ミジェットタカのブログ一覧

　アクセルワイヤーの取り回しをスムーズに簡素化するために、１２Vカブ用アクセルワイヤーケーブルを使い、アウターケーブルを数センチ切り詰めることにしました。インナーワイヤーが通ったままにアウターだけを切るのは至難の業です。やすりで削りちぎることになりました。

　おかげでアクセルワイヤーがすっきり収まりました。しかし、やはりインナーワイヤーが少し傷みましたので、この後にはインナーワイヤーささくれとかになる可能性大です。


　フロントランプハウス内配線つなぎです。電線配色が変わっている部分がありますし、ギボシ端子を確実に接続させるためには注意と根気が必要です。ランプハウス配線出入り穴にはグロメットが付いていませんので、ビニールホースを切り開いたものを貼り付けて、電線こすれ切れショート防止を狙います。
　ウインカー点灯チェックをしたところ、右前と左後ろが点きません。OHVカブの電装不調を思いだしました。前オーナーがきれいに再塗装していたのですが、キースイッチが塗装のために接地不良を起こしていたのです。なので、前の右と左のウインカーステーを電通してやったところ、ともりました。フォークカバーにプラスチックワッシャーをかましたことでも接地不良となったとも考えられます。後ろウインカーはギボシ端子つながり不良でした。

　相当パズリーなスピードメタ―取り付けをこなして、

　シートを付ければ完成です。

　フロント回りの組付けです。

　フロントフォークが付きました。

　ロードバイクタイヤを切ったパッドをかましてフェンダーステーを締め付けます。フォークアウターチューブには削れてへこんだ跡がありますので、それが進まぬようにとの対策です。前輪も付きました。スピードメーター駆動部がはまり噛み合っていることを確認して組むことが肝要です。

　やはりバイクタイヤを切ったバンドをネジ止めして、前に出る配線を保持します。この部分の電線はハンドル切り角に応じて動くので、ストレスでの電線切れに配慮が必要です。まして古い電線は柔軟性が減ってますのでなおさらです。

　ランプハウスが付きました。そしてハンドルが付き、メーターを付けようとしたところで気付きました。

　ハンドルを付ける時にメーターステーを共締めにするべきでした。ところが、さらにはステーが表裏逆に組んでありました。ジジイ仕事のｗミスです。その上にフォークに入るべきプラスチックダンパーワッシャーが一個残っていました。片一方はちぎれ落ちたか入れ忘れかでありません。もう一個あつらえねばと、別置きしていたのを忘れていたのです。水道ホースで作りました。
　さて、プラスチックワッシャーを入れるために、あちこち外したり緩めたりしてフォークを抜き始めたのですが、途中で気付きました。それをかますのはインナーチューブのてっぺんとそのカバーのてっぺん内側の間だと。（後に、ウインカーの片方が点かないのですが、このプラスチックワッシャーを入れ忘れたままならばともった可能性大です。ワッシャーが無くてもがたはありませんし、接触部の金属がちびてガタが出てもヘッドライトの安定性が悪くなるぐらいのことだと思われます。）つまり、フォークなんぞをいじらなくても、アッパーステープレートを外しさえすればよかったのだと。ジジイ仕事の上塗りでした。

　後輪が付き、チェーンを掛けます。チェーンを切るのに難儀です。工具箱にあったチェーンカッターなるものを使ったのですが、カムチェーン用の小さなものだったようです。中途半端にピンが引っかかって余計に難儀しました。自転車用シマノチェーンカッターを引っ張り出しましたが全く及びでない。ギヤプラーなんぞまで引っ張り出してやっと切り離しました。大昔からやっていたようにグラインダーでピン頭を削り落とせば何の苦もなかったのですが。


　キャブレターとエアクリーナーが付きました。インマニとの関係もあって結構パズルです。


　エンジン下にサイドスタンド付きステップバーを取り付けました。これで自立させる準備完了です。本来、フレーム下部にメインスタンドが付いているはずですが、外されてありません。おそらく軽量化目的で取っ払ったのでしょう、オラ自身で。

　再塗装したフレームに組み上がったエンジンが付きました。

　タンクにガソリンホースを付けて車体内に格納しました。（ホースをギリギリでカットしたがために、予備とオープンとホースを差し替えることが難しく、二分の一の確率勝負に負けて予備とオープンの切り替えが逆になってしまいました。）リヤスイングアームも付きました。バッテリー回りの配線がつながれ、後ろランプセットが付きました。（ここの結線のひとつが甘く、ストップランプが点かぬことになります。）

　この時点で点火高圧コイルを付け忘れたことに気付きました。これを付けるにはエンジンが外れていることが必要です。エンジン付け外しを繰り返す羽目になりました。ジジイ仕事の常です。後輪とチェーンがまだ付いていないだけましだったというものです。

　エンジン組み立てです。ヤフオク取り寄せクランクが入りました。

　クラッチを付けてモノタロウ取り寄せロックナットとゆるみ止めワッシャーで締め付けます。（この工程でミスがあったらしく、ずっと後での初動かしでクラッチが切れぬ事象発覚となります。）

　カムチェーンは新品に交換です。

　変速はちゃんと機能しますし、クランクもスムーズに回ります。スターターキックも正常です。腰上取り付けです。

　形になりました。１２Vシリンダーが入っています。６Vのものと比較してみたところ同じに見えたのです。ところがクランクを回すと上死点でカックンとします。ピストンが突き当たるのです。バルブを閉じたまま動かなくしていてもカックンです。幸いなことにバルブ突きではなくて、燃焼室の下ヘリで当たったのでしょう。このままでもエンジンは回ったでしょうがそのうち壊れたでしょう。１２Vのものは６Vのシリンダーに比べて１～２ｍｍほど短かったようです。
　カムチェーン削り溝のついたカブシリンダーを新たに組み込んでエンジン完成です。