ミジェットタカのブログ一覧

　先日のレストア後初チョイ乗りで、中低速でしゃくりがありました。空燃比が薄い感じでしたのでジェットニードル調整です。
　外してみたら一番薄くなる最上段にEピンがセットされていました。自分でセットしたものかもしれませんが記憶にありません。ずっとこうだったかもしれません。キャブレターばらし掃除やエアクリーナーフィルター掃除をして、以前と空燃比が変わったのかもしれません。
　2段下げて真ん中位置にピンを刺し止めてやりました。試走したところ、しゃくりは無くなってメーター読み法定速度以内走行でもストレスなく走れるようになりました。
　MGミゼット１５００のZSキャブもこうあってほしいものです。そいつはニードルを上が下げしようが、スローエアージェットを絞ろうが開こうが、バイパスエアー調整ネジを締めようが開けようが、ほとんど変化しないのですから。

　シートベルトがねじれるので何とかしよう、です。床の先端固定部を外そうとしましたが、止めボルトが共回りします。巻き取り器のほうを外してねじり戻すことにしました。
　巻き取り器を外して手にしたところ、引き出したベルトを巻き込みません。横のプラカバーを2本のビスを抜いて外すと、、、、。ゼンマイバネが飛び出してきました。たいがい、この手のゼンマイ仕掛けは元に戻すのが大変です。

　何とか工夫してバネを戻しました。さて、判明したことには、ベルト出し、巻き戻しをコントロールするストッパーは重力によって作用しています。つまり通常に設置した向きでしか正常機能できないのです。無駄仕事をしました。
　ひとひねりして巻き取り器を固定し、ベルトねじれは解消しました。
　もうひと仕事。ベルトを着用すると上部が首にかかったりで不快です。ですから、シートバック上部にベルトフォルダーを工作しました。木片と自転車タイヤ片からできています。タイヤ片は燃料ポンプを固定していたものです。引き出したベルトの巻き戻りは渋いのですが、着用感は格段に良くなりました。安全性も向上したでしょう。

　オリジナル燃料ポンプはエンジンで駆動される機械式なのですが、ソリッドステート式US電磁ポンプに変えられて助手席に設置されています。しかし、発熱冷却に問題があるようで、その対策です。

　エンジンルーム内の燃料配管にはアルミフォイルを巻きつけてあるのですが、車室内燃料ポンプ側もアルミフォイルで断熱処理です。
　ポンプボディーを自転車タイヤで包むようにして固定してあるのですが、これが放熱を害していると思われます。アルミ板で放熱板を兼ねての固定ステーとしました。

　カバーをかけて、貰い物の１２Vカー扇風機を設置して完成です。
　さて、効果のほどは？　猛暑日の走行検証では、頻脈は収まらずに効果のほどは見られませんでした。次はキャブレターの断熱遮蔽向上処理です。

　リアランププラレンズカバーを上下逆に付けていました。笑えるジジイ仕事です。笑えぬジジイ仕事が潜んでいないことを祈ります。