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　前ホイールの発熱が左右で違って右ホイールのほうが熱くなります。車輪の回り具合は左右で大した違いはないように感じますが、車検時に整備士が右のほうが引きずりが大きいと懸念を抱いていました。ブレーキキャリパーピストンを調べてみることにしました。
　ブレーキ及びクラッチ系は3年前のエンジンミッション降ろしの際にほぼ完全にオーバーホールパーツ替えをしています。左右共にディスクブレーキピストン挿入がひどく硬くてプレス入れしたのが気にかかると言えばそうです。
　キャリパーを外してみましたが問題は見当たりません。しばらくするとピストンが少しせり出してきました。まったく錆び汚れは無くていい状態ですが、ブレーキグリースを塗ってやりました。ブレーキ液を垂らしてディスクパッドを押し込み戻しますが、引っ掛かりや大きな抵抗は感じられず、やはり問題ないでしょう。
　この後、２度走らせてやりましたがやはり右ホイールのほうが熱くなります。走った後に車庫に入れて、反射温度計でブレーキディスク表面温度を測ったところ、左は６０℃ほど、右は１００℃ほどでした。気にしないことにします。状態がひどくなったら対処を考えればいいことです。