ミジェットタカのブログ一覧

　スイングアームの汚れを落とし、怪しげに塗られたシルバーペイントを落とすとオリジナルの白ペイントが姿を現しました。ホワイトダックスの証です。
　下処理をしてペイントです。

　40年以上前のオラが仕事の再現をとシルバーに塗りましたが、思い直して黒塗りにしました。当初はインナーチューブタイプのフロントフォークにしていたのですが、今は黒いカバーのついたアウタースプリングタイプです。前フォークの黒色に同調させました。ホワイトダックスから虎ダックスに変身しそうです。

　掃除したクランクケースカバーですが、割れ穴が開いています。チェーン巻き込みか何かで割れたのでしょう。穴埋めします。裏から鉄板をエポキシ貼りし、穴へこみ部にも鉄板小片をはめ込み、パテ盛してプライマーをかけてシルバー塗り、クリヤーかけです。

　スプロケットチェーン外しに先立って外した左側クランクケースカバーはひどい汚れです。スプロケット出力軸のオイルシール抜けのせいでしょう、オイルと泥土が混じったヘドロ汚れです。灯油でガリガリと落としました。使ったゴム手は、

ふやけてブヨブヨ、そっくり返っています。ゴム部品掃除に灯油を使ってはいけないと知ったのはそう遠くない昔です。この手袋を見れば納得です。

　車体とエンジン部が分離されました。2本のシャフトボルトを抜くだけです。中学生の頃、イセキのタフ号の車体にカブのエンジンだったか、カブの車体にタフ号の2ストエンジンだったか、そのエンジンを一本のシャフトボルトボルトと八番線で吊り下げて走らせたものです。そこには先に逝った友人がいました。
　車なんぞはゴムを介して乗せてあります。エンジン積みはテーゲーで走るものです。

　後ろ回りを外します。前スプロケ（15枚歯）を外します。

　後ろスプロケ（３８枚歯）は良くちびて鋭い歯を持つ凶器のようです。

　カブのスプロケを使い回しできぬかと思いましたが、構造が違いました。

　この手の車種は部品が豊富で調達に苦労しません。歯数の選択も幅広く出来ます。
　スイングアーム取り付け貫通長ボルトナットは硬く、ハンマーインパクトレンチの登場です。

　難なく緩んでスイングアームが外され、すっきりしました。