ミジェットタカのブログ一覧

　酷暑の中のお出かけとはいえ、水温計は上がりっぱなしです。エンジン降ろし前から標準プラグ熱価のNGK5番が真っ白でしたし、混合気を濃い目にしたほうがよいかと思い、特殊工具でメインジェットニードルをチョイ引き上げました。

　冷却系内圧が上がったときにおこった液漏れはヒーターコアラジエターの破れだと思ってばらしました。



　確認しましたが破れ、漏れは無いようです。洗ったり掃除したりで元に戻しました。（これでファブリーズの匂いは完全に消えたでしょう（笑））おそらくこの回りのホースつなぎ目からの洩れだったのだろうと思います。この後、パッキン無しキャップを付けた状態ではありますが漏れは見られません。

　今まではヘッドガスケット水漏れ対策で、ラジエタータンクキャップの保圧ゴムパッキンを外して乗っていました。ちょっと贅沢なガスケットをおごったことですし、パッキン付きキャップに変えてみました。
　猛暑の午後に用足しで出て、水温計レッドゾーンに入りかけの指針をにらみつけ、ヒーターを掛けたりしながら戻ってきました。車庫に入れてエンジンを止めたらすぐに、エンジンの後方で冷却液が漏れ出しました。スワ、またもガスケット抜けか、と青ざめましたがそうでもなさそうです。ヒーターコアあたりからの漏水のようです。ヒーターラジエターコアの破れかと思いました。
　何はともあれタンクキャップを保圧ゴムパッキンなしに付け戻しました。水漏れ補修とオーバーヒート対策は後日の課題です。

　ボンネットを上げてエンジンをかけたところ、すさまじい破壊音が響き渡り、驚いてエンジンを止めました。何かが壊れたかと怯えました。ヘッド増し締めの際にヘッド上に工具を置き忘れたかと案じ、カバーをはずして調べたりしました。異常は見つからず疑心暗鬼のままにその日は作業を終えました。後日、やはりボンネットを上げてエンジンをかけたところ同じ音が響きました。やっとそれがボンネットの支え竹筒が外れてコンクリート上に落っこちた音だと気づきました。
　ボンネット支えは右端のみで左側が歪み下がるので、竹筒で左サイドを支えていたのです。竹筒は見放して、農用ポリマルチの巻き芯紙筒で支えることにしました。

　ヘッドガスケットにちょっと上等なPayenガスケットを張り込みました。ネット上の情報で、このガスケットは冷熱のサイクルを3回繰り返したらヘッドを増し締めするとよい、とありました。いつかは必要とは思っていましたが、始めにこれをやっておいてすむことなら、今がやり時です。
　ロッカーシャフトを外して、トルクレンチ締めです。トルク値はスタッドボルトナット供給者のARPが推奨するところの６０Nfm設定です。10か所すべて１０°ほど締まりました。一カ所はエキマニへのエアインジェクションパイプノズルを緩めないとボックスが掛からないので難儀しましたが。

　ロッカーシャフトを付け戻して、バルブギャップを調べましたがあまり変化はなく、広がったとしても０，０５ｍｍ程度なので手を付けずにカバーを乗せました。