ミジェットタカのブログ一覧

　エンジンフードを付け戻して、いよいよ道出準備完了です。

　今年初始動のエンジンポンプです。しかし、水出口プラスチックノズルが折れており、いきなりの補修でホースを突っ込んでコーキング詰めガムテ針金留めです。
　さて、畑で水揚げ開始でしたが、そのうち止まりました。混合ガソリンが来てないようです。まずはタンクキャップの息抜き穴つまりを疑いましたが、それだけではないようです。次に疑うのは燃料吸い上げホース先のフィルター詰まりです。

　案の定、グタグタです。掃除してやったら回復しました。チェーンソーでも同じトラブルを体験しています。近所のホームセンターにこのフィルターが置かれているのは納得です。当然エアフィルターのスポンジはグズグズのバラバラで、キャブ詰まりになっていても当たり前です。で、取っ払って掃除しておきました。
　何年か前に水が入ったまま冬季に放置し、凍結によりフランジアルミ板を変形させてしまって水がたまらぬ状態になりました。それをシリコンコーキングで補修してあるのですが、そこは問題ありません。まだまだ使えます。

　CDIとデスビの配線をつなぎ、バッテリーの電気を入れていよいよエンジン始動です。掛かりません。高圧系に火花が出ません。CDI配線つなぎを間違えたかと思い、つなぎ直したりしましたがダメです。コイルへの１２V線には電気が来ています。
　こねくり回しているうちにコイルの１２Vターミナルがもげました。ここは自身でハンダ付けし、安全のためにコーキングで固めてあったところです。その中で切断されていたのです。ブレーキマスターシリンダー交換の折に、高圧コイルを動かして宙ぶらりんにしたのが敗因です。

　切断部分を修復してやりました。セル一発、問題無くエンジンはかかりました。水漏れは、ヒーターコア入口ホースのクランプ締めが緩くて少し滴下している一カ所のみでした。締めてやって問題なしです。オイル漏れは見られません。エンジンブロックから煙が立ちますが、油汚れやペイント揮発によるもので問題ないと判断しました。後輪を浮かして、スピードメーター作動、バック灯の点灯具合、そしてクラッチ作動性と変速機の機能をしっかり確かめました。すべて問題ありません。サイドブレーキも問題なく、フットブレーキは少なくとも後輪は効いています。
　これで道に戻ることができます。

　ラジエターが付きました。外すのに苦労しましたが、付けるのもパズルです。マニュアルではラジエターコアと枠をセットで付け外すように、と書いてありますが、適当な仕事で悩みつつの作業でした。Jisねじとインチねじが混じっていますし、電動ファンも付いています。ややこしさ倍増です。
　ホース類をつないで冷却水を適当に入れました。漏れる可能性が高いのでちゃんとした冷却液はもったいない、事情です。ラジエターサブタンクキャップは、エンジン降ろし前のヘッドガスケット抜け水漏れ対策で密閉ゴムを外したままです。水漏れが無ければゴムを付け戻すつもりです。それからまともなクーラントに入れ替え予定です。

エンジンミッションが乗って、降ろした時の逆手順で補機類取り付けや結線類をこなしていきます。
　エアポンプを付け、

　ベルト2本を張って、ラジエターファンも付けました。
　キャタリックコンバーター（触媒？）とエキマニをつなぎ（3個のステンレスナット締めでしたが、本来は薄い2個セットナットのw締めです。あとで、古い薄ナットを一枚ずつ足し締めしてやりました。）、ダウンパイプとエキパイをつなぎ、ダウンパイプ固定ステーをクラッチハウジング連結ボルトの一つに共締めしました。エンジンミッション引張固定太ワイヤー前金具をその右上隣りのボルトナットに共締めしました。
　ドライブシャフトフランジ連結は後輪を上げてドライブシャフトを回しつつ、4セットのボルトナットでつなぎます。ミッション側のフランジとドライブシャフト側のそれとの合わせマークを付けてはいたのですが、わかりづらくなってしまったので適当に合わせました。4か所のネジ穴は正方形でなく長方形に位置されているので、元通りの合わせ面になっているかは半々の確率です。（後で走らせたとき、何の異常もなかったので合わせ面が違っていたとしても問題なしです。）
　クラッチレリーズシリンダーをクラッチハウジングに差し込んで1セットのネジで固定しました。ブレーキエア抜き時のチョンボで、レリーズシリンダーピストンを飛ばしてしまい、その場で修復してエア抜きしてあったのですが、心配なところです。（走らせても、このままで全く問題ありませんでした。）
　スピードメタ―ケーブルをミッション後端部につけました。
　キャブレターを付けました。

　降ろし時に無駄にスロットルリンクをばらしてしまっていたので、組みたてはパズルでやたら面倒でした。インマニとキャブのあいだは断熱目的のインシュレーターを挟んで2個のナットで止めるのですが、このインシュレーターのバイパス抜き穴の位置が変です。パッキンも一枚は変な方向についています。ときにパッキンだけはインシュレーターに合わせて裏表張り替えて元通りに組みました。落ち着いたらじっくり検証したいところです。
　キャブレターの下には断熱プレートを付け戻します。愛想のない石綿かなんか素材の四角い板ですが、重要です。触媒？の熱を受けてのパーコレイション発生を起こさない仕掛けです。エアクリーナーも付け戻しました。
　そしてエミッションコントロールやら冷却液やらの配管、電気系の結線やらとこなしますが、落とし物がやたら多発しそうです。
　あと、ラジエター付けと冷却水入れが待ち受けます。