするときは縦に付けてやります。SUポンプは寝かしてセットしてあるのですが、ひょっとすると立てると機能正常化するかもしれません。今まであちこちで情報を調べたのですが、縦に付けろ、という情報は全くありませんでした。ただ、エア抜きのために吐出ノズルは吸い込みノズルより低くならぬように、という指示があるのみです。しかし、縦にして試す価値はありそうです。