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　ピストンを入れつつコンロッドビッグエンドメタルベアリングを新品に交換しようとしました。Moss アメリカ取り寄せの品を箱から出したところ、変です。

　for Austin B series と箱に記されています。for Triumph 1500 でなければなりません。Moss が貼り付けた在庫整理表ステッカーには間違いなく小生が発注したMidget１５００のものを示す番号が示されています。Mossアメリカに問い合わせメールを入れましたが、自動対応の「受け付けました」が来たのみです。再度メールしましたが同様で、なしのつぶてです。「そのために返品票を同梱してある。黙って返品しろ。」と言うことなのでしょう。（9月12日現在、代金返金されたのを確認しました。間違った物を返送はしていないのですが、、、。連絡がずいぶん間延びしてはいましたが、誠実な対応を見せてくれました、MOSSあめりかさん。）
　元のベアリングで組もうかとしましたが、メタル表面の一部は摩耗して中の金属層が出ています。新たにe-Bayにて取り寄せ発注することにしました。そのうちイギリスから到着の予定です。

　リングをコキコキして溝底のごみ糟を落とし、リングの隙間をエンジン縦とその直角方向にならぬように、重ならぬように配置し、シリンダーに入れます。リングを抑え込めば入るだろうと、ホンダカブエンジン同様に思っていたのですが、無理でした。
　そこでホームセンターからホースバンドクリップを2個買ってきて、手持ちのアルミ薄板を切って丸めてリングコンプレッサーを作りました。2個は入れましたが3個目は無理です。柔いアルミが削れたりヘタッたりでダメです。で、銅板の登場です。

　これで残りの2個を入れましたが、3個目のピストンで削れたアルミがリング回りにくっついていたりしたことに思い至り、全部抜いて点検掃除することにしました。案の定、アルミやら銅やらのカスがリングあたりに付いているのがありました。
　リングコンプレッサーは高価な工具ではありませんので、モノタロウから取り寄せました。これで楽に安心してピストン入れができます。