ミジェットタカのブログ一覧

　35℃のカンカン照りの真昼に買い物行でした。相当な意気込みでの冒険でした。ヒーター回路は締めてあります。帰路には水温計指針はレッドゾーンに入りました。持参した霧吹きでラジエターに水を噴霧してやりましたが、水温計に変化はなくて効果はないと思われました。それでも冷却水が沸騰するようではなくて問題なく行き来ができました。
　燃料ポンプには相当大掛かりなオーバーヒート対策を施したのですが、効果のほどは感じられずに頻脈は収まりませんでした。次の対策としてはキャブレターの遮熱効果を高めることが考えられます。
　とりあえず、片道十数kmの田舎道平たん路酷暑往復走りはこなせる目途が立ちました。

　登録して自賠責もかけましたので、調子診にダム湖までチョイ乗りです。
　エンジンオイルにじみはヘッドナット増し締めで完全に止まりました。しかし、排気管からかなり煙りを吹きます。ヘッドを外さねばならぬか、と思案しましたが、帰路には無煙となりました。マフラー内に錆止め目的で流し込んだオイルが焼けたためでした。
　全開は振動が多いものの好調に走りますが、低中速ではしゃくります。どうも混合気が薄い感じです。ジェットニードルを引き上げて診なければなりません。だめなら点火系をいじります。プラグチェックから点火時期ポイントギャップチェック、最後の手を入れるところとしては、コンデンサー交換でしょう。

　取り置き部品箱の中に残っていました。レッグシールド保持プレートです。付けました。もう忘れ物はないことを祈ります。

　使い回しのチェーンですが、20年ほど前、このカブを買った後で新品にしてありました。油っ気も十分あるのですが、この際にチェーンルブを掛けておこうと思い立ちました。チェーンカバーに付くメインテナンス穴ゴム蓋を外せば済みますが、それより下チェーンカバーを外したほうが楽に思えましたので、写真の通りです。上下カバーのかみ合わせがあっていないままに組み付けていたようで（上塗りした塗膜の厚みによる弊害です）、これによりしっかり組付けなおすことができて幸いでした。
　エンジンクランクケース背圧逃がしの小穴がドライブスプロケットの上部クランクケース側壁にあいていて、油っ気を含んだ蒸気がチェーンにかかりますので、チェーン注油の必要性はさほどないよう設計されているようです。

　エンジンオイル交換です。そこいらにある10W40を入れました。ついでにチェーンテンショナー押し棒チェックです。目を離したすきに勝手に抜け落ちて上下がわからなくなりました。こうだろうと思う方向でとりあえず差し込みました。しかし不安なので方向確認しました。部品取り行灯カブを調べましたが、これが抜けてきません。そうそう、古い「オートバイ」誌にC10０の部品構成図があった、と見ましたが相当するものが見当たりません。当たり前ですｃ１００はＯＨＶでカムチェーンテンショナーなんぞがあるはずがありません。苦笑いです。ジジイのすることは、、、。１２Vカブエンジンを見たところ、押し棒を上下逆に差し込んだことを認知させられました。さて抜こうとしましたが抜けません。思わぬ時に勝手に抜け落ちたのに、、、。ふと気づいてパーツクリーナーを吹き込んでやると抜け落ちてきました。合成樹脂キャップが付いているほうが上になります。


　後日、エンジンオイルが少量漏れたれ落ちているのを確認しました。ヘドロ汚れまみれでは気が付かなかったものですが、きれいに掃除するとすぐわかります。シリンダーベースあたりからのもののようです。シリンダー、ヘッド締め付けナットを増し締めしてやりましたが、どうでしょう？このエンジンは新車販売以降、まったく手付かず、無垢のオリジナルだと思われます。希少です。