ミジェットタカのブログ一覧

　サーモスタットの開きっぱなしを疑って開けてみました。あるべきはずのそれがありません！スタッドボルトは恐ろしく堅渋く、パッキンはバキバキグタグタでこびりついています。何十年もここを触った形跡がありません。ひょっとして製造組み立て時に入れ忘れた？何らかの要因で取っ払ったとしても、よっぽど初期から問題があったのでしょうし、温水制御無しで数十年、難儀しつつ動かしてきたのでしょう。


　サーモスタットがどう収まるか首をかしげましたが、こびりついた腐れパッキンやスラッジ、錆を削り取ったら内縁窪みが現れて収まりました。


　腐れパッキンを削りやすいようにと、ホースから外してやったサーモスタットカバーエルボーです。錆錆で、貫通しているはずの穴が詰まっていて通すに難儀しました。ここから圧抜きキャップ付きブリーザータンクに行きます。つまり圧が高まっても抜けなかった、ということです。オーバーヒート気味になったならラジエターが破裂していたかもしれません。
　本体はアルミで腐れは無いのですが、ホースジョイント管は鉄でひどい錆錆です。錆を落としたら案の定、穴穴です。このパーツは古い機種では簡単に買えますが、新しい１５００ｃｃモデルの物は入手困難です。どうせ接着剤補修してやるつもりですが、、、。

　

　クラッチを切る油圧シリンダーが錆錆です。変速箱の横奥にあって車体下に潜っても見づらい所にあります。錆止め処理をしてやります。

　見つけました、右席前グローブボックスの中上に。１２V（エンジンが回ると１４Vほどになります。）を１０Vに落として安定供給する電気部品です。水温計と燃料計が動かないので、メーターへの作動電源を供給するこの部品の故障を疑ったのですが、ちゃんと１０Vが出されていました。
　燃料計は入っているガソリンが少ないせいで針が振れないだけであって、注視するとわずかに動くのが確認できました。水温計は、もっと頑張ってエンジンを回すか、サーモスタット栓を交換するとかすれば動くかもしれません。

　今日は早朝から４月並みの暖かさでした。そのおかげで幌のビニールが伸びて、前ガラス上の固定バックルをかけることが、めでたくもできました。

　数年前から懸案の、バッテリー固定金具をこしらえました。ここに来た時からバッテリーは重力だけで設置されている状態でしたので。これで、この車が走り動き、停止しても、バッテリーが踊ったりフードを突き上げるようなことは無いでしょう。仮止めガムテープを接着コーキング固まり後に取れば、もうちょっとはスマートに見えるでしょう。

　今回の材料は、手っ取り早く、ホームセンターで賄いました。緩衝材は自転車の７００ｃ古タイヤです。